自他共に認める「暗い」言動をしがちな「陰キャ」にとって、バイト探しはとても不安。 人と接するのが苦手だからバイトは難しそうだと、諦めそうになっていませんか？
陰キャだって良いバイトを見つけたい！
陽キャっぽいバイトを間違えて選びたくないし後悔もしたくない！
そのためにはまず「コミュニケーション」が少ない職場や「自分の苦手な事」について考える必要があります。
今回は陰キャらしく働けて安心できる、難易度が低いおすすめバイトをご紹介します！
陰キャというのは？
陰キャとは「陰気なキャラクター」の略語で、内向的で暗く目立たない、コミュニケーション能力が低めの人を意味します。
若者の中には「自分は陰キャだ」と自虐的であったりネガティブな意味で使う人もいます。 その逆の「陽気なキャラクター」である陽キャは活発で明るい人という意味があり、誉め言葉として使われる事があります。
陽キャの人と比べると陰キャの人は交流が苦手でネガティブ思考をしがちなので、ストレスを抱えすぎないバイト先を探しましょう。
陰キャ向けバイト探しのコツ
陰キャは、陽キャが選びそうな職場・条件を避けましょう。
身もフタも無いように感じますが、この考え方がシンプルイズベスト。
スタッフ同士の仲が良くコミュニケーション強者ならではのノリ、お客さんとの会話を重視、業務上の連携プレイが必須など、陽キャがいそうな場所には、陽キャが多くいる理由があります。
陰キャという言葉自体にはネガティブな印象もありますが、真面目で慎重に業務をこなせる性質は陽キャにはない大きな長所。
陽キャの真逆を目指すべく、陰キャ能力を活かせて過ごしやすいバイトをじっくり探してみましょう。
重視したいバイト条件って何だろう？
バイトでお金を稼ぐには、自分に合っていて働きやすい業務内容を考える必要があります。
理想を追及しすぎる必要はありませんが「自分にとって苦手な事」だけは避けるべきです。 苦手な事で無理して働いても自分が苦しいし、上手くできなくてヘコんだり怒られたりと、踏んだり蹴ったり。
将来つらくなりそうだと予測できるものは、賢く事前に避けましょう。
陰キャが避けるべきバイトを知ってから、安心して働けそうな狙いたいバイトを考えるのがオススメです。
避けるべきバイト
まずは「陰キャにとって極力避けたいバイトとは何か」を消去法で考えた時、 真っ先に挙がる候補は「接客メイン」「人通りの多い地域」「アットホームと記載された店」になるでしょう。
接客メインのバイト
どんな性格かもわからないお客様とのランダム対応、スタッフとのチームワークが必要である接客は、陰キャにはレベルが高いです。
多少ならコミュニケーションができる、という陰キャであれば、裏方などの「会話が少なめの職場」を重視して選ぶのが良いでしょう。
人通りが多い地域
何よりも「知り合いと会ったら気まずい」これに尽きます。
後でからかわれたりすると面倒なので、極力避けたい所。
陰キャとしては、普段の生活圏から離れた地域だと安心です。
募集要項：「アットホームな職場です」
アットホーム、つまり職場の人間関係がとても良いということ。
一瞬、とても良いように感じますがこれは人付き合いが濃く、スタッフに陽キャが多い可能性も。
コミュ力の無い陰キャには厳しい環境です。避けましょう。
狙いたいバイト
陰キャ向けバイトとして狙っていきたいのは オープニングスタッフ募集、チェーン店、単発バイト、在宅バイトです。 順番に見てみましょう。
オープニングスタッフ募集
「すでに人間関係ができ上がっている職場」よりも「全員新人から一斉スタート」になるオープニングスタッフは狙い目です。
上下関係もないので、とても気楽に働けるでしょう。
また、陰キャにとって少しずつ成長できる可能性がある環境です。
チェーン店
チェーン店は、新人バイトを育てる体制が整っています。
長年バイトを雇っている経験があるため教育マニュアルもしっかりしています。先輩がいちから丁寧に教えてくれるのでバイト初心者な陰キャでも安心です。
逆に、個人経営店は当たり外れが大きいです。
相性の良い店もあると思いますが、大半は「店長・上司の経営方針や独自性」が強く、働く側に柔軟な考え方が必要になります。
臨機応変力が少なめの陰キャには難しい場合があるため、避けたい所です。
単発・短期バイト
コミュニケーション能力に自信が無い方にもオススメ。
仕事への責任を持つのは大前提ですが、1日～一定期間のバイトなのでその日数だけ頑張れば環境や人間関係をほぼリセットできます。
たとえ苦手な業務にあたったとしても、少しの間だけガマンすれば環境を変えられるのは大きな利点と言えるでしょう。
在宅バイト
近年「テレワーク、副業」としても注目されている「在宅バイト（在宅ワーク）」は、技能があって自分との相性さえ良ければ、コツコツ真面目に作業できる陰キャにこそ適正があります。
スキルを身につければ時給UPを狙えるバイトですが、逆に言うなら「作業時間をかけすぎると最低時給以下」になる可能性も。初心者のうちは時間がかかるため日々の勉強と向上心が必要ですが、一度身につければ将来安定収入に繋がるかもしれません。
興味がある場合は、できそうな業種でクラウドソーシングサービスを複数検討したり、情報収集する所から始めてみましょう。
陰キャ向けのオススメバイト
どうしても「お客さんへ向けて商売するのが、お仕事」というものなので「完全に人と関わらない」のは難しいもの。しかしながら「最小限の意思疎通でOK」な業種が、世の中には数多くあります。
今まで挙げてきた「避けたいバイト・狙いたいバイト」を組み合わせて考えたものが、以下の「陰キャ特性を活かせる、陰キャにオススメなバイト一覧」です。接客が少ないか接客なし、もしくは在宅でできるバイトを基準に探してみましょう。
ひとりで業務
- ポスティング
- ティッシュ配り
- 看板持ち
「接客らしい接客が無い」陰キャにとって理想的バイトです。
そのほか外出不要の自宅業務としては、在宅バイトがあります。 同僚の目を気にする事もなく、気楽なひとり業務ができるでしょう。
ほぼひとりで業務
- 工場のライン作業
- 漫画喫茶、ネットカフェ
- 警備員
- 試験監督
業務の性質上、陽キャが少なく人との関わりも最小限で済むバイトです。
低燃費な接客
- 本屋
- ドラッグストア、スーパーの品出しや裏方
- レジ打ち
最小限の会話が必要になりますが、手順さえ覚えれば黙々と作業できます。
失敗しやすいので避けたいバイト
従業員もお客さんも陽キャだらけのバイトは、緊張などの原因から失敗しやすいのでNGです。
人間関係に溶け込めず居心地が悪いだけでなく、陽キャ的な業務ができないのは会社にも迷惑がかかってしまいます。とっさの機転、気持ちの切り替え、応用力や体力が必要な業務は、陰キャとして避けたい所。
また「自分を磨きたい場合」に挑戦するのはアリですが、ストレスやトラウマになってしまっては元も子もありません。無理してご自身がつぶれてしまわないようにお気をつけください。
居酒屋
コミュニケーション能力と空気を読む力が必須である接客、居酒屋。
陽キャ向けバイト代表の居酒屋に陰キャが飛び込むのは、とても危険。
陰キャが一番避けたいバイト上位です。
土木作業・重労働
重い物を持つ肉体労働なので、インドア派の陰キャには不向きでしょう。
陽キャともまた違う、活力あふれ出る独自の「陽パワー」に耐えられない可能性大です。
接客メインのバイト
アパレル系、コンビニ、イベントスタッフ、コールセンターなど。
お客さんや同僚に失礼がないような気配り・コミュニケーションが必須、優先順位を考えながらチームワークで業務、臨機応変な業務を考え行動、ノルマ達成が必要
……などなど、陰キャには向いていない事のオンパレード。
混乱してドモったりキョドった時には、お客さんにご迷惑がかかるかもしれませんし、上司に怒られるかもしれません。
理解のある優しい職場を探し当てられたなら少しずつ成長できるかもしれませんが、キツイ職場を引き当てた場合には、トラウマになったりシンドイ思いをしてしまいます。
バイトなので、困った場合には上司へ丸投げOKだったり、無理せずとも大丈夫な場合もあります。
ですが「バイト初心者の陰キャさん」である場合は、極力避けた方が良いでしょう。
気遣いが必須のバイト
黙々と自分のペースで業務ができる事務全般は、陰キャにとってメリットが大きい印象があるかもしれません。
しかし、大抵の場合「電話やメール対応、周囲の状況や空気を読む力、他店舗や得意先への連絡」が必須です。
人間関係や業務内容を常に考えつつ一日を過ごしていたら、帰宅後に気疲れでグッタリ……という可能性も。
一般事務ではなく「データ入力メイン」だと気遣い部分が大きく減りますが、時々であっても電話対応やチームワークが必要な場合もあり、職場によりけりです。
「黙々と業務ができる」という部分で「事務と相性が良い」可能性がある方もいます。
じっくり検討してみて「向いてそう・やってみたい」と思えるなら、挑戦してみるのも方法かもしれません。
陰キャがバイトした時のメリットって？
バイトをする事で陰キャが得られるメリットはたくさんありますが、代表的なものとしては
- 自信がつく事
- 世の中には多種多様な人がいるとわかる事
- 人見知りが改善する事
が挙げられます。
変化の少ない日々を過ごしている時には、ついつい自信を無くしがち。
ですが実際に働いてみれば「自分は人の役に立てるんだな」と、意外な気づきがあると思います。
元々陰キャは真面目な性格の人が多いです。
「仕事・会社」にとって一番ありがたいのは「テキトーな事をせず、しっかり業務をこなしてくれる人」ですし「仕事結果がていねいな事はとても喜ばしい」もの。
つまり「陽キャよりも、陰キャは仕事結果で感謝される確率が高い」のです。
黙々コツコツ業務を多数こなして褒められれば、少しずつ自信がついてきます。
また、これは目立たない学生時代を過ごした筆者の経験によるものですが、学校より会社の方が「年齢、性別の違いで相手を決めつけない」傾向があると感じました。
（＝人として平等な関係であり、年齢差ではなく「入社時期基準」（先輩後輩など）で捉えて接してくれる）
学生時代は男性が若干怖く感じて苦手気味でしたが、健全な職場なら（各種ハラスメントを避けるはずなので）「ひどい物言いをされる」事も無く、とても安心したものです。
「学校特有の雰囲気」と「会社の雰囲気」というものは、別もの。
会社は友達作りをする場ではないため、個性や性格ではなく「仕事ができるかどうか」が業務評価基準になります。
「まだ自分が知られていない場所（＝バイト先）に所属する」のは「自分を変えるきっかけ」にもなります。将来的に陰キャ脱却の足がかりになるので、バイトをするのは大きなメリットになるでしょう。
まとめ
陰キャは、陽キャが選びそうな職場・条件を避けましょう。
接客内容が濃い居酒屋や外での肉体労働を避けて「最小限の意思疎通でOK」な業種を選び、自分のペースでできるポスティング等がおすすめ。
黙々コツコツ業務を多数こなして褒められれば少しずつ自信がついて、陰キャらしさがやわらぐメリットになります。
お金と自信を貯められる「陰キャ向け低難易度バイト」は、あなたの将来への足がかりとなるでしょう。
