「営業バイトが気になるけど仕事内容がわからない」「ノルマや飛び込み営業などがきつい」など、いろいろと不安がありますよね。
営業バイトの仕事内容は、顧客のニーズに合わせて自社の商品やサービスの価値を伝え、契約を取ることです。
ノルマや飛び込み営業のある会社もなくはないですが、「ノルマが達成できないからペナルティ」は違法ですし、「飛び込み営業必須」という会社は減ってきています。
さらに営業バイトは【就職の際にアピールできる経験】や【さまざまな職種に役立つスキルが身に付く】など大学生にとってメリットがたくさん!
本記事では、営業バイトの仕事内容からメリットデメリット、身に付くスキルやそれを活かせる職種などを紹介します。
この記事を読めば、営業バイトへの不安がなくなり、そして営業バイトでの経験により就活を有利に進めることができますよ。
営業バイトが大学生におすすめな理由4つ
大学生に営業バイトがおすすめな理由は以下の3つです。
- アルバイトでの経験が就職活動に役立つ
- 営業の仕事が自分に合っているか就職前にわかる
- 営業職以外の職種でも活かせるスキルが身に付く
詳しく解説していきます。
アルバイトでの経験が就職活動に役立つ
営業職での就職を目指している人は、営業バイトで顧客にどのように商品やサービスを提案したか、どれくらい売り上げを上げたのか実績をアピールすることができます。
また、営業職以外の職種を目指している人も、営業バイトの経験でアピールできる点があります。例えば正しい言葉遣いやコミュニケーションスキルなどは、取引先や職場の人と円滑な関係を築いていくのに必要なスキルで、どんな職場でも求められます。
ほかにも提案力、問題解決力などはマーケティング職や事務職などで役に立ちます。
身に付くスキルや経験が活かせる職種は、このあとの章で紹介しているのでそちらも参考にしてくださいね。
営業の仕事が自分に合っているか就職前にわかる
学生のうちに将来どんな仕事をしたいか決まっている人は少ないと思います。どんな仕事も実際経験してみないと自分に合っているかはわからないものです。
しかし、正社員として就職してから合わないと感じた場合、すぐに退職するのは難しいですよね。せっかく苦労して入った会社、すぐに辞めたくはないですよね?
その点、アルバイトなら合わないと感じたら比較的仕事を変えやすいので、興味がある人はまずはアルバイトからチャレンジしてみるのがおすすめです。
営業バイトに向ている人の特徴
では営業バイトに向いているのはどんな人なのでしょうか? 簡単に特徴をまとめました。
- 相手の立場で考えられる
- 自ら調べて動ける
- 目標に向かって前向きに挑戦できる
- 失敗してもまた挑戦できる
こんな人は営業バイトに向いている可能性が高いです。
営業バイトに向いていない人の特徴
- 数字を管理するのが苦手
- 身だしなみに気を配れない
- 指示通りの仕事だけをしたい
- 出世したいという気持ちがあまりない
こんな人は営業バイトはきついと感じるかもしれません。しかし上記に当てはまるからできないというわけではないので、苦手を克服すると思って挑戦してみるのも良いですね。
営業バイトの種類・仕事内容
営業バイトの仕事内容は「対象顧客別」と「営業手法別」で大きく分けられます。代表的なものを紹介します。
どれかひとつを経験して営業に向いてないと感じている人も、種類を変えれば活躍できるかもしれません。
【対象顧客】法人営業
企業や団体に対して営業活動を行います。個人営業と比べてビジネスのスケールが大きいのでやりがいを感じやすいです。
【対象顧客】個人営業
個人や個人経営のお店に対して営業活動を行います。経歴よりも人間性が重視される傾向があります。
【営業手法】ルート新規開拓営業
新たな取引先を開拓していくための営業活動を行います。初対面の相手と一から信頼関係を構築する必要があります。
【営業手法】ルート営業
すでに取引をしている企業や個人の既存顧客を中心に営業活動を行います。要望のヒアリングなどを通して長期的な関係を築いていく必要があります。
【営業手法】テレアポ営業
見込み客に対して電話をかけ、商品やサービスの説明をして商談の約束を取るところまでが業務です。
営業バイトで身に付くスキル4つ
大学生に営業バイトがおすすめな理由として、スキルが身に付くと解説しました。この章では営業バイトで身に付くスキルを5つ紹介していきます。
- ビジネスリテラシー
- 提案力
- 問題解決能力
- ヒアリング力
- マーケティング力
ビジネスリテラシー
正しい言葉遣いや、契約までの流れなど、仕事をするにあたって必要な知識。
ヒアリング力
質問や反応を通して顧客の潜在ニーズや課題を聞き出し、信頼関係を築くスキル。
問題解決力
顧客自身も気づいていない、顧客が抱えている本当の課題は何かを見つけ出すスキル。
提案力
適切な解決策は何か、なぜその結論に至ったのかを、わかりやすくまとめ伝えるスキル。
マーケティング力
顧客ニーズや市場動向を把握し、顧客の心理や購買動機に合わせた適切なマーケティング施策や営業戦略を提案するスキル。
営業では自社の商品やサービスを必要としている顧客に納得して買ってもらうために、わかりやすく適切に商品やサービスの魅力を伝える必要があります。
相手に理解してもらいやすいように、話す順番や対話のバランスを工夫しているうちにこれらのスキルが上がっていきます。
営業バイトのスキルが活かせる職種
営業バイトでのスキルは、営業職以外でも活かすことができます。どんな職種に活かせるのかいくつか例を紹介します。
会社経営
事業を拡大していくためには、新規の契約を取る必要があります。そのときに営業の経験が役に立ちます。また営業職では「なるべく利益を上げるには」「なるべく売り上げを大きくするには」という会社経営にもとても大事な考え方が身に付きます。
さらに経営者とのつながりが増えるので、横のつながりがある状態でスタートできるのも利点です。
マーケティング
営業で自社の商品やサービスを買ってもらうためには、顧客のニーズを把握する必要があります。そのための情報収集も必要ですよね。また、それをどのように伝えていくかも考えなくてはなりません。
営業職とマーケティング職はアプローチの対象や方法は異なりますが、上記のような経験はどちらにも共通しているためアピールできます。
事務
事務職は複数のタスクを並行して業務を進めることも多いため、スケジュール管理能力やマルチタスク管理能力が求められます。
営業職でも商談のスケジュールを管理したり、複数の企業を担当していれば同時進行でさまざまな仕事を進めることになります。
このような経験が事務職に就職する際にもプラスになってきます。
営業バイトのデメリット
ここまでは営業バイトの仕事内容や、メリットを紹介してきましたが、もちろんデメリットもあるので紹介していきます。
ノルマや飛び込み営業がきつい?
ノルマに関しては設定されている会社も多いですが、達成できないからといってペナルティや残業があるのは違法です。そのような会社はすぐに辞めましょう。
目標が達成できた分、インセンティブが付く会社もあります。売り上げが目に見えて反映されるのがモチベーションになりますよね。
飛び込み営業に関しては、最近は、問い合わせがあった相手やアポが取れた相手にのみ営業活動をしている会社もあるので、自分にあった会社を見つけましょう。
短期・単発の求人が少ない
基本的に長期の求人が多いです。まれに経験者に限り単発の求人もありますが、商品や顧客の把握などがすぐにできないといけないので難易度は高いです。
髪型や服装に規定がある
過度に明るい髪色や派手なネイルはNGな会社がスタンダード。服装はスーツやオフィスカジュアルなど社員と同様を求められることが多いです。
テレアポは電話のみの対応で顧客に直接合わないため、髪色や服装など自由な会社もあります。
まとめ
営業バイトが大学生におすすめな理由、営業バイトの仕事内容、身に付くスキルや経験を活かせる職種を紹介してきました。
「営業バイトはノルマがきつい」というマイナスなイメージがあった人もいるかと思いますが、営業バイトが大学生におすすめな以下の理由があります。
- アルバイトでの経験が就職活動に役立つ
- 営業の仕事が自分に合っているか就職前にわかる
- 営業職以外の職種でも活かせるスキルが身に付く
また営業バイトの経験は他の職種に就く際も役立ちます。大学生のみなさんはぜひ営業バイトにチャレンジしてみてくださいね!