ドッグカフェとは愛犬と同伴で入り、一緒に食事を楽しむことができるカフェです。
普通のドッグカフェもあれば、最近では保護犬の里親探しを兼ねた「保護犬カフェ」や、動物病院、ペットサロン、しつけ教室などと併設のドッグカフェも多くあります。
様々なお客様とワンちゃんの触れ合いの場となるドッグカフェ。
そんなドッグカフェの店員として働くにはどうしたらいいの?どんな人がドッグカフェ店員に向いているの?
今回はそんな疑問を解決していきます!
ドッグカフェの仕事内容
まずはドッグカフェの仕事内容からです。
ドッグカフェの仕事は主に通常のカフェ業務にワンちゃん達のお世話がプラスされるというかたちになります。
- 店内、店外の清掃
- 犬のケージやトイレ清掃
- 餌やりや散歩
- 接客業務
- 食事の調理補助・仕込み(犬用含)
- 料理の配膳
- レジ打ち
店によって多少の違いはありますが、以上が基本の仕事です。
ドッグカフェならではの犬に関する仕事としては、犬のケージやトイレの清掃、餌やりや散歩があげられるでしょう。
保護犬を扱うお店の中には耳、爪のケアもしてあげるところもあるようです。
他に一般のカフェ業務と同じ清掃や接客の中にも、ドッグスペースの清掃や初来店のお客様にお店の使い方を説明する業務も含まれます。
ドッグカフェのお客様は愛犬を連れてお店にいらっしゃる方が多いので、お客様だけでなくワンちゃんにも満足してもらうための配慮も必要です。
衛生面はもちろん、接客面でも来店されたお客様やワンちゃんがリラックスできるような空間になるよう常に気を配りましょう。
ドッグカフェで働くために必要な資格
ドッグカフェで働くのに必要な資格はありません。
「犬が好き」という思いがあれば、雇ってくれるお店も多いはずです。
ただし、
将来的にドッグカフェで仕事をしたいと考えているのであれば、ペット系の専門学校に行き基本的なお世話の仕方から経営に関すること等、必要な知識を学んでから働くことを強くおすすめします。
知識があることで働きやすくなるだけでなく、愛犬のことで悩めるお客様へのアドバイスができたり、ワンちゃんたちの健康管理を任せてもらえるなど活躍出来る場が多くなります。
ぜひ検討してみて下さい。
↓ドッグカフェスタッフとして役立つ資格/ライセンスはこちら↓
愛玩動物飼養管理士
愛玩動物(ペット)の適切な愛護、管理をするための資格です。愛玩動物飼養管理士の資格があると経営者側になることも可能です。
愛玩動物看護士
愛玩動物(ペット)の体調を診たり、病気になったペットや負傷したペットの世話をすることができるようになる資格です。
ドッグトレーナー
ペットとして飼われている家庭犬のしつけをする職業です。ドッグトレーナーの国家資格はなく、ライセンスを取得することで技能の習得が認められていくことができます。
他
ドッグカフェで働く時に大変なこと
衛生管理の徹底
まずドッグカフェでは衛生管理の徹底が必須です。
トイレの清掃から、犬のフン・嘔吐物の後片付けにこまめな掃除と、あまり好まれない汚れ物の処理をする仕事も多いです。
加えてカフェ業務をこなして接客をしながらその合間に衛生管理に気を配るのはとても大変です。最初のうちは難しく、臨機応変に対応できるようになるまでには時間がかかるかもしれません。
犬の間で問題が起こった場合
例えばお客様の愛犬が暴れだしたり、お客様の愛犬同士が喧嘩をしたり、機嫌を損ねてしまったりした時の対処も仕事の一つとなりますので、対応を覚えておくことも重要です。
場合によっては飼い主であるお客様に注意しなくてはならない時もあるでしょう。
自分の愛犬ではなくお客様の愛犬を相手にするわけですから、一筋縄ではいかないことも多いことを覚えておくことも重要です。
ドッグカフェで働く時の魅力・やりがい
ワンちゃんとの触れ合い
ドッグカフェで働く時の魅力といえば、もちろんワンちゃんと触れ合えることがあげられます。
多種多様な可愛いワンちゃんと楽しく触れ合い、それぞれの性格に合わせて接してあげることでワンちゃんとのコミュニケーションの仕方を勉強することもできるのです。
普段から犬とのやり取りが大好きな方は、一緒に遊びながら最高の空間で仕事が出来ます。
ドッグカフェに集まる犬好きの方々との交流
ドッグカフェのお客様には、愛犬と食事をしにきたお客様もいれば、犬と触れ合いに来たお客様もいます。
ドッグカフェスタッフとの交流はもちろん、お客様とも同伴の愛犬のこと、色々なワンちゃんのことをお話しして交流を深めることもできます。
ドッグカフェに集まる人は犬が大好きな人達が多いですから、同じ犬が好きな仲間同士で語り合う機会にもなって楽しいかもしれませんね。
ほかにも犬を飼ってはいないけど、犬と触れ合いたくてドッグカフェに来た方からの「楽しかった」「とても癒された」のお声を聞けることもあります。
間近で犬の成長を見られたり、交流や触れ合いを通して動物に対する知識を身に着けられるところなどなど、いろんな面で魅力ややりがいを感じられるでしょう。
ドッグカフェに向いている人
ドッグカフェで働くのに向いている人は、「犬のお世話ができる人」そして「接客が得意な人」です。
「犬のお世話ができる人」
これは犬が好きなだけでなく、お世話も率先してやってのける人です。
きつい仕事も多い職業ですから、犬は好きだけど汚れ物の処理はしたくない…というように仕事内容を選ぶ方には厳しいです。
逆に犬と遊ぶのもお世話やしつけも楽しい!という方にはとてもおすすめできる職業になります。
「接客が得意な人」
犬だけでなく、一緒に来られるお客様のことも考えてご満足いただける接客が出来るような人はとても向いています。
特にバイトであれば犬の知識がある人よりも、接客業務が得意な人を雇う場合も少なくないというほど有利になることもありえます。
ドッグカフェのバイトや正社員にかかわらず接客を経験しておくと業務にも慣れやすいです。機械があれば積極的に経験を積み、アピールしていきましょう。
まとめ
ドッグカフェで働くにはお客様とワンちゃんへの接客や気遣いが重要となってきます。
繰り返しになりますが、ドッグカフェではワンちゃんのお世話、飼い主であるお客様への対応から始まりたくさんのお仕事を臨機応変にこなしていくので、大変な場面が多いです。
しかし元々ワンちゃんを飼っていて、ワンちゃんとのいろんな触れ合いが好きな人であればとても楽しい職場になるでしょう。
ドッグカフェに興味がある人、将来ペットに関連した職業を見据えて考えている人は是非やってみてはいかがでしょうか。