就活はバイトしてないと不利ってホント?大学生に徹底調査!

就活はバイトしてないと不利ってホント?大学生に徹底調査!

就職活動を始めると履歴書を書いたり面接の練習をして、気づくことがあります。特に面接において「学生時代に力を入れてきたことは何ですか」という質問になんと答えようかということです。いわゆるガクチカです。

一番手っ取り早いのはアルバイトでしょう。大学生の8割の方がバイトをしたことがあるといわれています。そこで力を入れたことをアピールすれば面接対策ができるからです。多くの学生が面接でガクチカの回答にバイトを用いるでしょう。

しかし、残りの2割の学生はバイト経験が無く、アピールすることがそもそもない。。という方もいるのが現実です。そういった方は就活が不利になると考えて不安になりますよね。

このサイトではアルバイト経験が無く、就活で不利になるのでは?と懸念されている方に向けて、実際はどういう傾向にあるのかを整理したサイトになります。

アルバイト未経験は就活で不利ではない

アルバイト未経験は就活で不利ではない
結論からお伝えすると、就活においてアルバイト未経験は不利にはなりません。詳細な理由は後述します。

多くの企業においてバイト経験も含め学生時代に何をしてきたか、そこから何が出来るようになったか、入社後に活かせるか、という部分を見ているからです。

基本的には関係ない

前述のとおり、多くの企業はバイト経験を重視していません。

理由の一つとして、新卒採用をするのであれば、新人研修をして育成するからです。学生時代のバイト経験が企業での業務に直結しないので、アルバイト経験の有無は問題にはなりません。

よほど人手不足かつ即戦力の人材を募集しているのであれば別ですが、そもそもそういった状況では中途採用で募集するでしょう。

「バイト未経験=社会人経験が浅い」とされる可能性がある

繰り返しになりますが、8割の大学生はバイトの経験があり、「バイト経験」という一定の経験値やスキルがあるとみなされます。

一方、バイト未経験の方はそういった共通の経験、つまり社会人経験が浅いと考えられるかもしれません。ここでいう社会人経験というのはマナー・社会常識の部分が色が強いと考えられます。時間を守ることや、お客さんや上司との言葉遣いやコミュニケーションスキル、お金に対する考え方などと考えられます。

もしくはバイト未経験の場合は少し異なる観点で見られる可能性が大いにあります。特に面接官はガクチカにおいてバイト経験ばかり聞かされているので、それ以外の話は興味深く聞いてくれる可能性がありそうです。

企業の評価基準

企業の評価基準

企業の評価基準は職業意識やチャレンジ精神、コミュニケーション能力、マナー・社会常識の順番で判断されます。

企業採用選考で重視している内容

厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概要」に、企業採用選考で重視した項目をあげています。

ここから読み取れることとしてバイト経験は重要視されていません。就活生がどういう特性の人間なのかを見極めたいと考えています。

新卒者中途採用者
1位職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(77.9%)職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神(76.0%)
2位コミュニケーション能力(71.1%)コミュニケーション能力(62.9%)
3位マナー・社会常識(61.0%)マナー・社会常識(60.1%)
4位組織への適応性(51.4%)組織への適応性(47.8%)
5位体力・ストレス耐性(34.9%)業務に役立つ職業経験・訓練経験(40.6%)

企業からの質問

では、上記の重視項目はどのように判断されるのでしょうか。これらを判断するために良く次の3つを聞く事が多いです。

  1. 大学時代に何をしたか
  2. 経験から何を得たか
  3. 得たものを入社後どう活かせるか

上記の3つを埋めることが出来れば、バイト未経験の有無に関係なく面接官へアピールできるでしょう。

大学時代に何をしたか

では、何をアピールすれば良いか。バイト未経験であった場合、他のことに時間を使っていたのではないでしょうか。例えば以下のようなものがあります。

  • 学業
  • 部活動・サークル活動
  • 課外活動

学業

学生で就活をしている方は卒業見込みな人が殆どです。つまり卒業が出来るレベルでの学業を努力したのではないでしょうか。

計画を立てて学習した、得意な科目が面白くて高得点を取った等、思い出せるのではないでしょうか。

部活動・サークル活動

学業以外でも問題ありません。部活動やサークル活動に明け暮れた方もいるのではないでしょうか。部長やキャプテンになった、補佐に徹した、後輩の面倒を見た等、活動をしていれば経験でも問題ないでしょう。

課外活動

課外活動されていた学生もいらっしゃるかもしれません。ボランティアや留学などです。自分だけの経験になりますので、ユニークなアピールができます。

経験から何を得たか

次に面接官は前述での経験で、何を得たかを聞きたいと考えています。

例えば、計画を立てて学習していたのであれば「計画力に磨きが掛かりました」となります。サークル活動で後輩の面倒を見たのであれば、「誰かの面倒をみるのが好きになった」としても良いでしょう。

何かの経験を通して、出来るようになったことや気付きでもよいでしょう。経験を通して何を得たかや、自分の変わった事、気付いた自分をアピールしましょう。

得たものを入社後どう活かせるか

正直、働いてもないのに経験や得たものをどう活かせるかは分からないと思います。それは殆どの面接官も分かっているでしょう。面接官が聞きだしたいのは貴方自身の考えやチャレンジ精神です。

理想的なのは企業の業種や希望する職種にマッチする考えです。貴方の経験と得たものを企業理念や企業の得意領域、業種、職種、とかけ合わせて絞りだせるか、という点を見ています。もちろん、まったく的外れな事を言えば判断基準には満たないでしょう。

そういった部分から自発的に動けたり考えたりできる人材なのか、自社のことを調べてきているかを判断します。人柄からマナーや常識という側面も見えてくるかもしれません。企業の文化とキャラクターが合うかも判断材料となるでしょう。

長くなりましたが整理すると、バイト未経験でも十分に自分をアピールすることが出来るのです。これまでの生活を振り返り強みや特性を整理してみましょう。

まとめ

まとめ
アルバイト未経験なことが就活で不利になることはありません。

企業が見ているところは厚生労働省が発表している資料があり、職業意識やチャレンジ精神、コミュニケーション能力、マナー・社会常識の順番で評価しています。

企業はこれらを測る手段としてガクチカを聞いてくる事が殆どです。
大学時代に何をしたか、経験から何を得たか、得たものを入社後どう活かせるか、という事を聞いてくる事が多いです。

大学入学時の自分とまったく変わってないという方は稀だと考えられますので、成長した自分を整理して自己アピールをしましょう。