時間効率を良く使って仕事したいと考えた事はありませんか?今回は、業務委託を受けやすく時間の融通が利く部分が特徴的なラウンダーのお仕事を紹介致します。シフト制の仕事ではない為、期日迄の時間の猶予を持って着実に仕事を進めたい人に向いています。現状では、アルバイト、パートの求人が多く、正社員としての募集は少ない傾向にあります。
初めての人向け!ラウンダーとは何をやるのか?
- 自社商品の説明や補充、並べ方の提案などを行う
- 店舗の在庫状況や売上の調査結果を営業担当者と共有して改善する
- 新商品が出たときは、販売のための戦略を提案する
- キャンペーンや新商品発売に伴い、販促物や販促什器の設置やポップアップストアの立ち上げをサポートする
ラウンダーの仕事が向いてる人
- コミュニケーションが好きな人
- 信頼関係を築けるコミュニケーションが可能な人
- 情報収集力がある人
- 柔軟に対応できる力がある人
- 商品知識や提案力がある人
人と関わる機会が多い仕事の為、話を簡潔に話すのが得意な人や必要な事をスムーズに情報交換できる人が向いていると言えます。
収入 時給 月収
ラウンダーの平均年収は約422万円とデータが出ていて、日本の平均年収は460万円より低い指標になっています。
月給換算は35.16万円、初任給は23万円程度が相場とされてます。
時給は派遣社員では1600円前後、パートは1100円前後となります。東京都のアルバイトの最低賃金は高い部類に入りますが、1,163円で短時間高収入を得る仕事として選択肢に入れるには難しいと傾向があります。
正社員の給料分布を見てみると多くの人の年収は400〜450万前後の水準で、平均年収とされている420万円前後と考えるとイメージとかけ離れないかもしれません。
給与幅がラウンダーを行う勤務先によって大幅に違います。300〜700万円前後と広い傾向があり、高収入を得るには正社員で働く事と必要なスキル、経験のレベルにより大きな差が出るケースが見受けられる為、カテゴリーとしては技術職でもあります。
メリット 興味 強み
さて、ラウンダーのメリットは?長所は何があるでしょうか?
強みを感じられる1面をご紹介いたします。
プライベートとの両立がしやすい。ある程度の権限を与えられているケースが多い。
パートの場合は、勤務日数と勤務時間がある程度固定されている場合が多く、特に販売業や接客業が該当します。シフト制で回す店舗もある為です。
自己責任で調整可能な面もあり、日程変更する事で代わりの人に出てもらうケースが少ない点は1人で行動する機会が多いラウンダーならではの強みです。
自由度の幅が広いスケジュール調整可能な1面は強みです。プライベートを大切にしたい人のライフスタイルには合っているケースも見受けられます。
ラウンダーの特性として反響がすぐ分かる事で改善点も早めに発見できる為、反響への対応をスピーディに出来る点が挙げられます。もちろん、業務の早さは人それぞれ違いますが、仲介業者を経由する仕事のような遅れは少ない傾向にあり、お客さんのレスポンスを早く知る事が出来る面は特徴的です。
数店舗を担当することが多く、店舗の担当者とのコミュニケーションを取り進める仕事は同じルーティンに飽きやすいタイプの人に向いています。
変化と刺激が多く、臨機応変に対応力を求められる
流れの変化が多く見受けられる為、こまめなコミュニケーションを好きな人向けの仕事と言えます。
良し悪しが多々ありますが、初対面の人と機会がある事もメリットと言えます。関係者入口から入り顔見知りが増えると仕事がより円滑にしやすくなります。
コミュニケーションスキルも会話する事で上がり、臨機応変な対応を勉強する機会も増える事で自身へのプラスへと繋がります。
デメリット 課題 弱み
そして、気になるデメリット、課題、弱みは何があるのでしょうか?
適切な判断力が求められる事
非常に曖昧で定義しづらい適切な判断をしんどいと感じるラウンダーがいる程で、マニュアル通りに仕事する事と違い、現在起きている事実への対処が必要となる為、判断をするにあたっての情報収集、根拠を見つける必要があり大変と感じるケースが見受けられます。
現場を見てその場で決断するのが苦手な人には負担になるかもしれません。
幅広いコミュニケーションスキルが必要な事
多くの年代の人や、様々な立場の人と話す機会があります。特に大切なのが正しい言葉遣いです。相手に合わせた配慮が求められます。
価値観が異なる様々な目線を持つ人とのやり取りが多くある為、コミュニケーションにおいてもOJTを意識して学ぶ事になります。
コミュニケーションスキルはすぐには身につかず、慣れるまでに時間を要するのですぐには上手くいかない点が弱みとなります。
ネット通販と競う事に
課題としてラウンダーはネット通販に負けない売り上げをどのように工夫して目指すががポイントになります。
例としては、店舗限定品等のネット通販では入手出来ない付加価値を商品につける事で顧客増を目指す等、現在の環境で出来る事を考えて売り上げアップを目指す必要があります。
店舗のデザイン性、利便性を考えたレイアウト力、柔軟な発想力を持つ心掛けも大切なポイントになります。
職種と共通点
ラウンダーはどのようなメーカーの活躍傾向があるか?
共通点があるのか一緒に知って行きましょう!
日用品メーカー
商品のディスプレイ、配列、売り場の設備改善、商品補充、POP作成や看板作成等の販促物関連の業務を行います。
食品メーカー
商品のディスプレイ、配列、売り場の設備改善、ヒアリングによるクレーム確認、POP作成や看板作成等の販促物関連の業務を行います。
化粧品メーカー
商品のディスプレイ、配列、売り場の設備改善、イベント交渉実演販売、POP作成や看板作成等の販促物関連の業務を行います。
業務内容の共通点として、売上を増やすアイデア施策を行う点が挙げられます。
営業担当者の要望した施策を実現して売り上げ増を目指します。
店舗の巡回する中で売り上げを伸ばせる商品の陳列を試行錯誤して行い、広報プロモーション活動、メンテナンスにより顧客が来やすい環境作りをします。
店舗担当者と情報共有を行う事でより良い品質を保つ事もどの職種でも共通点となります。
未経験から学ぶスキル
それでは、未経験から仕事を始めるにあたってスキルは何が必要なのか?気になる点をまとめました。
目標の設定をする
最終到達点としてゴールの設定をする。これを責任者クラス全員で共有する事が大切です。
進捗の分かる作業工程表を共有データとして見れる状態にしておけば5W1H要素が可視化され、情報を明確に伝えやすくなる事に繋がります。
5W1Hの要素は下記に記述
Who 誰が
誰が関与しているか、誰が責任者なのかを明確にする
What 何を
何について話しているのか、何が課題かを明確にする
When いつ
いつ、どのようなタイミングで行われるかを明確にする
Where どこで
どこで行われるのか、場所を明確にする
Why なぜ
なぜ、どのような理由で、そのような行動をとるのかを明確にする
How どのように
どのように行うのか、方法を明確にする
このように、大きくカテゴリ分けするとコミュニケーションスキルに該当する能力が求められます。
こちらの事例Q&Aをご覧下さい。※回答はあくまで事例の1つです。
調整力
Q.店舗改修工事等で場所の確保が出来ず目標達成が出来なかった
A.次回同じケースが発生した場合どのようなプロセスで目標達成に進めるか店舗責任者へ改善点を提案する。売り上げが見込めない可能性がある場合目標値について調整する。
忍耐力
Q.同じ仕事の繰り返しでモチベーションを保てない
A.同じ既存商品の宣伝でも、違う目線で商品を見てターゲットや売り方を変える事で同じ繰り返しとマンネリ化する事を回避するのも1つの対策案です。
理解力も大切
どのような業種の人間関係でも課題となるのが言葉のとらえ方です。同じ言葉を聞いた時の認識の持ち方は多種多様です。ラウンダーとして話し相手の言動から相手の理解力に合わせた言葉遣いを選んで話を進められる事が必要になります。
ラウンダーに求められる事
自分自身ののびしろを伸ばす為にラウンダーとして求められるのは管理部門やクライアントと話し合って決定した案件を店頭で実現する事です。指示通りに結果を出すために、やるべき事をやれる事が求められます。
例えば、販売場所を特定して確保して、展示販売出来るかどうか?店舗の責任者が提案を受け入れてもらえるかどうかで指示通り進むかどうか変わる場合があります。
難しい場合は別の場所を考える課題になり、再度どのように取り組むか考える事になります。折り合いをつけられる調整力を現場で学びながら身に着ける意識を持つ事も時には大切になります。
意外?雑学的似てるようで違う仕事
イベント会場でプロモーションするマスコットのキ〇ィちゃん、ミ〇キー〇〇ス等はラウンダーでは無く、キャラクタープロモーションの仕事となります。
色々な場所に登場する場合がありますが違う職種になる為目指している人はご注意ください。
こういったキャラクターグッズを活用して販売促進やブランディングする仕事もラウンダーでは無く、キャラクターマーケティング、商品開発関連となります。
ラウンダーより強みになる点はキャラクターを使って動画で告知を出す事が可能でブランドイメージや伝わる効果が高いとされています。