バイト許可証を学校からもらえない時の6つの対処法をポイント解説

バイト許可証を学校からもらえない時の6つの対処法をポイント解説

高校生になって、やっとアルバイトができると思って応募したものの、学校からアルバイト許可証がもらえなかった。このままじゃ不採用になってしまうかも知れない!と不安になりますよね。
学校からアルバイト許可証がもらえなかった場合、どのように対処すべきなのでしょうか。6つの対処法をまとめました。

そもそもバイト許可証ってどんなもの?

そもそもバイト許可証ってどんなもの?

高校生はバイト許可証が必要?

アルバイト許可証とは、学校側が生徒に対して「アルバイトをしても良い」ということを認めるための証明書です。バイト許可証が必要かどうかは、通っている高校の規則やアルバイト先にもよりますが、アルバイトを禁止したり許可制にしている高校では必ず必要になります。18歳未満は「年少者」にあたるので、雇う側も慎重になるでしょう。

通っている学校によって多少異なるものの、以下のような流れが多いようです。

  1. 学校側に、アルバイトをしたい旨を伝え、アルバイト許可証の申請書をもらう。
  2. 申請書に保護者の同意をもらい、学校側に提出する。
  3. 学校側から、アルバイト許可証が発行される。

つまり、バイト許可証の発行には、保護者の同意は必要不可欠ということになりますね。なかには、アルバイト先の雇い主からのサインが必要になるものもあるようです。
申請の方法や流れは学校によって様々なので、アルバイトに応募する前に、しっかりと学校に確認しましょう。

バイト許可証がもらえないのはなぜ?

アルバイトをしたくてバイト許可証をもらいたいが、もらうのが難しいと悩んでいる人は多いようです。特に、進学校や私立などの厳しい学校では、却下されることが多いようですね。その場合、以下のようなことが理由として挙げられています。

  • あくまでも学業優先のため
  • 授業の成績や生活態度が悪いため
  • 部活を優先してほしいため
  • アルバイト先に問題がありそうなため

高校は勉強をしに行く場所ですから、先生が学業を優先してほしいと思うのは当然ですよね。高校生は労働をする必要がないという考えから、校則で禁止にしている高校も多いようです。
また、授業の成績や生活態度が悪いと、アルバイトをしたいと言っても「まずは他にするべきことがあるだろう」と言われてしまい、取り合ってもらえません。
その他にも、部活で優秀な成績を出している生徒には、アルバイトすることで部活をおろそかにしてほしくないという思いがあったり、生徒側には問題がなくてもアルバイト先が社会的にイメージが良くない場所であったりすると、認められません。

先生には、生徒を守る責任もありますから、アルバイトをすることで留年や退学になったり、なんらかのトラブルに巻き込まれることを避けようとします。

許可証なしでバイトをするとどうなる?

バイト許可証がもらえないために、学校に内緒でバイトをしているという人は少なくありません。「バレないから大丈夫」という意見も見かけますが、これは大変リスクの大きいことです。

そもそも、バイト許可証の提出を求められるバイト先では、採用してもらえないことが多いでしょう。仮に採用してもらえたとしても、学校にバレてしまったら停学や退学などの重い処分が下ることもあります。これから先の進路などを考えても、悪影響が大きいです。
さらに、常にバレていないか心配しながら働くというのは、想像以上に神経を使うものです。大きなストレスを抱えてしまうことにもなるので、デメリットが大きいでしょう。

基本的に、アルバイト先から学校へ連絡が行くことはほとんど無いようなので、アルバイト先によってはバレる確率は低くなりますが、慎重に検討する必要があるでしょう。せっかく入った高校での生活を無駄にしてしまわないためにも、バイト許可証がもらえなかったときのポイントをお伝えします。

バイト許可証をもらえないときの対処法

バイト許可証をもらえないときの対処法

やはりバイト許可証が必要なアルバイト先では、バイト許可証を発行してもらうことは必須だということがわかりましたね。では、バイト許可証がもらえなかったとき、どのような対処ができるのか見ていきましょう。

①担任の先生に相談する

担任の先生は、一番生徒と深く関わる存在です。生徒からの相談にも親身になってくれます。
まずは、アルバイトをしたい理由を真摯に伝え、バイト許可証が必要な旨を相談しましょう。一人で相談するのが不安であれば、友達と一緒に行くのもいいかも知れません。担任の先生にあなたの真剣な気持ちが伝われば、協力してくれるはずです。

そのためには、普段から授業に真面目に取り組み、先生と良好な関係を作っておくことも必要かもしれません。
担任の先生に目を付けられている生徒より、気に入られている生徒のほうが、バイト許可証はもらいやすくなるでしょう。

②親・保護者に相談する

高校生がアルバイトをするためには、保護者の許可は必要不可欠になります。その際に、親・保護者を味方につけましょう。一緒になって先生を説得してくれるかも知れません。

特に、「家計が厳しい」などの理由を伝えてくれたら、先生は断るわけにはいきませんよね。

アルバイトを校則で禁止にしている場合でも、生活が困窮している家庭は認められるケースが多いようです。親から伝えてもらうことで、信憑性が増しますね。

③許可証をもらえた人に相談する

実際に許可証をもらってアルバイトをしている人に相談してみてください。もしかしたら、許可してもらうコツがあるのかも知れません。
または、許可してもらえた人と自分とで何が違うのか考えると、対策を打つことができ、許可証をもらうための近道にもなります。
絶対にバイト許可証をもらいたいという人は、しっかりと情報を集めてから申請することが大切です。

④アルバイト先に相談する

バイト先によっては、バイト許可証がなくても採用してもらえる場合もあります。親や保護者からの許可さえあれば、学校のことは気にしないと考えているオーナーもいるようです。

ただ、なぜ許可証がもらえないのか確認してくる場合が多いので、しっかりと事情が説明できるようにしておきましょう。大手のチェーン店では難しいかも知れませんが、個人で経営している小さなお店では、バイト許可証がもらえない境遇に理解を示してくれるかも知れません。
その際に、嘘をつくのはもちろんNGです。正直に相談しましょう。

⑤許可証がいらないバイトを探す

そもそもバイト許可証が必要ないバイトもあります。イベント関係など短期バイトや、工場バイト、一日で終わるような単発のバイトは、バイト許可証が不要の場合が多いです。

あらかじめ募集要項に書いている場合もあるので、求人情報にはしっかりと目を通しましょう。心配な場合は、面接前に電話などで聞いておくのもいいかも知れません。

⑥バイト以外に打ち込む

どうしてもバイト許可証がもらえず、親や保護者からの理解も得られず、バイトをすることが難しいとなってしまう場合もありますね。そんなときは、高校生の間はバイトをすることをキッパリ諦め、バイト以外のことに打ち込むという道もあります。

最近では、YouTubeやポイ活など、バイト以外でお金を稼ぐ方法もあるようですが、本業である勉強や部活など、高校生の間にしかできないことに全力を注ぐというのもいいものです。

もしかしたら、学業に専念することで成績があがり、バイトをする機会を得るかも知れませんし、一生懸命な姿を見た親がお小遣いをアップしてくれるかも知れません。
バイトする以外にも道はあるということも、考えてみてください。

無許可や嘘をついて働くのはNG

無許可や嘘をついて働くのはNG

さて今回は、バイト許可証がもらえなかったときの対処法を6つ見てきました。

高校生の本業はあくまでも学校での勉強です。学校の成績を落とさないことが、担任の先生や親を説得する上で何よりも重要になるでしょう。バイトをしたとしても、成績が下がったり、高校生活に支障が出ないだろうということを証明できるといいでしょう。

もちろん成績だけではなく、授業に対する姿勢なども大切です。先生から目を付けられたり、嫌われてしまわないように、日頃から模範となるような生徒を目指せるといいでしょう。

高校生になったのだから、アルバイトをしてみたいという方は多いと思います。もちろん家計が困窮していて、家族や自分の将来のためにアルバイトしたいという方もいるでしょう。

今回、高校生がアルバイトをするには許可証が必要な場合が多く、バイト許可証をもらうのは簡単ではない場合もあることがわかりましたね。しかし、無許可でバイトをしたり、嘘をついてバイトをすることは大きなリスクを伴うこともお伝えしました。

バイト許可証がもらえなかったときは、今回ご紹介した6つの対処法を思い出し、諦めずにできる対策を打ちましょう!

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