ADHDに向いているアルバイト徹底解説!!

ADHDに向いているアルバイト徹底解説!!

こんにちは!ADHDを持つ方の中にはアルバイトや仕事において人間関係や作業で躓くことが多く長続きしなかったり自分に何が向いているのか分からず働くこと自体が不安になってしまったなんて人もいると思います。
かく言う私もこのADHDの当事者で仕事や人間関係に置いて散々悩まされてきました。

今回は、そんなADHDの方にどのような仕事が向いているのか逆にどんな事に注意して仕事を選べばいいのかをADHDの特性を元にいくつか紹介させていただくので、アルバイトや仕事探しの参考に少しでもしていただけたら幸いです。

はじめにADHDとは??

ADHDとは発達障害の一種です。
以前は子供の頃の行動でわかるケースが多く、子供の障害と思われる事が多かったですが近年では社会に出てから仕事や対人関係などのトラブルが増え、初めて自分がADHDだと気づくというようなケースも増えてきました。

そんなADHDですが大きく分けて「多動、衝動性タイプ」と「不注意タイプ」の2種類が存在します。

多動、衝動性優勢型

  • じっと座っていられれない
  • おしゃべり
  • 落ち着きがない
  • 思いつきで行動する
  • 集中すると周りが見えなくなる

不注意優勢型

  • 忘れ物、紛失物が多い
  • 物事の優先順位が付けれない
  • 片付けができない
  • コミュニケーションが苦手
  • 同時進行が苦手

このようにADHDには2種類が存在し日常生活において様々な障害が現れてきます。
これらの特性は生まれ持って備わった物の為、普段から気を付けていても完全に防ぐことはできません。

仕事が辛い…ADHDが与える仕事への影響

仕事が辛い…ADHDが与える仕事への影響

上記で説明したADHDですが以前は子供の頃にわかる発達障害とされていましたが、近年では社会に出てから仕事や対人関係などのトラブルが増え、初めて自分がADHDだと気づくというようなケースも増えてきました。

ADHDが仕事に与える影響 多動、衝動性の場合

多動、衝動性が強い人の場合は自身が興味のある事以外への集中が続かないといった症状があるため、仮に任された業務内容があっていないと手が止まってしまったり、過度なストレスを抱えてしまうケースが多々あります。

また、空気を読むことが苦手で衝動的な発言をしてしまうこともあり、コミュニケーションに置いてトラブルを招いてしまうケースも多いです。

ADHDが仕事に与える影響 不注意型の場合

不注意型が強い人の場合はケアレスミスが多く物事の優先順位や整理整頓が苦手、時間が守れない、約束事を忘れるなど本人は精一杯やっているつもりでも周囲から見て弛んでいる、やる気がないなどといった誤解を招いてしまい「だらしのない人」という評価をされてしまったり、自身を無くして鬱になってしまったりというケースが多くあります。

悪いことだけじゃない!ADHDが持つ強み!

悪いことだけじゃない!ADHDが持つ強み!

上記のようにADHDは仕事上で様々なトラブルを招いてしまうことがあります。
しかしながら、時としてADHDの特性が強みになる場合もあります。

ADHDの強み

  • 独創性、発想力に長けている。
  • 好奇心、感受性が強い
  • 興味のあることに対してとことん追及できる。
  • スピーディーな決断力
  • 自分の意志を貫ける

様々な特性を持つADHDですが、ADHDの方にはどのような仕事が向いているのか逆にどんな事に注意して仕事を選べばいいのかをADHDの特性を元にいくつかピックアップしました。

ADHDが苦手と言われるアルバイトとは?

ADHDが苦手と言われるアルバイトとは?

コンビニ店員

コンビニ店員はレジ打ち、接客、品出し、掃除などの複数の業務を基本的に一人で行っていく事が多く、意外にも業務内容が多い仕事となっています。

加えてタバコの銘柄や種類を覚えたり朝やお昼時などは時間に追われるサラリーマンなどの利用者も多い為、ミスをしてレジなどを止めてしまうとお客さんに迷惑をかけてしまうので正確さとスピード感も求められる仕事といえるでしょう。

飲食店

飲食店はホール、キッチン共にADHDが苦手とするマルチタスクが多く求められる仕事です。常に周りを見て優先順位を付けながら行動しなければなりません。

ホールはレジ打ちから接客、料理の配膳。キッチンは仕込みとオーダー、時には接客と臨機応変に対応していきます。

基本はチームで動いていくのでピーク時などお店が混むと頭の中がこんがらがってミスが増えたりしてしまうと周りやお客様に迷惑をかけてしまうことに繋がったり自分自身強いストレスになってしまう事があります。

データ入力などの事務作業

データ入力や事務作業など繰り返し同じことを行うような仕事はすべてのADHDの方に向かないというわけではなく、じっとする事が苦手だったり、途中で集中が途切れてしまうといった多動、衝動性の方に向かない傾向があります。

しかし、その内容に強く興味や関心がある場合には逆に才能が開花し強い集中力を発揮するなんてこともあったりもします。

誰かの命を預かる仕事

保育士や看護師、介護士などは誰かの命を預かる仕事である為、特に責任感と注意力が必要です。

ADHDの方に多い症状として多く見受けられるのが、不注意から起こるケアレスミスです。普通の仕事であれば仮にミスをしても誰かの命に関わる事態にまでいく事は滅多にありません。

しかし、保育士や看護師、介護士といった誰かの命を預かるような仕事は、たとえ小さなミスだったとしても、そのミスが巡りに巡って大きなケガや重大な事故を引き起こしたり、最悪の場合、誰かの命を奪ってしまうなんてことに繋がるかもしれません。
その為、うっかりミスや不注意などが多いADHDの方にはハードな仕事だと言えるでしょう。

ADHDに向いているアルバイトとは?

ADHDに向いているアルバイトとは?

営業職

営業職には思ったらすぐ動く行動力や様々な所へ足を運び移動できるフットワークの軽さなどが求められます。

つまり思いつきで行動し、じっとしていることが苦手で動き回りたいというような多動、衝動性の特性を持つ方には向いている職業といえるでしょう。

清掃作業

清掃の作業は基本的に繰り返しの作業が多く、掃除する場所や行程さえ覚えてしまえば自分のやり方で黙々と作業をすることができます。

また仮に手順などを間違えてしまっても綺麗にさえなっていれば誰かに迷惑をかけることも無いのでプレッシャーをあまり感じることなく働くことができます。

配達やデリバリー

新聞配達やポスティング、デリバリースタッフなどは決められたものを決まった場所に届けるというシンプルな業務内容です。

接客も商品の受け渡し以外ほとんど無い為、同時進行やコミュニケーションが苦手であっても事故や交通ルールにさえ気を付けていれば一人でストレスなく作業ができます。

最近ではUber Eatsなどの自分の好きなタイミングで仕事ができるアプリなども増えているため、おすすめなアルバイトだといえます。

スーパーなどの裏作業

スーパーなどの裏作業は基本的に品出しや商品の整列、モップ掛けなど単調な作業であり、いくつかの仕事の種類もあるので、すぐに飽きにくいのが特徴です。

まれにお客さんに商品の場所を聞かれたりレジ打ちなどの接客業務をすることもありますが、最近ではセルフレジや商品を読み取るだけの半オートレジなども増えており、自分が働きたいスーパーがオートレジなのかを確認してから申し込めば焦って計算を間違えるなんて心配もありません。

ホスト、ホステス

一見ADHDとは真逆で向いてなさそうと思われそうなホストやホステスですが、意外にもADHDに向いている仕事の一つと言われています。

ADHDを持つ方の中には、とにかくしゃべる事が好きという方もいます。ホストやホステスは人としゃべるのが仕事です。

自分のしゃべる内容がお客様にマッチした時、大きく稼げるチャンスかもしれません。

ホストやホステスは週一回の勤務でも大丈夫というお店も少なくなく自分の働きやすいタイミングで働ける仕事でもあります。

施設警備員

施設警備員の仕事内容は施設内の見回りやモニターの監視など基本的に多くはありません。

人と関わったり時間に追われたりすることが無いため、何か事件が起きない限りは自分のペースでできる仕事といえるでしょう。

勤務時間は基本的に夜間な事が多い為、夜の勤務が苦痛でない方におすすめのアルバイトといえます。

自分が興味のあるバイト

「好きこそ物の上手なれ」という言葉が正に当てはまるのがADHDです。

向き不向き、様々ありますがこれは一種の傾向であり絶対にできないのかと言われるとそうではなく「自分はADHDだからこの仕事は無理だ、、」なんて諦める必要は全くありません。
自分の興味のある事、本当に好きな事に対して本気でぶつかれる。すごい集中力を発揮し、とことん追求できるのがADHDです。

つまり、自分の好きな事というステージ上でADHDは最強と言えるでしょう。
現にあのイチロー選手やイーロンマスク、トム・クルーズといった著名人の方でADHDを公言している人達も少なくありません。

ADHDのバイトを見つける時のポイント

ADHDのバイトを見つける時のポイント
ここまでADHDの方の特徴をもとに向き不向きなどを紹介させていただきました。
でも実際に探すとなると何から始めていいかわからないという方はこれからいうポイントを抑えて考えてみてください。

自身の特性を理解する。

まず、何からしていいかわからないという人は自分自身のこれまでの人生経験を振り返って何が得意で何が苦手なのかを理解する所から始めましょう。

ADHDは特性によって向いている事、向いていない事がきっぱりと分かれています。
得意、不得意を理解する事で自身の特性が段々と見えてきて一気に仕事が探しやすくなる事でしょう。

支援サービス機関を利用する

特性が分かったところで雇ってもらえるか不安、どこで探せばいいのかわからないというような方は専門の支援機関のご利用をお勧めします。

日本にはADHDの為の支援機関が数多く存在します。
そういったところでは、その人の特性にあった求人の紹介や相談を専門的な支援委が無料で行ってくれます。

興味のある方は是非利用してみてはいかがでしょうか。

ADHDの方向け仕事支援サービス

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障害者就業・生活支援センター

地域の関係機関ネットワークを利用し、障害者の方のお住まいの地域から最も身近な場所で就職面から生活面に置いて一体的な相談、サポートを行っています。

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ジョブコーチ支援

ジョブコーチ支援では、障害者の方の職場適応を容易にする為、職場にジョブコーチを派遣し、きめ細やかな人的支援を行っています。

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ハローワークにおける職業相談・職業紹介

個人、一人一人の障害特性に応じた職場相談から就職準備、職場定着までの支援活動を一貫して行っています。

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