大学生になると、何かと出費が増えるもの。
 そのため、「バイトの掛け持ちを始めようかな」と考える人も多いのではないでしょうか。
ですが、薬学部の学生の皆さんは、国家資格の取得に向けた勉強や、日々の授業・実習などでとても忙しい日々を送っていることと思います。
そんな忙しいスケジュールの合間でも、無理なく取り組めるおすすめのバイトをご紹介します!
 スキマ時間をうまく活用したい方、バイトを始めようか迷っている薬学部の学生さんは、ぜひ参考にしてみてください。
バイトの選び方・注意点は?

 薬学部の学生の皆さんは、授業や薬剤師国家試験の勉強に加えて、学年が上がるにつれて実習も増え、とても多忙な日々を送ることになるかと思います。
 しかし、そんな忙しい学生生活の中でのバイトは、この時期ならではの貴重な経験を得るチャンスでもあります。
 社会に出る前に、マナーやコミュニケーション力を身につけることができるのはもちろん、バイト先によっては薬剤師の現場に近い知識やスキルを学ぶことも可能です。さらに、働いた分の収入を得られるのも大きな魅力です。
 また、バイトの経験は、就職活動の際の自己PRとしても活用できます。
 「バイトをするべきかどうか迷っている」という方は、一度チャレンジしてみるのもおすすめです。
実際にバイトをしたい人向けに、バイトを選ぶ時のポイントを2つご紹介します。
バイトを選ぶ時のポイント① バイト内容
バイトをする際は、収入だけでなく、学業に関連した仕事を選ぶことで一石二鳥のメリットが得られます。
 たとえば、市販薬の販売に関わるバイトでは、実際に薬の知識を身につけることができ、学んだ内容を実務で活かす経験にもつながります。
また、現場で働く薬剤師の方々の仕事ぶりを間近で見ることができるのも大きな魅力のうちの1つです。
 バイト先で人間関係が築ければ、現役の薬剤師の先輩から勉強法や進路についてアドバイスをもらえる機会もあるかもしれません。
バイトを選ぶ時のポイント② シフトの柔軟性
薬学部の学生は、とにかく勉強に実習、さらに国家試験の勉強と毎日忙しいですよね。
 だからこそ、試験前にお休みが取れたり、空いた時間に数時間だけ働けたりと、シフトの融通が利くかどうかが、バイトを続けられるかどうかの大事なポイントになります。
バイトを選ぶときは、スケジュールに合わせて柔軟に働けるバイトを選ぶことがおすすめです!
カテゴリー別おすすめバイト

 ここまででご紹介した2つのポイントをふまえて、
 薬学部の学生におすすめのバイトを「4つのカテゴリー」に分けてご紹介します!
それぞれの目的やライフスタイルに合ったバイトを選びやすいように、
 簡単な評価ポイントと一緒に、おすすめの理由もあわせて紹介していきます◎
知識が活かせるバイト
知識が活かせるバイトを2つピックアップ!
 就職活動でバイト経験をアピールしたい、またはバイトをしながら勉強もしたいという方におすすめのバイトです。
 ピックアップしたバイトは実務経験も積めるので、将来に役立つこと間違いなしです!
保険薬局
保険薬局は、病院で診察を受けた患者さんが処方箋を持ってくる「お薬専門の窓口」です。
 薬剤師の資格がない学生は、受付対応や事務処理、会計、患者さんのご案内などのサポート業務が中心になります。
このバイトの魅力は、実際の現場で薬剤師さんの仕事を間近で見られること!
 薬や病気の名前など、専門的な用語が飛び交う環境なので、勉強中の知識が活かせるし、自然と覚えられるのもポイントです。
 さらに、実務経験として就職活動でもしっかりアピールできます◎
■ 評価ポイント
| 💊 薬学関連性 | ◎(バッチリ活かせる) | 
|---|---|
| 🕒 シフトの柔軟さ | △(固定時間が多めかも) | 
| 💰 時給 | △(エリアによるが比較的控えめ) | 
ドラックストア
皆さんの街中にもあるドラックストア!
 家の近場にある便利なドラッグストアは、保険薬局と同様に医薬品を多く取り扱っているため、薬剤師の仕事と関わりの深い職場のひとつです。
 特に、処方箋が不要な医薬品を、業務を通じて自然と知識を身につけることができます。
 また、ドラッグストアは夜遅くまで営業している店舗が多く、授業が終わったあとでも働きやすいという利点があります。
■ 評価ポイント
| 💊 薬学関連性 | 〇(知識を活かせる) | 
|---|---|
| 🕒 シフトの柔軟さ | 〇(比較的調整しやすい) | 
| 💰 時給 | △(エリアによるが比較的控えめ) | 
薬学部に入学した知識を生かせるバイト

 薬学部は偏差値が高いことで有名です。
 その知識を活かせる専門的なバイトをご紹介します!
 今からご紹介する専門的なバイトは時給が割高なことが多いので、短時間で効率よく稼ぎたい人にぴったりなバイトです!
家庭教師/塾講師
家庭教師や塾講師は、学生に人気の定番バイトのひとつです。薬学部は偏差値が高く、難関であることが多いため、学力面で信頼されやすく、採用されやすい点が魅力です。
 また、人にわかりやすく教えるスキルやコミュニケーション能力は、薬剤師として働く際にも役立つため、将来につながる経験が得られます。
■ 評価ポイント
| 💊 薬学関連性 | △(あまり活かせない) | 
|---|---|
| 🕒 シフトの柔軟さ | △(授業によるので調整しにくい) | 
| 💰 時給 | ◎(授業数によるが比較的高め) | 
社会に出る前に!コミュ力&一般常識が身につくバイト

 学生生活だけではなかなか身につきにくい、社会で必要なコミュニケーションスキルや一般常識を学べるバイトをご紹介!
 人と接することが多い仕事だからこそ、薬剤師としても大切なマナーや対応力が、自然とレベルアップできます。
コールセンター
コールセンターの仕事は、電話で商品を説明したり、お問い合わせに対応したり、アポイントを取ったりといったお仕事がメインです。
 このバイトのいいところは、丁寧な言葉遣いや電話対応のマナー、コミュニケーションスキルがしっかり身につくこと!
 薬剤師としても必要な“話し方”や“伝え方”が自然と鍛えられるので、将来にもかなり役立ちます◎
■ 評価ポイント
| 💊 薬学関連性 | △(あまり活かせない) | 
|---|---|
| 🕒 シフトの柔軟さ | ◎(1日数時間からなど調整しやすい) | 
| 💰 時給 | 〇(比較的高め) | 
飲食店などの接客業
飲食店や販売など、お客さんと直接関わる接客業はとってもおすすめ!
 このお仕事では、コミュニケーション力はもちろん、いろんなタイプのお客さんに合わせた柔軟な対応力も自然と身につきます。
 薬剤師も人と接する仕事だから、こういった対人スキルの経験は面接でも好印象につながること間違いなし◎
 接客業にはホールスタッフやレジ、受付などいろんな選択肢があるので、自分に合った職場を見つけやすいのも魅力です!
■ 評価ポイント
| 💊 薬学関連性 | △(あまり活かせない) | 
|---|---|
| 🕒 シフトの柔軟さ | ◎(1日数時間からなど調整しやすい) | 
| 💰 時給 | 〇(比較的高め) | 
まとめ
薬学部の学生にとって、バイトは貴重な経験になりますが、いちばん大事なのはやっぱり学業との両立です!
 授業や実習、国家試験の勉強で忙しい日々の中でも続けられるように、シフトの融通が利くバイトや短期・単発の仕事を選ぶのがポイントです。
また、時給が高めのバイトを選べば、短時間でも効率よく収入を得ることができるので、勉強時間をしっかり確保しつつお財布にも優しいです◎
特に5年生以降は就活や卒業試験・国家試験が本格化する時期なので、その前に無理のないスケジュールで働くのがオススメです。
保険薬局やドラッグストアのような薬学に関係のある仕事や、家庭教師・接客業のようにコミュ力が身につくバイトは、就活でもしっかりアピールできる経験になるはず!
自分のペースを大切にしながら、将来にもつながるバイトを選んでみてくださいね。



