バリスタバイトの志望動機の書き方は?気をつけるポイントや例文紹介

バリスタバイトの志望動機の書き方は?気をつけるポイントや例文紹介

街には多くのカフェが立ち並び、お気に入りのカフェがある方や用途に合わせてカフェを使い分ける方も多いのではないでしょうか。
そんなカフェでコーヒーに関する幅広い知識を持ち、ドリンクを作り、お客様に提供するプロフェッショナルが「バリスタ」です。

バリスタの語源は、イタリア語で「バーで働く人」を意味します。
この用語を最初に採用したのはイギリスですが、その際、意味が少し変化していきました。イタリアのバリスタは、あらゆる種類のドリンクを提供しますが、英語圏では、「スプレッソコーヒーをベースとするドリンクをつくって提供する人」を指します。
日本では、北米発祥の世界的コーヒーチェーンの上陸により、この意味で一般的に認識されています。

そんなバリスタとしてアルバイトをしたいとお考えの方に、志望動機の書き方や気を付けるべきポイント、作成例を経験者・未経験者別にご紹介します!

志望動機はアルバイトに応募する際に必要になりますが、何を伝えれば良いか悩みますよね。そんな時は、一度、なぜバリスタになりたいのか、ご自身がバリスタに憧れたきっかけを思い出してみましょう。

志望動機とは?

志望動機とは?

志望動機は「なぜここで働きたいと思ったのか」という、働きたい理由やきっかけにあたります。バリスタになりたい理由や、志望した具体的なエピソードを交えて構成し、応募先から「この人材が欲しい」と思わせることが重要です。

  • 結論となる志望動機
  • 背景・理由と、根拠となるエピソードや経験
  • 採用後に実践したいこと・貢献できること

まずは、自分とコーヒーとの出会いや、コーヒーが好きな理由などを考えてみましょう。
コーヒーが好きで楽しみのひとつである、といった趣味の領域を超えて、仕事としてプロフェッショナルであるバリスタになりたいと思った理由が必ずあるはずです。

自分とコーヒーとの関わりについてあらためて考え、その上で、バリスタという職業のどこに魅力を感じているか、自分はどのようなバリスタを目指したいかを考えていくとよいでしょう。

志望動機の書き方とポイント

結論・理由・できることについて

志望動機はわかりやすく簡潔にまとめることがポイントです。そのため、志望動機を書く際は「1結論→2理由→3まとめ」という順に構成すると、内容が伝わりやすくなります。

 

1結論なぜここで働きたいと思うのか
2理由根拠となるエピソードを付け加える
3まとめ1、2を踏まえて⇒自分が実践できること、貢献できることは何か

ポイント1  志望動機と魅力点を関連付ける

志望動機というと、応募する店舗の商品・サービス、内装や雰囲気など、魅力に感じたことを伝えればいいと考える人も多いのですが、それだけでは不十分です。自分が魅力に感じた点は、他の人も魅力に感じている点である可能性もあり、自分が志望する理由にはならないのです。
そこで、自分の「志望動機」と「どこに魅力を感じたか」を関連付けて伝えることが一つのポイントになります。

ポイント2 オリジナルの内容

志望動機をまとめるに当たって、まずは自分がなぜバリスタになりたいと思ったのかを考えてみましょう。例えば、「おいしいコーヒーを多くの人に味わって欲しいから」、「優しい声掛けをしてくれるバリスタに憧れて、自分もそんなバリスタになりたい」ことが根拠かもしれません。そのカフェに対する、自分だけのオリジナルで具体的な理由を伝えましょう。

ポイント3 自分のスキル・実績と合わせる

さらに「自分なら、この力を発揮できる・こんな活躍ができる」ということを、実績を根拠に伝えられると良いでしょう。
バリスタの経験はなくても、接客やコミュニケーションスキル、語学のスキルなど、自分の強みや経験を活かすことはできるはずです。
経験の有無を問わずコーヒーに関しての知識があることや、これからスキルを高めていく向上心があることをエピソードを交えて伝えることも好印象に繋がります。

バリスタの志望動機例文6選

バリスタの志望動機例文6選

バリスタの志望動機の作成例を経験の有無別にご紹介します。

経験者の場合①

「私は、約3年間バリスタの経験がありますが、さらなるキャリアアップを目指せる貴店で働きたいと思い志望しました。
バリスタにとって、技術やコーヒーに関する知識はだけではなく、何よりもお客様とのコミュニケーションが大切なことだと思います。私は、お客様との会話で、お客様の味の好みを把握し、ご気分や天候などからお勧めの商品をご提案することもありました。

アットホームな雰囲気が魅力の一つである貴店では、これまで以上にお客様とのコミュニケーションを大切にし、上質な商品を提供し、お客様が快適に利用できるように常に気配りを心がける接客を目指します。」

経験者の場合②

「私は前職でバリスタの経験が5年ほどあります。常連のお客様の嗜好を把握した上でのご提案を喜んでいただいたり、新規のお客様には選ばれたコーヒーに相性の良い食べ物の組み合わせをご提案したりと、バリスタとして多くのことを学ばせて頂きました。

御社ではバリスタだけではなく経営面も学べる社内セミナーを開催していることを知り、自分自身のさらなる成長を求めて転職を決意しました。こちらの店舗は前職よりも規模が大きく、大変込み合う人気店であると認識しています。
厳しいことも多いかと思いますが、新しい環境に身を置くことでこれから出会う方々に刺激を受けながら成長していきたいと考えております。」

経験者の場合③

「貴店のバリスタとして、より魅力的な人材になりたいと考えたことが、こちらを志望した理由です。
私は前職でも3年ほどバリスタとして勤務していました。個人経営の小さなカフェで、毎日のように来店してくださる常連のお客様も多く、バリスタとして多くのことを学ばせていただきました。

しかし今回、さらなる成長の機会を求めて転職することを決意しました。
こちらの店舗は前の職場の2倍ほどの席数があり、週末には入店待ちが出る人気店であると認識しています。
厳しいこともあると思いますが、新たな環境に身を置くことで、これまでには出会えなかった方々からも刺激を受けながら、大きく成長できるチャンスだと考えています。」

未経験者の場合①

未経験者の場合①
「私は、カフェの雰囲気やコーヒーが好きで、時間がある時はカフェで過ごしています。貴店のコーヒーが好きなこと、お店の雰囲気とスタッフの接客態度が素晴らしく、この環境でぜひ働きたいと思いました。バリスタの経験はありませんが、3年程アパレル販売のアルバイトをしており、社内の接客コンテストで優秀賞を受賞した経験があります。接客力にプラスしてコーヒーの知識を学び、お客様に喜んでいただける接客を目指します。」

未経験者の場合②

「貴店の落ち着いた世界観と味わい深いコーヒーに魅了されたことがきっかけで、バリスタとして働きたいと思うようになりました。
元々コーヒーはあまり得意ではありませんでしたが、貴店のコーヒーにこれまで感じたことのないおいしさを感じ、興味を持つようになりました。今ではその日の気分に合わせてコーヒー豆を選び、コーヒーを飲むことがリフレッシュとなり、生活に欠かせない存在になっています。

貴店は、コーヒーの知識に長けている方が多く、バリスタとして活躍できる環境が整備されている点も魅力の一つです。私もバリスタとして貴店のファンを一人でも多く増やすことを目指したいと思います。」

未経験者の場合③

「貴店のコーヒーとオリジナルグッズのファンであること、スタッフの皆さんが作る明るい雰囲気はとても居心地が良く、私もその一員となって働きたいと思いました。
バリスタの経験はありませんが、飲食店のノベルティグッズの作成に関わる仕事をしてきました。また、SNS発信も任されており、貴店の販売促進においても戦力となりたいと考えています。

社内勉強会では、未経験からバリスタとして学べることを知り、応募させていただきました。多方面から顧客満足を推進できる存在となれるよう尽力します。」

まとめ

まとめ

ご自分の志望動機の方向性は見えてきましたでしょうか?
バリスタになるためには、コーヒーが好き、その店舗が好き、といった興味や関心だけでは採用につながりません。
コーヒーに関する知識や淹れ方などの技術は重要ですが、コーヒーを通じてサービスを提供する、という姿勢を忘れないようにしましょう。

バリスタの経験がなくても、他の業種で接客をしていた経験があればそのエピソード交えたり、周りの状況を踏まえて行動できるところなど、今持っている知識や経験を通じてアルバイトに活かせることを具体的に伝えることができれば良いアピールポイントになるでしょう。

さらにアルバイトを通じて得たい経験や、将来のキャリアにつながるスキルについて伝えれば「一緒に働きたい仲間」と印象付けることができます。
憧れのカフェでバリスタとして働けるように、志望動機を通して、自分の熱意や意欲を、しっかりアピールしましょう!