「バイトを始めてみたい!お金が欲しいので働きたい!けどなかなか一歩を踏み出せない」「バイトをはじめてみたは良いけれど、心配なことが多くて行きたくない」こんな気持ちを抱いていませんか?
こちらの記事では、バイトを始める前の不安なことから、バイトを始めたあとの悩みの原因と、それらを解消する方法を紹介していきます!
バイトのなにに対して不安を抱えているのか?
バイトに対する不安の原因の発生箇所は以下の2点に大きく分けられます。
- 『バイトを始める前に抱える不安』
- 『バイトを始めたあとの不安』
これら2点をさらに分けて解説していきます。
バイトに対して漠然と不安を抱えている方は、以下を参考に自分がどの点に対してより不安に思っているのかを明確にしてみてください。それも解消につながるひとつの手がかりになります。
バイトを始める前から不安?
これからバイトを始めよう、応募をしようと思っている時点で不安感を募らせていませんか?
バイト前に抱える不安の原因と解消法をそれぞれ解説していきます。
対人スキルに自信がない
知らない人とのコミュニケーションを取るのは苦手・怖いという方は少なくないと思います。
バイトに限らず、働く上で人とのコミュニケーションは避けては通れない道ですが、できる限り他人との交流が少ないバイトを選ぶことはできます。
おすすめはコンビニやスーパーなどの商品の品出しができる仕事です。品出し作業は社員さんに指示を受けたり、引継ぎをする以外で会話が必要な場面が少ないです。
また、春〜初夏にかけて応募するのもおすすめです!バイトを始める人が多い時期なので、自分以外にも新人がいる環境は働きやすいでしょう。
応募の電話が苦手
応募の電話でなにを話したらいいかわからない・緊張してしまってできない人は台本を作り、声に出して練習してみましょう!また、自分の対面にスマホを置いて、通話をスピーカーにして『スマホと話す』ようにしてみると幾分か緊張感がやわらぐので試してみてください。
『お忙しいところ失礼します、アルバイトの募集を見てお電話いたしました、〇〇と申します。△△(バイトの種類)のアルバイトはまだ募集中でしょうか?』
『面接をしていただきたいのですが可能でしょうか?』
『それでは〇月〇日の△時に面接を希望いたします。』
『ありがとうございます、それでは〇月〇日に伺わせていただきます、よろしくお願いいたします。ありがとうございました、失礼いたします。』
電話の際はメモを用意して、面接の日時、必要な持ち物などをメモするようにしましょう。聞こえなったら「もう一度よろしいでしょうか?」と聞き返して大丈夫です!
履歴書ってなにを書いたらいいの?
『志望動機』『自己アピール』、なにを書けばいいのかわからないですよね。
後から履歴書の内容を掘り返されたりはしないので多少の嘘があっても大丈夫です!自分をよく見せるためになにが書けるか考えていきましょう!
書き間違えたら修正テープなどは使用せず、新しい用紙に書きなおしましょう。たくさん間違えてもいいように、履歴書は大目に購入することをおすすめします。
提出の際に封筒に入れるなどの指定がないときは、透明なクリアファイルにいれて持参すると良いです。
志望動機
『バイトをはじめようと思ったきっかけは?』『なぜそのバイトを希望したのか?』『なぜこのお店で働きたいのか?』などを5行ほど書いてみましょう。
使いやすそうな文章をいくつかまとめてみました。
- 「自分で使うお金を自分で稼ぐため」「学費を稼ぐため」
- 「社会経験がしたい」
- 「言葉遣いやマナーを学びたい」
- 「以前からよく利用していてなじみがある」
- 「家(学校)が近く、学業との両立がしやすい」
- 「働く時間帯がちょうどいい」
なにを書いたらいいのかわからない人はこれらの文章を参考に、自分の言葉にして記入しましょう。
自己アピール
部活や習い事、なにか熱中できる趣味がある人は書きやすいですよね。そこでなにを大事に思い、どのくらいの熱量をもって取り組んでいるのかを、こちらも5行ほど書きましょう。
「部活にはいっていない」「胸を張って紹介できる趣味もない」という人も、以下の文章を参考に書いてみてください。
- 「日ごろから学校の授業の内容を予習し、日々努力している」…「仕事をはやく的確に覚えようと努力できる」
- 「人と話すことが得意。すぐに周りの人と打ち解けられる」…「良好な人間関係を築いていける」
- 「以前〇〇のアルバイトをしていた」…「そこで〇〇を身につけた」
他にバイト経験がある方は、そこで得たスキルや知識をどういう風に生かしていくか、ということも書けますね。
本人希望記入欄
『週何日入りたいか』『入れない曜日があるか』『平日、土日の出勤時間の希望』などを記入します。
あまりたくさん書きすぎると、お店側の需要と合わずに不採用となってしまう可能性があるので、ほどほどにしておきましょう。
語尾は「~を希望いたします」「~をお願いしたく思っております」のようにしましょう。
特に希望がない場合は「(バイトの種類)を希望いたします」や「貴社の規定に従います」の一文を記入します。
面接で緊張してしまう
応募の電話の先にあるのは面接ですが、これを一番不安に思っている方が多いのではないでしょうか?
「面接に失敗したらどうしよう」と怖くなりますよね。受験や就活の面接ではないので、万が一失敗してもあなたの人生に大きな影響はありません。リラックスして挑んでください!
「今日アルバイトの面接をお願いしていました〇〇です」と、着いたら自分が誰で何をしにきたのかを伝えましょう。
『よろしくおねがいします』『ありがとうございました』などの挨拶はしっかりしましょう。面接する方以外の従業員とすれ違ったら「こんにちは」と挨拶すると好印象です!
よく質問されること
質問されたことを端的にわかりやすく話しましょう。「たくさん喋ったりできない!」と思っている方、大丈夫です!長くスピーチする必要はまったくありません。
よく聞かれる質問をまとめました。
- 志望動機
- 長所と短所(自己アピール)
- 希望シフト
- 初出勤の希望日・通勤手段
- その他の質問
志望動機、自己アピールについては履歴書と同じ内容を話しましょう。丸暗記しなくても大丈夫です。履歴書に書いたことを省略したり、プラスで一言加えたりしてわかりやすく言い換えて話しましょう。自己アピールについては、短所からはじめて、その短所を長所に言い換えておわると良いです。
「なにか質問はありますか?」と聞かれて特に質問がなければ、『お給料の締め日と支払日』『初出勤のときに必要なもの』を尋ねてみると良いです!
緊張してうまく言葉がでてこない
先ほども書きましたが、アルバイトの面接は受験や就活ではないので、肩のちからを抜いていきましょう。少し言葉が詰まっても気にせず続けてください。
無理に言い慣れない敬語は使おうとすると余計に緊張します。「よろしいでしょうか?」は「いいですか?・大丈夫ですか?」、「~しており」は「~していて」など、普段使っている言葉で話しても問題ありません。とはいえタメ口は厳禁!です!
相手の目を見て話すと緊張してしまうので、鼻の先や眉間を見るようにすると良いです。
応募前の準備はOK!でも出勤後が不安?
応募する前も緊張や不安はありますが、仕事内容や人間関係など、バイトが決まった先にも心配なことはありますよね。
次の項目からはバイトの中で想定される不安の原因と解消法を解説していきます!
職場にうまくなじめるか心配
パートさんやアルバイトなど、それぞれ年代の違う人がたくさんいる環境にひとりで飛び込むのは怖いですよね。
初日から浮かない、嫌われない、好印象を持たれるために必要なのは『挨拶と返事』『年上、先輩への対応』です!
挨拶と返事を第一に
第一印象はとても大事です。挨拶と返事を相手に聞こえる声ではっきりとするように意識してみましょう!むしろ、恥ずかしがって挨拶と返事をしないことの方が『恥ずかしいこと』です。挨拶と返事は、誰にでもできるとても簡単で重要なコミュニケーションです。
はじめてあった人には「今日から入りました〇〇です、よろしくお願いします」 と、自己紹介をしましょう。
出勤したら『おはようございます』『こんにちは』、帰るときは『お先に失礼します』『お疲れ様です』と挨拶します。黙って帰ってしまうと印象が良くないので、他の従業員に一声かけて帰ると良いです。
パートさんや先輩バイトさんからの印象
年上の人やパートさんは、最初は少し怖く感じますよね。相手も、新人がどんな人なのかわからず、対応に困っているかもしれません。そんなときは自分の印象を良くして、相手に自分はいい人だと思ってもらうようにしましょう!
難しく感じる言い方をしましたが、方法はとても簡単です。それは、メモを取ることです。
メモを取ると、特にパートさんからの印象が良くなります。「メモを取らないと覚えられないの?」なんて思われることはないので安心してください。メモを取っていると、「真面目に仕事を覚えようとしてくれているんだ」と感じてもらえるでしょう。取ったメモは暇な時間や通勤中に軽く読み返すと良いです。
メモ書きに集中してしまって話を聞き落としそう、という人は「メモ取りたいので待ってもらっていいですか」「さっきのところをもう一度教えてください」と素直に伝えましょう。
ミスして怒られるのが怖い
誰しもミスをして怒られるのは怖いですよね。誰かに怒られたことでトラウマになり、バイトなんてできないと思ってしまっていませんか?
ですが、新しいことを覚えるまでに失敗はつきものです。そして、みんな『新人』から始まっているということを忘れないでください。ベテランのパートや社員さんも、新人でわからないことばかりの時期があり、まったくミスせず怒られず今まで働いてきた人はいません。
わからないことがあったら必ず周りの人に聞きましょう。自分ひとりで対応するより、わかる人を探して教わりながら一緒にやる方が、ミスを回避できて仕事を覚える機会にもなります。
ミスをしてしまったらとにかく『正直に謝り、申し訳なさそうにみえる態度でいる』こと。自分が起こしたミスなのに本人が他人事のような態度をしてはいけません。反省したら、気持ちを切り替えて次の仕事に取り組みましょう!
お話ができる先輩ができたら、「先輩が新人の頃はどうしていましたか」と相談してみると良いです。今の『仕事ができる先輩』ではなく、自分と同じように『新人だった頃』のことを聞くと、仕事を覚えるコツを知ることができるかもしれませんし、先輩との交流にもつながります。
いやなことがあってつらい
「意地悪をしてくる人がいて怖い」「雰囲気や仕事が自分にあわない」と悩んでいる方もいると思います。自分の努力だけではどうしようもできないこともありますよね。
無理してつらい環境で仕事を続ける必要はありません!バイトを辞めてしまう、バイト先を変えてしまうこともひとつの選択肢です。
条件に合うバイト募集をしているのはそのお店だけではないはず。人手が欲しい職場はたくさんあります。
次のバイト面接でバイトを辞めた理由を聞かれたら、「違う仕事を経験したくなったから」などのポジティブに受け取ってもらえることを言うようにしましょう。
バイトの不安や悩みの解決法まとめ
いかがでしたか?バイトに対する不安は少しでも解消されたでしょうか。
以下に今回紹介した『バイトの不安の原因と対応』をまとめます。
- 「人と接するのが苦手」→「会話の機会が少ない職種を選ぶ」
- 「応募の電話に緊張する」→「台本を用意する」
- 「履歴書に書けることがない」→「多少の嘘は問題ない」
- 「面接でうまくしゃべれないかも」→「長くスピーチしなくて良い」
- 「職場の年上の人が怖い」→「ハキハキ挨拶と返事からはじめよう」
- 「失敗したくない」→「みんな失敗は経験するもの。メモは取って損なし」
- 「いやなバイト先だった」→「辞めてほかのバイトに変える」
まずはこれらの不安や怖い気持ちを解消して、バイトに生きやすい環境を自分で作りましょう!
バイト先の人たちは敵ではありません。人手が欲しくて募集して、あなたを採用した時点で歓迎されているのです。不安を克服して楽しくバイトを続けていけたら良いですね。