冬に人気のリゾートバイトである「スキー場」。
住み込みで働き、毎日滑り放題で、仲間もいっぱいできそう…!
中でも、目立つ存在である「パトロール」。
スキー場の救助隊として、お客様の安全を守ります。
人を助けるやりがいの反面、きつさも…?
今回は、パトロールバイトの仕事内容・時給・口コミ・感想を徹底的に解説していきます。
スキー場のパトロールって?バイトでも出来るのか?必要な資格・条件
結論、資格の有無を問われるかはスキー場によります。
ただ、パトロールの仕事はお客様の安全に大きくかかわるものになりますので
雪山に慣れた確かな滑走の技術は必須になります。
各スキー場の広いゲレンデコースを把握し、全てのコースにて問題なく滑走できるレベルは必要になります。
そのレベルを確かめる指標として下記の資格を条件として提示するスキー場もあります。
- スキーSAJ検定1級または2級
- SAJ公認スキーパトロール
スキーSAJ検定とは、技術の習熟度を検定員がジャッジするテストです。
5級が一番容易で、4級→3級→2級→1級と順にレベルが高くなっていきます。その中での2級以上なので、こちらも結構ハイレベルです。2級がどんなことができるレベルなのか知りたい方は下記の記事をご覧ください。
SAJ公認スキーパトロールの方は相当ハイレベルな試験となりますので、
学生の方や1年だけ働いてみたいという方は
無資格もしくはスキーSAJ検定2級以上で応募可能な求人を探してみると良いでしょう。
応募時に、働きたいスキー場にパトロールの募集があるか・資格は必要なのか確認するようにしましょう。
スキー場パトロールの仕事内容は?
スキー場パトロールの仕事内容は主に「巡回業務」と「待機業務」があります。
これを10人程度でローテーションするのが一般的です。
それぞれについて見ていきましょう。
巡回業務
- 営業開始前のコンディション確認
- ジャンプ台の形成
- 案内板や看板の設置状況確認
- ロープ・ポール・ネットの設置・補修・安全確認
- お客様の状況確認
- 落とし物の捜索
- ゲレンデの巡回
気温・風向き・積雪状況・圧雪状況・雪質など…その日のゲレンデのコンディションを確認することから1日が始まります。
営業時間中は、コース案内の看板やコース脇のロープ・ポール・ネットの点検をしつつ
お客様に異常が無いか見て回ります。
また落とし物の捜索もパトロールの仕事です。例えばリフト下の落とし物については、リフト乗車中に目視で確認できるものは、ストックを刺しておいて取りに行きます。コース外を滑走して取りに行くことになるのでここでも技術が必要になってきます。
このようにパトロールの巡回業務は、ゲレンデの安全を守る多岐にわたる業務があります。
待機業務
ゲレンデ内で人がぶつかって怪我をした…など緊急の通報が入ると、
一刻も早く現場に向かいます。
そして状況に応じて、応急処置・搬送を行います。
搬送は、スノーモービルやボート型のソリに人を乗せてスキーで引っ張る方法です。
本格的な処置は搬送後に病院で行いますが、止血や固定等の応急処置の有無はその後のケガの状況に大きくかかわりますので非常に大切なパトロールの業務です。
スキー場パトロールの気になる収入は?
スキー場によって異なるというのは前提ですが、おおよそ時給1000~1500円が相場です。
1日8時間働いたとして、1日8000~10000円ほどですので8時間×週5日働いたとして月収20万円前後です。
スキー場のリゾートバイトにおいては「寮完備・食堂完備」の場合が多く、休みの日もゲレンデで過ごすことが多いため生活費を大幅に浮かせることができ、結果的に貯金がたまりやすくなります。
スキー場パトロールはどんな人が向いている?年齢層と属性は?
スキーの技術が高い
ゲレンデの安全を守る仕事なので、ゲレンデでの作業が多くなります。
その際、まずはコースを問題なく滑走できることは前提条件となりますので
スキーの技術は高いほうが望ましいです。
責任感が強い
パトロールが担っている業務はどれもスキー場の安全に関わるものです。
怠るようなことがあれば、誰かが危険な目に合うかもしれません。
事故・事件を予防し、有事の際には救助しようという責任感がある方が向いています。
好きなことを仕事にしたい人
「スキーが好き」「スキー場が好き」という方にとっては、最高だという声も経験者の声で確認できました。近年、好きな場所で働きたいという風潮も盛んですので、当てはまる方は検討してみても良いと思います。
年齢層と属性
スキー場のアルバイトは20代が多いです。
そしてパトロールに関しては、重労働も多いので男性が多めです。
スキー場のパトロール!メリットとデメリット5選 きついって本当?【口コミまとめ】
続いて、調べてみて分かった「スキー場パトロールのメリットとデメリット」を見ていきます。
パトロールの楽しいところ!メリット5選
パトロール業務の知識・技術が身につく
滑走するだけでなく、滑走しながら安全管理をするのでスキーのスキルアップは間違いないです。
さらに、応急処置の技術はスキー場の外でも役に立つ知識なので幅広く役に立つ知識・技術が身に付きます。
ウィンタースポーツが好きな人達と働ける
スキー場には毎年、全国各地から「スキー・スノボ好き」が集まってきます。
共通の好きなものがある者同士が一か所に集まって、ゲレンデを運営する楽しさは何にも代えがたい経験です。
得意をいかせる
スキー場パトロールは誰にでもできる仕事ではありません。
安定した滑走技術や人を助けることへの責任感等が必要になってきます。
だからこそ、向いているという方は得意をいかした働き方ができます。
やりがいがある
前述の「得意をいかせる」とも繋がってきますが、パトロールの仕事は誰にでもできることではないので感謝される仕事です。救助をした人や落とし物をした人から「ありがとう」といわれると、やりがいを感じます。
休みの日は滑り放題
スタッフは無料というゲレンデが多いです。
働いている期間にさらなるスキルアップを目指せます。
パトロールのきついところ!デメリット5選
シーズンが終われば終わり
雪が解け、スキーのシーズンが終わるとアルバイトも終了となります。
仲良くなった同僚たちや寮ともお別れです。
この時、同時に戻る部屋や設備を準備しておくようにしましょう。
混雑日は休憩が取れない
お客様が多い日だと、落とし物の件数も増えます。
また、お客様同士がぶつかってしまう等の事故も起こることがあります。
対応すべき事案が増えたときは多忙のあまり休憩が取れなかった…なんて日もあります。
寒い
スキー場の気温はマイナスです。
防寒具はもちろん万全ですが、それでも作業に応じて手袋を外す場面などはあります。
寒さに耐性が無いと、きつい…と感じるかもしれません。
肉体労働である
スキー場のバイトは基本、立ち仕事が多いですがその中でもパトロールの仕事は
滑走して、手足を動かし体を動かす作業が多いです。
運動神経・体力に自信のない方は避けたほうが無難です。
始業時間が早い
スキー場の営業開始時間は8時-10時頃が多いです。
パトロールはオープン前から、コンディション確認などの業務を行うため必然的に始業時間は早いです。そのため勤務日は早起きすることになります。
スキー場バイトのそのほかの職種
リフト係 | リフトの乗り降り管理・運転管理・除雪など |
---|---|
インストラクター | スキー・スノーボードのスクールでの指導など |
レストラン・ショップの接客や調理 | スキー場内にあるレストランの接客や調理など |
ホテル・旅館の接客や調理 | スキー場周辺のホテル・旅館でのフロント窓口業務や客室清掃など |
スキー場パトロールバイトの求人を探す方法・採用されるコツ
スキー場パトロールバイトの求人を探す方法は2つあります。
- 直接スキー場のホームページをチェック
- リゾートバイト専門の求人サイトを活用
冬季限定で働くことができるスキー場のバイトスタッフ募集は、おおよそ9月~11月頃に行われます。タイミングを失わないよう動き出しましょう。
各スキー場のホームページをチェックしていくのは、大変な作業です。
効率よく求人を見つけたい方はリゾバ専用のサイトを活用してみてください!
【リゾートバイト求人サイト 参考】
まとめ
スキー場パトロールは、きつい部分もありますが、
人の安全を守り、人を助けることができるカッコイイ仕事です。
運動神経・スキーの技術に自信のある方は是非挑戦してみてください。