個人経営のカフェバイトはきつい? チェーンとの違いや評判を徹底調査

個人経営のカフェバイトはきつい? チェーンとの違いや評判を徹底調査

近くの喫茶店で働いてみたいとか気になるカフェがありませんか?
応募したいけど個人経営とチェーン店は何が違うのかな?きついのかな?など、素朴な疑問は多々ありますよね。
今回は個人経営の特徴やチェーン店との違い、実際にきついのか、また個人経営で働くメリット・デメリットを紹介します。

とその前に、カフェと喫茶店の違いを説明しておきます。
ひと昔前は法律上でも区分されていましたが、現在は同一の区分とされ経営者や利用者のイメージで使い分られています。
今回はカフェと喫茶店を分けず、>お洒落でこじんまりしたコーヒの飲めるお店>のイメージで進めたいと思います。

それでは個人経営のカフェや喫茶店で働く際の参考にして頂ければと思います。

個人経営カフェ(喫茶店)の特徴

個人経営カフェ(喫茶店)の特徴

それでは個人経営カフェ(喫茶店)の特徴を見ていきましょう。
以下に大きく3つ上げました。

  • 個性豊かな店が多い
  • 規模が小さく、少人数制
  • お店のルールは店長次第

個性豊かな店が多い

一番の特徴は個性豊かなお店が多いことでしょう。
ひと昔前は店内に流れる音楽性で個性を出し、ジャズやボサノバ、クラシックに歌謡曲と多種多様なお店が多く存在しました。
現在は法改正から喫茶店でも調理が可能となりメニューの特化型店舗が多くなっています。
例えばオリジナルトースト特化やパスタ特化、カレーに特化したお店もあります。

コーヒー豆にこだわりがあるのは勿論のこと、店内の雰囲気も店長の趣向により様々です。

また古くから続いているお店は地域密着型、つまり常連客が多いのも特徴です。

規模が小さく、少人数制

規模が小さければ働く人数も少人数制です。
それだけ作業の幅が広いことになり、接客と調理両方担うこともしばしば、
お店によってはポップの作成やお店のSNS、ブログ更新を任されることもあります。

バイトの数が少ない時は店長と2人ということもありえまし、閑散期や時間帯によっては1人でお留守番てこともあります。

規則は最低限のマナー

チェーン店と違って個人経営のお店はマニュアルがないのが殆んどです。
チェーン店はマニュアルに沿って担当の方から教えられますが、
個人経営の場合はその日の采配で決まり、教えられていないのに怒られた、なんてこともよくある話です。
マニュアルがないためスタッフ同士で言ってる事が違ったり、夫婦経営であれば夫婦で答えが違い戸惑うこともあります。

最初はメモを持ち歩き、教えられた事はきちんとメモするようにしましょう。

また身だしなみの規則は緩い傾向にありますが、清潔感を心掛けていれば問題ないでしょう。

個人経営カフェ(喫茶店)で働くことのメリット

個人経営カフェ(喫茶店)で働くことのメリット

次に個人経営のカフェ(喫茶店)で働くことによるメリットを紹介しましょう。
あげたのは以下の3つ。

  • 自由度が高い
  • 接客や料理スキルが身につく
  • アットホームな環境が多い

自由度が高い

一番は自由度が高い事です。
先にも触れましたがマニュアルがない分、規則は最低限のマナーを守る事、
その分縛りも少なく精神的ストレスが溜まりにくいです。

制服は規定の貸与がある場合もありますが、エプロンだけ支給されあとは自由な店も多いようです。
清潔感が大事なのは勿論のこと、飲食業なのでアクセサリーや爪には気を付けましょう。

接客や料理スキルが身につく

規模が小さく作業範囲が多い事はそれだけ沢山の知識が身に付くこと。
接客では基本的なマナーが覚えられますし、調理兼任であれば調理の基本やレシピが覚えられます。
ポップの作成やSNS更新があればデザインや文章構成の感性も磨けられますよ。

表の看板をチョークで書き直したり、おすすめメニューをポップで作ったり、任されると結構楽しいものです。

あらゆる面で環境が良い

少人数制ということはそれだけ対人関係の距離が近くなり、結束力が生まれます。
店長次第ではありますが、自由度が高い分働き易い環境になる傾向にあります。

個人経営ならではの話では店長に気に入られるとチェーン店の平均時給より高い時給がもらえたり、大入り(臨時ボーナス)が出たりするのは良くある話です。

最近のチェーン店では賄い代が有料の店が増えましたが個人経営のお店は未だ無料の店が多いです。
食費が助かるのは大きなメリットですね。

個人経営カフェ(喫茶店)で働くことのデメリット

個人経営カフェ(喫茶店)で働くことのデメリット
続いてデメリットで挙げるのは以下の3つ。

  • 店長の采配で全てが決まる
  • 肌の弱い人は注意
  • 募集自体が稀

店長の采配で全てが決まる

個人経営ではよくありますが時給の設定が曖昧で昇給は働いた期間ではなく店長の采配できまる事が多いです。
また見かけた事もあるかと思いますが、「本日、都合によりお休み致します。 店主」
というのも個人経営ならではでいきなり休まされることもしばしばです。

しかし近年は飲食店の労働環境も良くなりつつあり、お店によっては労働契約書をちゃんと用意しているお店もあったりします。

肌の弱い人は注意

規模は小さくても飲食店は水仕事、洗い物に携わる事になります。
乾燥する季節に手荒れが酷くなる方は特に注意が必要です。
仕事を始めてから手荒れが酷くなった場合はちゃんと店長に相談しましょう。

募集自体が稀

個人経営では募集媒体に予算を費やすのも大変、ネットの求人情報サイトで探すのは困難でしょう。
気になるお店がある場合は店内や入り口に募集のお知らせがあるか確認してみましょう。
散歩がてらに気になるお店があったらちょっと覗いてみると良いですよ。

筆者は昔、お店入り口に張られた「急募」の文字を見てそのままお店に飛び込んだ経験があります。店長は昼寝中でしたが後日無事採用されました。

個人経営カフェ(喫茶店)で働いた人の評判

個人経営カフェ(喫茶店)で働いた人の評判

以下は個人経営のお店で実際に働いた方のコメントです。

  • 立ち仕事の為、慣れるまで足が痛かった
  • 店長と合わず暫く気まずくなった
  • コーヒーの種類が覚えられるのが楽しかった
  • 話の長い常連さんに合わすのが大変だった
  • 同年代のスタッフがいて仲良く仕事できた
  • 冬場の手荒れはケアが大変だった
  • 店長が気さくな人で良かった
  • 賄いがタダで美味しかった
  • 経営者の夫婦が喧嘩になるととばっちりがくる
  • 給料日を遅らされた

悪い印象もあれば良い印象も多いですね。
振り返ると辛い経験も良い経験もその後の知識財産になりますよ。

まとめ

個人経営と言えどお店によってまちまちです。
店長と性格が合わずに辞めた方もいれば、家族のように長い付き合いになることもあります。
気になるお店がある場合は事前にお客として観察してみるのもよいですよ。

個人経営だから楽ってことはないですし、チェーン店だから大変ってことはありません。

雰囲気が素敵なお店なら働くのもきっと楽しいですよ。