念願の歯学部にやっと入れた。でも私立は学費が高いので親にこれ以上負担をかけられない。遊ぶ金くらいは自分で稼ごう。とはいっても勉強は忙しいし、どんなバイトなら効率よく稼げるかわからない、また歯科医になったときに役立つバイトが知りたい、と思っていませんか。
私立の歯学部生のバイト事情を徹底調査し、人気バイトや月収を紹介します。
歯学部生でもアルバイトは可能?
歯学部の学生は学業が忙しくてアルバイトなんかしている暇がない、というイメージがあります。
確かに、歯学部は学ばなければならないこともたくさんあり、卒業とともに歯科医師免許を取得することを目的とするため、勉強に時間を割くことは多くなります。
とはいっても、歯学部生が全くアルバイトができない、というわけではありません。
- 歯学部生のアルバイト事情
- 歯学部1-2年生のアルバイト事情
- 歯学部3年生以上のアルバイト事情
について見ていきましょう。
歯学部生のアルバイト事情
歯学部生は必修科目が多いため授業を休めないので、実際にバイトに割ける時間は平日なら授業が終わった夕方以降と学校が休みの土日祝日となります。
平日なら、バイトできるのは長くて3-4時間程度です。
土日祝日にバイトできる時間は長くても7-8時間程度でしょう。
歯学部生は忙しく、バイト以外にも授業・試験・実習があるので、バイトの時間はさらに限られてきます。
これらを総合して考えると週10-20時間程度が現実的です。
歯学部1-2年生のアルバイト事情
歯学部生であっても、臨床歯学などの専門授業に入る前の、一般教養中心の1-2年生ならアルバイトをすることはできます。
しかし、普通の大学生のようにアルバイトができるかというと、なかなか難しいでしょう。歯学部などの資格取得系学部では学ぶことがとても多く、学業が忙しいからです。
平日は朝から夕方まで授業があり、普通の大学生のように自分で授業時間を組み、空き時間を作ってバイトをする、というような働き方はできません。
アルバイトをするなら平日の授業が終わった夕方から夜の短い時間、そして土日祝日などに限られます。
歯学部3年生以上のアルバイト事情
歯学部生は、3年生から臨床歯学の講義が始まります。特に臨床歯学は、歯科医師として働くときに非常に重要な内容です。学ぶ内容も膨大で、知識の正確さも要求されますので、勉強時間も十分必要です。
4年生になると、CBT、OSCEという医療系大学間共用試験が行われます。専用の対策が必要ですし、これらを突破できないと進級できない大学が多いです。5年生以降になると、臨床実習も始まります。6年生では大学独自の卒業試験もあります。歯学部のある大学、特に私立は歯科医師免許の合格率で実績を測られ大学受験率に反映されますから大学も必死で、国家試験より難易度は高いです。卒業試験に満たない学生は卒業できず、留年となってしまいます。
そのため、3年生以降は、アルバイトに割ける時間は非常に少なくなります。
歯学部生におすすめのアルバイト3選
勉強、実習、試験と何かと忙しい歯学部生におすすめのアルバイトを3つ厳選してお伝えします。
- 家庭教師
- 模試採点
- 歯科助手
について見ていきましょう。
家庭教師
歯学部に合格したあなたなら大学受験までの内容であれば、受験勉強を活かして家庭教師として働けるでしょう。また、人に教えることは歯科医師になってから必要なスキルであり、それを磨くこともできます。
出身の予備校から家庭教師のアルバイトをしませんか、と勧められることもありますので、探すのは難しくありません。
時給が良いのが何よりもおすすめで、普通のアルバイトの2.5倍ほどの収入が得られる場合もあります。高校生に対しては2,000円-3,000円、大学受験の場合は2,500円-5,000円と言われており、週2回2時間、月に20時間働いたとして4-5万円程度は稼げるかもしれません。
ご家庭によっては食事やおやつをいただけることもあります。最近ではオンラインで教える形式のものもあり、移動時間をとられずに働く選択肢もあります。
ただし、生徒や生徒の親との相性は重要ですし、成績をあげることはもちろん、特に受験生となると責任が伴います。また、信頼されすぎて次々と生徒を紹介されたり、生徒のことを思うと自分の学業が忙しいからと言ってすぐ辞めることは難しい、という面もあります。
模試採点
家庭教師のように受験勉強の成果を活かすには、塾などの模試採点のアルバイトもあります。塾によっては採用試験がありますので、確実に受かり採点もしやすい得意な科目を選びましょう。
何と言っても曜日や時間が固定されないため、働きたい時間を選べる、自宅でもできるなど、スキマ時間の活用ができます。家庭教師のように生徒とのしがらみもないので学業が忙しくなった時には辞めやすいでしょう。また、マニュアルにのっとって採点する、疑問点はオンラインでバイトリーダーに質問できる、という仕組みもあります。
ただし、1枚数円の歩合制ですので、だらだらと時間を無駄にしてしまわないように気を付けましょう。また、受注の量を見誤ると処理しきれなくなります。黙々と採点をこなす環境なので、バイト仲間はができにくいかも知れません。
歯科助手
歯科助手とは歯科医院で歯科医師の助手を務めるという仕事です。将来歯科医師を目指している歯学部生なら将来に活かすことができます。
歯学部生というところから、歯科の勉強をしていることは明らかなので、他の学部生よりも採用してもらいやすいですし、院長先生がご自身の経験から歯学部の勉強の忙しさを分かってくださっているので、試験前などにお休みを頂きやすい環境であることが多いです。
また実家が歯科医院という家庭も多く、実家の手伝いをするという方法もあります。さらに先生や先輩から大学近くにある歯科医院のアルバイト情報が回ってくることもあり、歯学部生が見つけやすいアルバイトです。
実際に開業医での診療の様子を見れたり、特に低学年にとっては器具の名前、大まかな治療の流れを知ることができるのは歯科助手バイトのメリットです。患者さんとのコミュニケーション能力を磨くこともできます。さらに受付や歯科技工士さんとの連携もかけがえのない経験になります。
ただし、歯科助手の平均時給は1,400円と言われ、一般に医療現場の助手という仕事の時給は他の職種と比較すると低い傾向にあるのと、医療現場は時間通りに終わらないこともあります。
私立の歯学部生のバイト事情まとめ
本業を忘れない様にすれば、アルバイトは可能です。歯科医になる前に経験した仕事は、人生の役に立つでしょう。無理のない範囲で勉強以外にも色々体験しておくことは、それ自体は良いことです。また、将来歯科医師になったときに役立つでしょう。
ここに紹介したもの以外にもバイトの種類は沢山ありますし、もっと高給のバイトもあるとでしょう。しかし、単に遊びのために収入を得たい理由でしたら、アルバイトしすぎで留年すれば1年で学費300〜400万円くらいは軽く飛びます。私立はもっとかかるでしょう。1年卒業が遅ければ、1年歯科医師として働く期間も短くなるので、1年分の歯科医師の年収分も無駄になります。結局1年留年で1年学費プラス1年歯科医師給料は飛ぶことになるので、かなりの額になります。
できるだけこれまでの受験経験を活かす、あるいはこれからの歯科医師としての活動に役立つという観点でバイトを選んでみましょう。
このように、バイト選び、バイトをする時期には十分気を付けて学生生活を有意義に過ごしてください。