花屋バイトに興味のある方必見！誰かの大切な日に綺麗な花束をつくり喜んでもらえる、憧れの職業でもある花屋ですが、同時に力仕事のきついイメージもあります。花屋バイトの仕事内容・時給・口コミや評判・面接のコツをご紹介します。
花屋バイトの仕事内容
花に囲まれて店頭に立ち接客・販売をすることは想像できますが、他にはどのような業務があるのでしょうか。花屋バイトの仕事内容をご紹介します。
水揚げ
花を新鮮に保つため、水揚げという作業があります。切り花は根がなく切り口から水を吸い上げるため、鉢植えの花と比べて水や栄養を吸い込む力が弱まります。そのため、常に切り口を新鮮な状態にしておく水揚げ作業が大切です。水揚げには、切り口を斜めに切る水切りや、加熱処理をして細菌を取り除く湯上げ、切り口を叩いて割る作業、新聞紙で包む作業などがあります。アルバイトを始めて最初の頃は、水揚げ作業を任されることが一般的です。
レジ・電話対応・事務作業
水揚げ作業と同様に、アルバイトで最初に任されるのがレジ打ちです。レジ打ちは、店頭で花を購入されたお客さまからお金をいただく基本的な作業ですが、間違いのないように丁寧に作業することが求められます。また、電話での注文を受けることもあります。電話注文では、予算と色のイメージ、受け取り日時等をお客さまとご相談して決めます。その他、オンラインショップを行っている花屋では、オンラインでの注文確認等の事務作業があります。
花束・フラワーアレンジメントの作成
水揚げやレジ打ちに慣れてきたら、花束の作成やフラワーアレンジメントを任されるようになります。お客さまのご要望を予算内で最大限叶えます。お客さまとのコミュニケーションをしっかりとり、誰へのプレゼントなのか、どんな記念の日なのか、その方はどんな色や花が好みなのかを書き留めます。ご要望を叶え、期待以上の仕上がりを見せることで、お客さまに喜んでいただける業務です。お客さまに喜んでいただけたらリピーターもつき、やりがいを感じられるでしょう。
配送
店頭販売のみのお店では行っていない場合もありますが、オンラインショップや電話注文を行っている花屋では、配送業務があります。インターネットで注文された商品を、お客さまの家まで届ける業務です。花屋バイトでは特に資格は必要ありませんが、運転免許は持っておくと良いでしょう。店頭販売だけではなく、オンラインショップも行う店舗が増えているため、配送ができると任される業務の幅が広がります。
花屋バイトのきついところ・デメリット
花に囲まれて仕事をする華やかなイメージですが、実際の評判はどうなのでしょうか。花屋バイトのきついところやデメリットをご紹介します。
虫の駆除
花屋では多くの花や植物を扱うため、虫の駆除は必須です。本来植物は、虫に来てもらって受粉するために花を咲かせています。そのため、虫が来るのは自然なことですが、害虫により花や植物がだめになってしまうことは防がなくてはなりません。花屋には切り花だけではなく、鉢植えもあるので、土に害虫がついていないかも管理する必要があります。慣れるまではきついと感じることがあるかもしれませんが、花屋で健康で綺麗な花を販売するのに大切な作業です。イモムシやカマキリ、アブラムシなどに遭遇できるので、虫が大好きな方にはもってこいの仕事です。
手が荒れる・力仕事
切り花は年中水揚げが必要なため、常に手が水に触れることになります。そのため、手が荒れやすく、特に冬場はハンドクリームが必須です。また、花屋の仕事の多くは力仕事です。大きな花束になると重量もあります。配送の際はいくつもの商品を車に運び、お客さまの家までお持ちするので、きついと感じることもあるようです。足腰を痛めないよう、日頃から筋力をつけておくと良いでしょう。体力に自信がある方にはおすすめの職場です
花屋バイトの楽なところ・メリット
ここまで花屋の大変さを紹介してきましたが、花屋バイトの楽なところやメリットをご紹介します。
残業が少ないが暇疲れしない
“花屋は他の業種に比べ、残業の少ない職場です。飲食店などの接客業に比べ営業時間も短い店舗が多いため、睡眠時間をしっかりとりたい方や夜に予定がある方には働きやすいかもしれません。ただし、繁忙期は残業が多いこともあるので、残業をしたくない方は「残業なし」の職場を探してみると良いでしょう。
花束やフラワーアレンジメントなどは、お客さまの要望を聞いて素早く形にすることが求められるため、営業時間内は暇疲れすることはあまりないでしょう。素早い作業が得意な方におすすめです。
お客さまの喜ぶ顔が見られる
花屋は店頭に立ち直接商品をお渡しできるので、お客さまの喜ぶ顔や反応をこの目で見ることができます。お客さまは大切な方への贈り物や故人の供養など、誰かを想って花を購入されるので、人の優しい気持ちに触れることもでき、やりがいを感じられる仕事です。アレンジのセンスに自信のある方や、手先の器用な方は花屋の仕事を通してお客さまの気持ちを形にすることができます。
花屋バイトの時給や勤務時間は？短期アルバイトは可能？
花屋バイトの時給と勤務時間をご紹介します。また、母の日など短期アルバイトにおすすめの、花の需要が高まる時期をお伝えします。
花屋バイトの時給・勤務時間
花屋バイトの時給の相場は939〜1,009円です。地方によって最低賃金が異なるため、これに応じて多少の変動があります。勤務時間は店舗によって異なりますので、お店の営業時間を確認すると良いでしょう。アルバイトでは任せられないことも多いですが、慣れてくると早朝の仕入れを担当するケースもあるようです。
短期バイトにおすすめな時期
短期バイトは花の需要が高まる以下の時期がおすすめです。
- 母の日
- クリスマス／年末年始
- 春の歓送迎の時期
特に母の日は全国の娘や息子たちが母へカーネーションを贈る日です。最繁忙期となるため、店舗の営業時間外の勤務も見込まれるでしょう。ゴールデンウィークから母の日にかけて予定のない方は、短期バイトでシフトに入りしっかり稼ぐことができます。また、母の日に比べると求人募集は少ないかもしれませんが、街に花が溢れるクリスマスや年末年始、春の歓送迎の季節もおすすめです。
花屋バイトの面接のコツ！志望動機は？
これから花屋バイトをしようとしている方へ、面接のコツをお伝えします。
面接時の服装・身だしなみ
面接時の服装は特に指定はありません。その日から業務を任されることはまずありませんが、花屋の職場の雰囲気に合うように、動きやすい服装が良いでしょう。タイトスカートや高いヒールなどのおしゃれで華美な服装は、力仕事を任せられないイメージを与える可能性があるので避けたほうが無難です。また、店頭に立っていて好印象を受けるような清潔感のある身だしなみを心がけましょう。「この人に接客してもらったら気持ちいいな」という印象を持ってもらうことが採用に繋がります。
志望動機のポイント
志望動機には華やかな一面に憧れることだけではなく、花屋の仕事に対する理解とやる気が求められます。特に面接で伝えたいポイントは以下の3つです。
- 立ち仕事や力仕事ができること
- 接客やコミュニケーションが好きなこと
- 未経験でもやる気があること
まずは力仕事ができることを伝えます。仕事に対して理解があると即戦力として採用されやすいでしょう。店頭に立ち接客を行う仕事なので、気持ちの良いコミュニケーションや接客が大切ですが、面接の際の会話で人柄が伝わるので一言添える程度で十分です。
また、これまでの経験や持っている資格について聞かれることがありますが、経験や資格の有無に関わらず自信を持ってやる気をアピールすることが最も大切です。未経験でも、分からないことは分からないと答えられる素直さがあると、一緒に働きたいと思ってもらいやすいでしょう。
おすすめの花屋さんは？お店選びのポイント
花屋バイトのお店選びのポイントは、勤務地が通いやすい場所にあることです。ここでは、全国に店舗があり、求人募集をしているおすすめの花屋を2つご紹介します。
青山フラワーマーケット
国内に118店舗を構える青山フラワーマーケット。「100本の花束より1輪の花を100名様に」を掲げて全国のお店で日々お客さまに花を届けています。採用ページにて随時アルバイトを募集しています。
レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ
ナチュラルな色使いが魅力の花屋で、花と一緒に贈る雑貨も販売するお店です。東京に15店舗、その他神奈川や大阪に店舗を構えます。ウェディングスタッフや配送スタッフ等、担当分野を細分化して採用を行っています。
まとめ
花屋バイトの仕事内容や面接で採用されるポイントをご紹介してきました。ただ綺麗な花に憧れているだけでは務まりませんが、力仕事や植物の手入れが好きでテンポよく仕事をしたい方には楽しい職場となるでしょう。大切なのは、花屋の働き方が自分に合っているか。働き始めたときにギャップがあると続けるのが難しくなってしまいます。活き活きと働けることを願っています！
