交通量調査という仕事は、指定された場所で決まった時間に、車や歩行者の数を計測していく仕事です。
「時給がよい?!楽に稼ぐことができる?!」
「 いや、きつい!疲れるっていう話も?!」
と色々な体験談がある、興味を持つ人が多い交通量調査のアルバイト。
そこで、交通量調査の仕事内容や給料、実際によいところと注意すべきところを調査してみました。
交通量調査バイトの仕事内容を調査!
交通量調査とはその名の通り、交通量を調査しているのですが、細かく分けるといくつかの違いがあります。
まずは、車を数える仕事です。ナンバープレートを見て、普通車や大型車などの車種別に交通量を調査していくいわゆる交通量調査です。交差点において、1回の青信号で車が何台曲がることができるかなどを数える交差点調査といったものもあります。
続いて、人を数える仕事です。年齢層や性別を見分けながら歩行者の数を調査する人流調査というものがあります。駅や商業施設においてどのような人が行き交うのか属性を調べていったり、どのような道のりを使うのかを調べるルート調査もあります。
いずれも、決められた測定地点で、数取器というカウンターをカチカチと押しながら数を数えていきます。
企業の新規出店に伴う立地調査の場合もあれば、国や自治体による施策の場合など、調査の目的も様々です。
ですから、渋滞解消などを目的とした交通量の多い場所での調査を依頼されることもあれば、新規の土地開発などを目的とした比較的交通量の少ない場所を依頼されることもあります。
交通量調査バイトの給料を調査!
交通量調査バイトの時給は比較的高く設定されていることが多く、時給の平均は1,100円くらいとなっています。
募集されている地域や時期によって変動してきますが、特に時給アップを目的としたい場合には、深夜の時間を狙うのがよいでしょう。
拘束時間は12時間もしくは24時間での求人の募集が多く、日給では12時間で1万円、24時間では2万円以上にもなり、1日で高給を稼ぐことができる仕事と言えそうです。
ただし、単発での募集が主流なので、月収として安定した額を手にすることは難しくなります。
ちなみに、拘束時間は長く感じられると思われますが、2時間働くごとに1時間休憩するというペースが主流なので、実働時間は短く感じられることでしょう。
交通量調査バイトはきつい仕事?
交通量調査のバイトは知らずに始めると意外ときつい一面に遭遇してしまうことがあります。
事前に準備できることはしておくことで、つらい思いをしないで稼ぐことができるでしょう。
排気ガスからは逃れられない仕事
車が多く行き交う場所での交通量調査は、どうしても車の排気ガスから逃れることが出来ません。
近頃、マスク生活からようやく解放されてきたところではありますが、やはりマスクを持っていると多少は軽減されるでしょう。
求人の募集の際に必需品としての指示を受けることはないかもしれませんが、マスクを持参するようにしましょう。
もしくは、車の交通量が少ない調査や、対象が車ではなく人の人流やルートを調査するバイト、屋内での交通量調査を探してみるのがよいでしょう。
また、交通量が少ない場所でも屋外での仕事の場合、黄砂の時期には注意が必要です。
マスクは常備しておいて損はないでしょう。
眠気と戦う仕事
楽な交通量調査を追い求めて、求人募集の内容を厳選した結果、暇すぎて眠すぎるという難点に遭遇する人も多くいます。
交通量が少なく、拘束時間が長いという時はなおさらです。
椅子に座っていると特に眠気に誘われやすいので、しっかり睡眠をとってから集合場所に向かうようにすることが解決法になります。
また、眼はさえていても、暇すぎて疲れるということも大いにあり得ます。
少ない交通量を求めた結果、周りに何もないような立地条件での仕事の場合は、嬉しいはずの休憩時間も、暇を持て余して眠る以外の方法が思いつかないなんてこともあるようです。
一人時間の有効活用法をあらかじめ考えてから現地に赴くことをおすすめします。
寒い!暑い!天気の影響を受ける仕事
天気の影響が1番、交通量調査のバイトの良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。
基本的には屋外での仕事になるので、雨・風・寒さ・暑さには耐えるということしかできません。
冬は寒さに凍えながら交通量調査を行う可能性が大きいです。手袋・マフラーなど着脱可能な防寒具を準備しておきましょう。
また、カイロは複数用意しておくことで拘束時間が長くても、寒い・つらいと感じる時間が軽減されることでしょう。
夏も熱中症対策に、飲料水や冷却剤などを持参するようにすると安心です。
服装の細かい指定はないことが多いようですが、あまりに薄着でも日差しを強く感じることがあります。拘束時間が長いことから、紫外線を強く浴びることにもなるので、紫外線対策もできる服装を選んでみてください。
そして、一番忘れてはならないのが雨に対する準備です。
指定される集合場所や風の強さによっては傘をさせないこともありますので、レインコートが必要になることもあります。
また、夏の夕立など午後から急に雨が降り出してくるなんてこともありますから、雨具の準備は忘れずに天気予報をチェックしてから出かけるようにしましょう。
交通量調査バイトはよい仕事
交通量調査のきつい面をご紹介してきましたが、準備を行うことで避けられることも多いものでした。
そして、それ以上にいい面があることから、求人の募集がかかると早い段階で決まる人気の高いアルバイトとなっています。
その理由はいくつかあるのですがまず、単純作業で休憩時間が長いという点があげられます。
何をどのように計測していくかは、指定された集合場所で説明を受ければすぐにわかる内容で、その後はずっと同じ単純作業が続きます。
基本的には単発の仕事なので、難しい仕事を次々と覚えていく必要はありません。元々必要なスキルも特には求められないので、その時間に集中して仕事をすることができれば事前準備もなく始められます。
また、拘束時間は長いですが、2時間ごとに1時間の休憩がつくことがほとんどなので、疲れる前には休憩を取ることができます。
続いていい点は、人間関係で悩まなくてよいという点です。
基本的には2〜3人のグループになって行われますが、単発での仕事が多いので人間関係で難しいと感じることはほとんどなく、ストレスなく仕事を行うことができます。
また、接客業のようなクレーマーに出会うこともなく、人間関係で気が重いということにはならなくて済みます。
他にも椅子に座ってできる仕事が多く、肉体労働もなく、女性にも好評です。
交通量調査バイトの探し方
交通量調査のアルバイトは、締め切りが早いことが多いです。
求人サイトへアクセスして自分で探して応募するという方法の他には、調査会社や派遣会社に直接登録しておくことで、紹介してもらうという方法もあります。
履歴書も面接もどちらも不要で、応募のみで採用が決まるところが多いので、簡単に始められるという利点があります。
特に年齢制限も設けられていないことが多いですが、深夜時間にまたがる拘束時間の場合など、高校生が不可の場合があります。
案件はそう多くはないので、希望のエリアで見つけるのが難しい、応募しようか迷っているうちに募集が終了しているといった状況が発生しやすいようです。
アルバイトをしてみたいと思った時には、早めに探して、すぐに応募する心構えでいた方が良いでしょう。