クリスマスのケーキ屋バイト体験談!どれ位忙しい?一日の流れは?

クリスマスのケーキ屋バイト体験談!どれ位忙しい?一日の流れは?

  
  

クリスマスのケーキ屋さんはどれくらい忙しい?

想像通り?!いえ、それ以上に忙しいのがケーキ屋さんのクリスマス!

しかも、実は25日のクリスマス当日よりも、23日や24日には仕込みが始まるのでより大変だったりもします。

1年の中で1番忙しいクリスマスの時期にケーキ屋さんで働くということは、とても大変なことではありますが、それ以上の魅力もたっぷり詰まっていますので、ケーキ屋さんで働いてみたいという方に、ケーキ屋さんの苦労と魅力の両方をご紹介していきます。

ケーキ屋さんで働くうえで大変なこと

ケーキ屋さんで働くうえで大変なこと

ケーキ屋さんで働く場合、パティシエとして働くのか販売職として働くのかで、大変さの種類が変わってきます。

ここからは、パティシエと販売職それぞれの大変さを紹介していきます。

パティシエの大変さ

 
まず、将来パティシエとして働くことを夢見た際に、クリスマスの時期にケーキ屋さんで働くうえで特に大変に感じられるところは、労働時間の長さでしょう。

特に従業員数が少ない小さなケーキ屋さんでは、朝早い時間から夜遅い時間まで、休みなく働き続けるというのが正直なところのようです。

その1番の理由は、その日に作ったケーキをその日のうちに食べていただく生菓子を販売しているからです。

ケーキにも色々な種類がありますので、比較的日持ちする焼き菓子の場合は事前に作れるので当日は店頭に並べるだけで良い場合もあります。また、生菓子でも冷凍保存と組み合わせて製造している場合には、当日の仕込み時間が短縮できる場合もあります。

ですが、お客様に1番美味しいケーキを食べてもらいたい・お客様により添加物の少ない安心できるケーキを食べてもらいたいなど、こだわりの詰まったケーキほど、時間との勝負となり、結果忙しさが増すということになります。

事前に予約を受け付けていたとしても、事前に作り置きをしておけない生菓子であるケーキの場合は、当日作る必要があるのです。そして、予約をせずに当日買いにいらっしゃるお客様もいますので、それらを並行して作るということが延々と続きます。

それでは、パティシエではなく販売の仕事はどうでしょう?

販売の仕事の大変さ

 
上記の通り、大変な作業とお客様への想いが詰まった大事なケーキを、直接手渡す販売の仕事はとても大事なお仕事です。

まず、たくさんあるケーキの種類や名称を覚えることは必須となります。
イチゴを使ったケーキにも、ショートケーキやムースやタルトなどいくつかあり、お客様が「イチゴのケーキとチーズケーキとチョコレートケーキと・・・」と早口でおっしゃった場合でも、どのイチゴのケーキなのか、レアチーズケーキなのかスフレチーズケーキなのかなど正確に確かめながら注文を取っていく必要があります。

そして1番の難所が、ケーキの箱詰めです。慣れるまでが難しく、慣れても緊張感を持って取り組まなければいけない作業になります。柔らかく繊細なケーキをショーケースから箱に丁寧に移し替えていく作業は、クリスマスで店舗内が混みあっている時ほど、冷静に落ち着いて行う必要があります。大事なケーキをお家まで綺麗な形で持って帰ってもらうために、とても気を遣う仕事になります。

また、パティシエさんの少ない小さなケーキ屋さんでは、簡単な仕上げやフルーツカットなどケーキを作れる機会もあるようです。

もちろんアルバイトの場合はあらかじめ勤務時間が決まっているはずですが、お店の状況を無視できないと思ってしまう優しい人は抜け出せなくなる可能性もありますし、クリスマスの忙しさの中においてはアルバイトさんのことを1番に気にかけている場合ではないというのが実際の厳しさではないでしょうか。

ケーキ屋さんの規模や店舗形態、雇用形態で勤務時間や勤務内容は大幅に変わってくるので、何を重視して働きたいか、先に決めてから応募することが必要になります。

ケーキ屋さんの1日の流れ

ケーキ屋さんの1日の流れ

あくまでも1例となりますが、1日の流れを見てみましょう。

06:30出勤、掃除・準備、予約の確認などをします。
07:00ケーキの仕上げ
09:30ショーケースに並べます。ケーキの仕込みを始めていきます。
10:00開店、ケーキの販売が始まります。ケーキの仕込みは続きます。
11:00適宜、休憩を取ります。
作る。売れる。作る。売れる。という流れは続きます。
20:00片付け・掃除・翌日の準備が終われば終了です。
21:00帰宅。1日お疲れさまでした!

23日・24日の方が仕込み時間が長くなり、帰宅時間は遅くなる可能性が高いです。

クリスマスにケーキ屋さんでアルバイトをすることの魅力

クリスマスにケーキ屋さんでアルバイトをすることの魅力

1年の中で、あえて1番忙しいクリスマスにアルバイトをすることに、果たして魅力などあるのか?と疑問に思われている方も多いことでしょう。

パティシエとして腕をあげるためには、経験数が何よりも大事になってきます。ですが、普段食べてくれる人がそう多くない時に、むやみに作ることは出来ません。それでも、クリスマスの時期は否が応でもケーキを作ることから逃れられません。

普段は簡単な作業しか任せてもらえないという初心者の方も、クリスマスの時期は多くの作業を任せてもらえるようになったりします。しかも、数が多いということは、結果的に熟練していくということになります。

クリスマスの時期は、正直とにかく大変で疲れ果ててしまうかもしれませんが、沢山のクリスマスケーキを作れる貴重な時間であり、この時期を乗り越えることができれば、結果として大きく成長できる絶好のチャンスとなるわけです。

また、お店次第・店長さん次第にはなってきますが、クリスマスの時期だけ時給を上げてくれたり、プチボーナスがついたり、大変さを労う計らいに感動・感謝するということもあります。

クリスマスにケーキ屋さんでアルバイトをするために必要な心構え

クリスマスにケーキ屋さんでアルバイトをするために必要な心構え

ケーキ屋さんで働いている方達は、過酷な労働環境の中にあっても、ケーキを作ることが大好き!美味しいケーキを食べてお客様に笑顔になってもらいたい!という気持ちを持って頑張っています。

そして、ケーキを買いに来る人達は、うきうき・わくわく、楽しみで幸せな気持ちを持ってお店にやって来ます。

そんな、パティシエさんとお客様をつなぐのがアルバイトさんのお仕事になるのではないでしょうか。

決して楽なお仕事ではないことは確かで、クリスマスシーズンは特に過酷な労働環境と言っても過言ではないかもしれませんが、そのことを承知のうえで、覚悟のうえで、前向きに働く姿勢が何より大事になりそうです。

また、クリスマスの時期だけ短期のアルバイトを募集するお店も多いですが、それ以前から働けるようであれば、少しずつでも忙しくない時期に仕事の流れを覚えられることが理想です。クリスマスにそれまでに学んだことを発揮する方が、達成感や成長を感じられて、自分自身にとってもお店にとってもお客様にとってもみんなが幸せな気持ちになれる笑顔溢れるクリスマスを過ごすことができることでしょう。

クリスマス以外の繁忙期と閑散期

クリスマス以外の繁忙期と閑散期

ちなみに、クリスマスは当然のことながら忙しいのですが、それ以外にも繁忙期は結構あります。

クリスマスが終わってすぐ、年末年始は贈答用の焼き菓子を含め人が集まる場所でケーキは必需品となります。

それから春の卒業・入学など、新しい門出を祝う席にもケーキを作る機会は増えるのです。

そして、ひな祭りや端午の節句、バレンタインデーやホワイトデー、ハロウィーンなどイベントがある時には、お客様にケーキを選んでいただく機会が増えるということです。

一方、夏場は比較的、閑散期と言えます。
暑すぎる夏場は、食欲が落ちてしまいがちで、甘いケーキを選んでいただくこともあまりないようです。

1年を通しては、メリハリのある働き方ができる職場と言えそうです。