心理系の大学院生はどのくらい勉強や実習で忙しいのか?アルバイトはできるのかについて、体験談をもとに大学院生活の実態などをまとめました。実は、多くの人がアルバイトをしているのが実態です。賢くバイトを選んでお金を稼ぐことがとても大事になります。これから大学院受験を考えている、若しくは大学院へ進学する人が大学院生活をより具体的にイメージ出来るように、両立できるアルバイトの種類や求人情報サイトも紹介します。
心理系大学院生の生活って?
心理系の大学院生活の実態について、生活スタイルや1週間の過ごし方は大学院や研究室によって大きく異なると思いますが、大きく4つに分けて説明していきます。
- 授業について
- 課題について
- 実習について
- 修士論文について
授業について
臨床心理士の指定大学院は、日本臨床心理士資格認定協会に定められたカリキュラムに基づいています。カリキュラムは、必修科目と選択必修科目に分かれており、必修科目は全ての授業での単位取得が必要です。
大学の学部生の時と違い、大学院では「発表」「グループワーク」「ロールプレイ」の授業が中心になります。講義の中でずっと机に座ってただ受講して終わるという時間は殆どなく、自身の意見を述べたり、積極性を求められることが多いです。発表する機会も多く、毎週何らかの授業でプレゼンをするため、常に課題などに追われている感じです。寝ている学生は勿論居ませんし、学生数も少ないため、遅刻や欠席をするとすぐばれます。
課題について
大学院の授業では、課題がたくさん出ます。課題は「発表準備」「心理検査の練習」「レポート」などがあり、週に2日は一日中課題に取り組んでいるという状態です。授業時間外で、学生同士で心理検査の練習をしたり、教授から研究指導を受けたり、勉強会に参加したりしています。
実習について
臨床心理系の大学院の実習は、大学内で行う実習と、大学外で行う実習の2種類があります。大学に併設された相談機関があるので、大学内で行う実習のほうが頻度が多いようです。
学内実習
大学院内のカウンセリングセンターなどで、教員の指導の下で実際の面接を担当し、事例についてケースカンファレンスを通して専門的な指導を受けたり、心理面接について深く学んでいくような実習があります。
学外実習
臨床現場を体験する中で、心理職に求められる業務を知っていきます。様々な領域で実習を行うことで、現場への理解を深めたり、臨床感覚を身に着けていきます。
授業や課題と同時に進めていく必要があるので、本当に時間が足りないと感じる学生が多いようです。
修士論文について
大学院を修了するためには修士論文を作成しなければなりません。公認心理師・臨床心理士を目指している人は、実習との両立が肝になってきます。修士論文の研究計画を立ててじっくりと取り組んでいく必要があります。実際には、修士1年の間は大学院生活に慣れるのに必死なので修士論文に時間をしっかりかけて取り組むのは、修士2年になってからという人が多いようです。
ある大学院生の一週間スケジュール
ある大学院生の一週間スケジュールの一例をまとめました。
コマだけで見ていくと、空き時間も多く感じますが、空き時間も課題や実習レポートをまとめなくてはならないので、いつも忙しいという印象があったようです。
どんなアルバイトがある?
実際に心理系の大学院生でアルバイトをしている人は、どんなアルバイトをしているのでしょうか?主なアルバイトを4種挙げてみました。
- TA
- 教授の手伝い
- 心理職関連
- 心理学とは関係ないバイト
TA
TA(Teaching Assistant)とは、多くの大学で導入されている制度であり、大学・大学院の教務のお仕事で、いわゆる大学内でのバイトです。大学の授業やその準備を行う教員をサポートし、授業の円滑化を図る役割があります。具体的には、受講生の出欠管理や質問対応、教材の準備、実験・実習の補助、レポートなど提出物の回収・採点・管理等などをする仕事です。
教授の手伝い
あまりケースは多くないかも知れませんが、教授など先生方の研究のお手伝いをしてアルバイト代を稼ぐという方法があります。教授のローデータを延々と処理したり、相談室の整理や電話番などがあります。
心理職関連
病院やクリニックなどで心理職がするような仕事のアルバイトです。経験を積めるという点では、理にかなったアルバイトになります。そのまま雇ってもらえるケースもあったり、臨床心理士・公認心理師の先輩がいるので、人脈作りにもなります。
心理学とは関係ないバイト
臨床心理と全く関係のないアルバイトをする人もいます。心理職以外の仕事ってかえって息抜きになるという方にはおすすめです。気分転換やすきま時間での短期バイトや派遣などがおすすめです。また、大学時代にやっていたバイトを継続するというのも負担なくスムーズに働けるかも知れません。
こんな求人サイトも
求人サイトにも意外と心理系のアルバイト求人が出ています。児童指導員や、発達支援指導員、心理担当職員など、殆どが心理士としてのアルバイトですが、ニーズも多いのではないかと思います。
まとめ:上手に両立すれば、バイトする時間は作れる!
臨床心理士を目指す大学院生のアルバイトは、勉強のために書籍などを購入したり、自分でワークショップに参加することもあり、お金はかかるものの、課題や実習も多く時間に追われるので、お小遣いを稼ぐという感覚でアルバイトをするのがおすすめです。自分でタイムマネジメントをした上で時間を捻出し、賢く時間を使うことが求められます。
また、通う大学院や研究室によっても方針や忙しさが大きく違うこともあるので、志望校の大学院説明会や研究室訪問の際などで、実際にアルバイトをしている人がいるかどうか、どのくらいの時間的余裕があるかを質問してみるのもよいでしょう。