バイトと派遣の違いって何?メリット・デメリットを働き方から解説

バイトと派遣の違いって何?メリット・デメリットを働き方から解説

多様な働き方の中でバイトと派遣は、多くの人が利用する労働形態ですがその違いを正しく理解していますか?

簡単に説明すると、アルバイトは企業に直接雇われる一方、派遣は派遣会社を通じて企業に出向いて働くことです!

さらに社会保険、働き方や雇用期間なども違ってきます。

本記事はバイトと派遣の経験がある私が、その違いや労働条件、雇用形態と福利厚生などについて解説します。参考になれば幸いです!

アルバイトと派遣の働き方

アルバイトの場合

アルバイトの場合

アルバイトは企業や店舗などで直接雇用されます。

仲介企業とのやり取りがないため、条件や働きたい時間などを直接交渉できるので、雇用手続きは速やかに進むことができます。

勤務日数、勤務時間や勤務条件は柔軟に対応できるのが一般的です。

アルバイトの募集は専門性の高い仕事ではない職業がほとんどなので、未経験の求人募集が多いということも特徴です。

派遣の場合

派遣の場合

まず最初は派遣会社に登録をすることから始まり、派遣会社を通じ様々な企業や組織で働きます。

また雇用主が派遣会社となるため、福利厚生の適用や給料は派遣会社からになります。

派遣会社は、求人情報やクライアントのニーズに合わせ適切な仕事を提供してもらえ、自分に合った条件で仕事に応募できます!
仕事は派遣会社からメールでの案内だったり、登録したアプリで仕事の詳細を見て応募することもできます。

バイトより派遣の方が時給が高いとよく耳にしますが!理由は派遣先の会社との契約を結ばないため各種手続きにかかるコストが不要、研修は必要なく採用条件に合えば直ぐに雇えるのです。

派遣で紹介してもらう仕事は、半日か1日単位、もしくは数日間など短期単発の仕事もあります!なので学生などで、週末や夏休みだけ働きたい人におすすめです。

派遣の仕事には紹介予定派遣という雇用形態もあります!

紹介予定派遣というのは、6月以上の派遣期間終了のあとも、本人と企業先両方の合意で、これから社員として雇われる事です

福利厚生について

福利厚生について

福利厚生といえば正社員のイメージがありますが、一定の条件を満たしていればアルバイトでも派遣でも取得可能な福利厚生があります。

職員のモチベーションや生産性を上げるため、多くの企業は福利厚生をしっかり充実させてます。

しかし、福利厚生には法律の決まり「法定福利厚生」もう一つ企業の任意で「法定外福利厚生」があります。

名前の通り、「法定福利厚生」は企業が法律によって義務付けられ、健康保険や厚生年金などが挙げられます。

一方、「法定外福利厚生」は企業が任意と独自に設定できますので、企業によって内容は様々です。

主な交通費の支給、賄いや手当などです。
私が勤めていたアルバイト先はストレスチェックや有給休暇もありました。

正社員ではないアルバイトと派遣はどんな条件を満たせば福利厚生を受けられるでしょうか?

①社会保険の加入条件

  • 週に20時間以上働いていること。
  • 月給8万8000円[年収106万円以上]
  • 学生ではない

②健康診断受診

  • 就業期間が半年以上で週40時間以上の勤務
  • 就業期間が1年以上

③育休取得条件

  • 同一の事業主に引き続き1年以上雇用予定。
  • 子供が1歳6か月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了することが明らかでない。
  • 育休の申し出は、休業開始予定日の1か月前までの申し込み。

④有給休暇

  • 雇用半年移行、欠勤は2割未満に原則で受けられます。
  • それ以降、働いた日数から計算した日数の分、有給休暇を受けられます。

メリット

アルバイト・派遣それぞれのメリット

アルバイトの場合

シフト制のほとんどのアルバイトは、休みたい日は月ごとに事前申請するので、自分の都合で働けます。
派遣のように転々と職場は変わらないため、通勤や仕事に慣れると楽になります!
また契約更新時、合意でいれば採用当時と同じ条件、形態で長期間雇い続けることも可能です。
比較的長期間勤務できるアルバイトの仕事は、賞与が出る場合などもあります。
また、学生の場合はアルバイトの仕事経験で、次に繋がる就職活動に必要なスキル、コミュニケーション力などに役立ちます!

派遣の場合

派遣の場合、じぶんが希望している勤務スタイルを登録した派遣元に伝えることで、派遣元が紹介してくれるため、仕事を探す苦労が省けます。また、派遣会社の担当者が職場の環境を確認したり、職場の雰囲気なども考慮してくれるから安心して応募できますし、自分で仕事を探すよりも多くの仕事にアクセスできます。

それから、初めから派遣先と契約期間が決まっているため、辞める時も簡単に辞められます。

短時間の雇用ですので、一つの仕事を終えたら、派遣会社が次の派遣先企業を紹介してもらえます。なのでバイトのように仕事探しのための履歴書作成や面接に悩むことも必要はないです。
また、専門スキルがあればバイトの時給より断然に高くなります。

勤務先との交渉は派遣元がしてくれるため、交渉の苦労が少なくなります。
職場でのトラブルがあった場合も、派遣会社が間に入って調整をしてくれます。
なお、派遣の仕事は契約以外の内容や残業も行わないのが基本です。

デメリット

どんな職業でもメリットとデメリットがあります。 さて、派遣とアルバイトの場合はどうでしょう!

アルバイトの場合

アルバイトの勤務時間が短いと社会保険の加入が難しく、福利厚生も受けられない場合もあります。

賃金は地域によって様々で、派遣より低くなることも多いですし、専門性はあまり求められてないため、高いスキルの仕事はなかなか体験できない。

シフト制なので、その変動で収入面が不安定、社会的に信用されないのもアルバイトのデメリットですね。

派遣の場合

派遣社員のデメリットは、気に入った職場でも、派遣期間が終わってしまうと紹介予定派遣以外の方は継続して働けない点です。

スキルや経験の有無によって給与の差が大きい
就業先が即戦力を求めている場合、その対価として時給も高めとなっています。必要とされるスキルや資格を持っている人は、高時給で働けるケースもあります。

しかし、スキルや資格を特に求めないお仕事の場合、スキルを必要とされる仕事の時給よりも低く設定される傾向があります。

まとめ

まとめ

派遣とアルバイトの違いは雇用主が違うことで分かりましたが、アルバイトと比べると派遣の方が魅力あると思いませんか?
派遣会社のサポート、フォローや仕事の相談など出来る!
時給が高いケースが多いことでしょう。
といったメリットも多く見れます!
しかし、派遣の場合は基本3年間の期間制限があります。

一方でアルバイトでは期間を気にせずにずっと同じ職場で働けますし、1度仕事に慣れたら楽になります!自分の都合でシフトを組めますので、『自分時間』を確保できるのも魅力的です。

勤務形態や雇用形態も違うアルバイトと派遣と比べるよりは、自分にとって重要なポイントをしっかり理解したうえで、自分にあった働き方を選ぶのが大切になるでしょう。