仮面浪人生は、大学生活と受験勉強という2つを成し遂げなければなりません。普通の浪人生とは違い勉強時間が少なく、学生生活で時間を奪われるため、受験勉強の時間をいかにうまく確保できるかが勝負です。その中でバイトもしたいとなるとかなり厳しいです。しかし、金銭的にバイトをせざるを得ない人もいるかと思います。今回は、そんな仮面浪人生向けにおすすめのバイトを紹介していきます。
仮面浪人生向けバイト選びのポイント
仮面浪人生が合格する確率はたった５%と言われており、とても厳しい世界です。正直、仮面浪人中のバイトはおすすめしません。しかし、「学費や受験料を自分で稼がないといけない」などやむを得ずバイトが必要な方もいらっしゃいますよね。そこで仮面浪人生がバイトをする際のポイントをまとめてみましたので、是非参考にしてみて下さい！
- 必要な金額を決める
- 重労働は避ける
- 早朝の時間だけ働く
- 距離の近さ
必要な金額を決める
あくまでも大学合格が1番の目的ですが、だんだんと目の前のことで精一杯になり、勉強とバイトがどちらも中途半端になってしまう、なんてことが起こり得ます。そこで1つ目のポイントが「最低限いくらお金が必要なのか」を計算しておくことです。あらかじめ金額を理解していれば、自分のスケジュールから逆算して効率よく時間を活用できます。
例えば、「長期休みの期間だけがっつり働いて、試験が近づいたらバイトの量を週1に減らそう」などうまく時間・金銭管理することができます。
重労働は避ける
2つ目のポイントは、重いものを運ぶ引っ越し業者のバイトやイベント会場の設営など体が疲れるようなバイトは避けることです。「バイト後、勉強をしようと決めていたのに寝てしまった」「大学の講義に遅刻してしまった」などバイト内容が過酷すぎるあまりに勉強そっちのけにならないように注意です。もしもそういった重労働バイトをする際は、短期集中型で働きメリハリをつけた方がよいでしょう。
早朝の時間だけ働く
3つ目のポイントが働く時間帯です。午後から講義の日、土日祝日などは早朝にバイトを終わらせてしまうのがおすすめです。1日の終盤にバイトが入っていると、時間を気にしてしまったりバイトがあることに気をとられてしまったり、集中力が散漫してしまいがちですよね。やるべきことを全て早朝で終わらせて午後からの時間を勉強に費やした方が効率がよいでしょう。
また、受験勉強は生活習慣が夜型に傾きやすいですが、早朝にバイトの予定を入れておけば、生活習慣を整えることもできます。深夜バイトは、時給にプラス200～300円になり高時給になりますが、生活習慣の乱れにつながり勉強時間のリズムもくるってしまうのでおすすめしません。
距離の近さ
4つ目のポイントは、バイト先と自宅(大学)の距離が近いことです。バイトに向かうためにわざわざ何時間、何十分も時間をかけていてはもったいないです。なるべく徒歩・自転車圏内のバイト先を選び、移動時間は最小限に抑えて時間を効率的に使いましょう。
おすすめバイト5選！
続いて、仮面浪人生におすすめしたい5つのバイトを紹介します。
- 塾講師・家庭教師
- 短期・単発バイト
- コンビニ・スーパー
- 漫画喫茶・インターネットカフェ
- 大学の手伝い
塾講師・家庭教師
それぞれ塾または生徒の自宅で授業をするバイトです。塾ですと、個別か集団かは塾によって違いますが、小学生から高校生に授業をします。メリットとして①高時給、②教えることが自分のためにもなる、という点です。また、塾講師・家庭教師だと学校終わりの夕方から夜までの時間帯のバイトのため、大学生の講義後の時間にぴったりだと言えます。そして、高校生の担当の場合、仮面浪人生として勉強している内容をそのまま活かして教えることができます。「教える」という行為で学んだことをアウトプットし、さらに理解を深められるので一石二鳥のバイトです。
短期・単発バイト
短期・単発バイトの一番の魅力は、シフトの自由度の高さです。自分の時間を必ず確保できるため、勉強への支障が出にくいのことが魅力です。仕事内容は様々ありますが、イベント会場の設営や物資の運搬などの肉体労働ではなく、ティッシュ配りやピッキング作業などの軽めの仕事を選びましょう。
コンビニ・スーパー
早朝のバイトができるのがコンビニやスーパーです。コンビニのバイトは、早朝・日中・夕方～夜・深夜に分かれて募集されていることが多いです。早朝の就業時間は5時～９時で、通勤や通学客で忙しい時間帯です。一方スーパーの就業時間は、６時～10時が一般的のようです。どちらも品出し作業は比較的楽で、早朝の時給は昼間よりも多めに設定されています。
漫画喫茶・インターネットカフェ
暇な時間を勉強に使うことができるのが漫画喫茶・インターネットカフェのバイトの魅力です。1日の勤務時間は5時間以上からなど拘束時間は長めです。仕事内容は受付や清掃、簡単な調理など難しい仕事はありませんので、バイトが初めての方も始めやすいバイトです。また、静かな環境なので空き時間の勉強は集中しやすいですし、体力をあまり消費しないのでバイトで疲れてその後の勉強がおろそかになる心配もありません。
大学の手伝い
最後に大学の手伝いをするバイトです。留学生の勉強サポートや教授の手伝い、学校行事の手伝いなどがあります。空きコマを利用して作業をできたり通勤時間がかからなかったりなどのメリットがあります。教授と親しくなれるため、受験の相談や勉強をすることもできます。しかし、時給が安く求人も数少ないため副業程度に考えた方がよいかもしれません。
どのバイトも最初にお話した3つのポイントを加味したバイトです。中でも1番おすすめのバイトは塾講師・家庭教師です。お金を稼ぎながら自分の学びにも繋がりますし、大学や自宅最寄り駅などどんな場所にもありますので移動時間をかけずに働けるベストなバイト先だと言えるでしょう。
メリットとデメリット
仮面浪人生がバイトをするにあたってのメリットはお金を稼げること以外にはありませんと断言します。むしろデメリットしかありません。仮面浪人を経験した方のお話では、時間的にも体力的にもロスが多いためバイトをするメリットがないとのことです。仮面浪人生にとって時間はお金よりも大切ですし、いくら楽なバイトとは言え疲労は積み重なります。バイトをする前提として「バイトをしても尚、しないときと同じように勉強できるのか？」を自問自答し、本当に自分が今やるべきことなのかを考えて下さいね。
まとめ
仮面浪人生におすすめのバイトとバイト選びのポイントについてお話しさせていただきました。是非、仮面浪人として頑張っている方のお役に立てれば嬉しいです。大学生活＋受験勉強＋バイトを両立させるのはとても大変なことですが、1番の目的である「志望校への合格」という軸を忘れないで下さいね。本当に困ったときには、両親や教授など信頼できる人に相談することも大切ですので、無理はせず頑張ってください。
