本が好きだから「本屋でバイトをしたい!」と考えている高校生も多いのではないでしょうか。好きなものに囲まれて働けたらとても素敵ですよね。
ただ本屋バイトの求人サイトを見てみると「高校生不可」と書かれているものをよく見かけますよね?
残念ながら、本屋のバイトは高校生不可が多いのです。
せっかく働きたい気持ちがあるのに、高校生だから諦めるしかないのか…と考えている方へ!
今回、「高校生は本当に本屋でバイトできないのか?」についてご紹介していきます!
本屋バイトの仕事内容や服装から、「高校生不可が多い理由とは?」「本当に諦めるしかないの?」といった疑問などを解説していきます!
最後に本屋バイトの求人の探し方についても紹介していますのぜひ、最後までチェックしてみください♪
本屋のバイトの仕事内容とは?
まずここでは本屋バイトの仕事内容や服装についてご紹介していきます。仕事内容に関しては5つに分けてご紹介していきます。
- 服装
- 品出し・検品
- レジ打ち・包装
- 事務系業務
- 接客対応
- 閉店作業
服装
お店によって書店員の服装は様々ですが、基本的に服装はお店から貸与されたエプロンと制服です。
制服がなかった場合は、エプロンと白シャツにジーンズなことが多いです。靴は新刊が入った段ボールを運んだり、品出し作業など意外に動くことが多いので動きやすさを優先したスニーカーがオススメです。
髪色は本屋の落ち着いた雰囲気に合わせて、控えめな色がいいでしょう。
派手なアクセサリーやネイルは、本を傷つけてしまったりするのでNGです。
派手なピアスやネックレスも作業中に引っかかってしまい、怪我をする可能性もあるので仕事中は外すようにしましょう。
清潔感のある恰好で!
お店から貸与されたエプロンが汚れてしまった場合は、洗濯を忘れずに。清潔感のある落ち着いた服装で楽しく接客しましょう。
仕事内容
品出し・検品
開店前にその日に入荷された新刊書籍、小説、雑誌、コミックなどの商品を品出しをします。その際に、本に汚れや傷がないかを確認したり予約されている商品を取り置きしたりします。
付録がついている月刊雑誌は、付録と雑誌をゴムやヒモなどでワンセットにします。
開店前にやることがたくさんありますので、忙しいですが気になる漫画の入荷情報を知ることができるので本屋バイトならではの楽しみと喜びがあります。
営業中も店内の巡回と共に品出しを行います。
コミックを数巻まとめて購入するお客様もいるので本棚に所々空間が生まれることもあります。
そのままにしておくと本棚の見栄えが悪くなってしまうのでこまめにチェックし、本の整理や補充をしていく必要があります。
品出し作業中は、重い本を運んだり中腰の体制で作業するので体力が必要な仕事となっています。
レジ打ち・包装
レジ業務では本の会計だけではなく、お客様が購入する本にカバーをかけたり、プレゼント用に包装したりします。カバーや包装する際に、本を傷つけずに包装しないといけないので手先の器用さも必要になってきます。
包装のやり方がわからなくて不安という方もいると思いますが、マニュアルもあり指導もちゃんとしてもらえるので、初めてのバイトでも安心してできます。
ほかにも、本の予約や取り寄せといった要望をいただいたり、くじやフェアを開催したりすので臨機応変に対応をしましょう。
また古本を扱う店舗では、本の買取や査定も行います。こちらもマニュアルがあるので安心して作業ができます。
そして本屋は老若男女問わずのお客様が訪れますので、丁寧な接客を心掛けましょう。
事務系業務
本の入荷を確認したり、在庫管理といった主にPCを使う業務を行います。
空き時間にPOP制作を作成する機会があったりと、細かい作業が多いです。
POPとは、話題の書籍やオススメしたい本などを紹介したい時に、目を引くイラストやオススメのポイントを書いたりして、購買を促す効果をもたらすアイテムのことです。
イラストを書いたりなど、お客様の目を引くために工夫が必要になる作業ですが自分が作成したものが目に見える形でわかるので達成感が感じられる業務ではないかと思います。
接客対応
本屋のバイトでは、お客様から「〇〇っていう本はどこに置いてありますか?」と聞かれる場面が多くあります。そのため、どこに何が置かれているのか、作家名など本に関する知識が必要になります。スムーズにご案内できるようになるまでは時間がかかるかと思いますが、本に関する知識が増えて自分の読書の幅も広がりますし、なによりお客様の要望に丁寧にスムーズに応えることで、直接お客様から感謝の言葉をいただけるので大変やりがいが感じられる仕事だと思います。
閉店作業
店内の掃除や本の整理、そしてレジ締め作業をします。お客様がいないのを確認出来たら、店の明かりを消し終わりです。
どうして本屋バイトは高校生不可が多いのか
仕事内容をみて見てみると、覚えることがたくさんあったり意外にも体力を使う場面が多くあることがわかりましたね。ですが、それはどのようなバイトでも同じです。
ではなぜ、本屋バイトは高校生不可が多いのでしょうか?詳しく説明していきます。
高校生の労働時間
労働者の権利を決める労働基準法によって、18歳未満の年少者は原則として22時~5時の間は働かせてはいけないと決められており、同様に1日8時間・週40時間を超えて労働をすることも禁止とされています。
そして学生である高校生は平日の午前に学校があります。なので高校生は必然的にシフトに入れる時間が少なくなってしまいます。
本屋は比較的に閉店時間が早いので、夕方から入っても短い時間でしか働けません。
このようにシフトに入れる時間が少なくなってしまうと、シフトの融通が利かなかったり、仕事になれるのにも時間がかかるといった理由で大型の本屋は、高校生の応募をしていないところが多いのです。
本屋バイトは諦めるべき?
大型の本屋だと、応募を受け付けていないことが多いのでバイトをするのは厳しいのが現状ですが、絶対個人経営や小型や中型の本屋といった所では高校生の応募を受け付けていることがあります!
ここからは、高校生も応募できる本屋バイトの求人の探し方についてご紹介します!
SNSや求人サイト
求人サイトでは自分が働きたい条件を絞って探すことができ、多くのバイト募集を掲載しているので、自分にあったお店を探しやすくなっています。
SNSでは、X(旧Twitter)で公式アカウント作成しているところもありますのでいち早く求人募集の情報を得ることができます。
店頭の張り紙
個人経営や小型の本屋など、応募をする際にSNSや求人サイトを使っていない場合があります。
代わりに店頭にバイト募集の張り紙をしていることがありますので、気になる本屋がある場合は実際にお店に向かって募集されているかを確認してみましょう。
また張り紙がない場合でも、募集しているのかを問い合わせをしてみるのもオススメです。
まとめ
高校生は本屋バイトをすることはできないのかを解説しましたがいかがだったでしょうか?
簡単にまとめますと
- 大型の本屋だと時間の都合上、高校生不可な場合が多い。
- 個人経営、小型や中型の本屋だと高校生の応募を受け付けている。
このように限られた条件の中ではありますが、高校生でも本屋のバイトはできます。
仕事内容についてもご紹介しましたので、やっぱり本屋でバイトをしたいと思った方もきっといると思います。高校生不可が多い本屋バイトですが、高校生でもバイトできる所は必ずあるので、こまめに求人サイトをチェックしたり、実際に働きたい店舗に足を運んでみたり問い合わせしてみたりしましょう。
ぜひ今回の記事を参考に自分にあった条件で働ける本屋バイトを見つけてください!