読書好きだけでなく、大学生全般におすすめなのが図書館バイト。資格は必要?どんな仕事をするの?服装や時給は?この記事では図書館バイトにまつわるそんな疑問に答えて解説していくので、参考にしてみてください。
図書館サイトは資格なしでOK!未経験でも応募できる
図書館といえば「司書」という国家資格が有名なので、資格が必要だと思っている人も多いかもしれません。でもバイトなら資格がなくても、学生でも未経験でもOKです!派遣会社や運営会社に登録するのが近道ですが、大学生なら在籍する大学の図書館で学生バイトを募集していることもあるので、定期的に確認してみましょう。
図書館の種類とは
図書館というと、身近な地域の公共図書館が思い浮かぶかもしれませんが、実は様々な種類があります。それぞれの特徴と役割を簡単に解説します。
国立国会図書館 | 国内で発行されたすべての出版物を収集・保存する図書館。国会議員や行政の調査研究を手伝い、国会の活動をサポートする役割も果たしている。 |
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公共図書館 | 全国の自治体(都道府県および市区町村)が運営する、誰にとっても身近な存在の図書館。地域住民なら誰でも利用することができ、広いテーマで収集した資料を公開・提供する。 |
大学図書館 | 各大学が設置する教員・学生のための図書館。学術機関としての機能を持ち、大学に設置された学部関連の専門書を多く所蔵している。 |
学校図書館 | 小学校、中学校、高校に設置された生徒のための図書室や図書館。図書の収集や貸出だけでなく、学習と関連付けて知的探求心を育てる役割を持つ。15クラス以上ある学校では「司書教諭」という専門職員を置くことが法律で定められている。 |
上記以外にも独立行政法人や企業が運営している専門図書館や、民間で開いている私立図書館などがあります。
図書館バイトの仕事内容は
では実際に図書館バイトの仕事内容を見ていきましょう。
カウンターでの貸し出し・返却
- 本や資料の貸出、返却作業
- 貸出日の延滞や、本を汚してしまった人への対応
貸出、返却専用のカウンターで登録の手続きをするお仕事です。ただのカウンターではなく、貸出カードの作成や、返却期限が過ぎていたり、本を汚してしまった場合の対応なども含まれます。ほとんどの図書館がバーコードを使って管理しているので、扱いに慣れる必要があります。 基本的なパソコンスキルも必須です。
蔵書の整理・配架
- 返却された本や新着の資料を書棚に配置する
- 本が分類ラベルどおりに並んでいるかチェックする
図書館の本は分類ラベルに沿って書棚に並べられています。ルールに沿って返却されてきた本や新しく購入した資料をワゴンなどで運び、所定の場所に配置していきます。それぞれの書棚が順番どおりに並んでいるかをチェックし、整理するのも大切な仕事です。大きな図書館では定期的に全ての本を点検するため、短期バイトとして点検要員の求人を出すこともあるようです。
バックヤードでの事務作業
- 本のデータ入力
- 帳簿管理、ラベル貼りなど
小さな図書館では館内だけでなく、バックヤードでの事務作業を手伝うこともあります。バイトで扱う作業はそれほど複雑なものではなく、簡単な入力やラベル貼りなどが主ですが、ここでもパソコンが使えると重宝されるようです。
その他図書館の清掃、利用者対応など
- 書棚や閲覧席の清掃
- 本を探すお手伝い
図書館には基本的に清掃業者が入っていますが、書棚や閲覧席など利用者がよく使う場所については、図書館員が整理をしながら清掃まで行うことも多いようです。館によっては図書館で開催する各種イベントや企画展示などの手伝いを任されることもあります。また利用者が探している本や資料を見つけたり、調べたりする作業まで専門の司書が行うことが多いですが、実際に書棚まで探しに行ったり、利用者を案内したりする仕事を任されることもあるので、館内を把握しておくことが必要です。
図書館バイトの気になる疑問に答えます
図書館バイトのおすすめポイント
- 本に関する知識や教養が養える
- 快適な環境で比較的のんびり働ける
- 残業やノルマが少ない
なんといっても一番の魅力は、話題の本や最新の出版情報に触れられることでしょう。特に大学生にとっては、働きながらいつのまにか知識が増えていくのは大きな魅力といえます。開館時間がきっちり決まっているので残業が少なく、また商業施設と違ってノルマなどもないので、初めてのバイトにもおすすめです。
図書バイトのきついポイント
- 覚えることが多い
- 意外と体力を使う
- 時給はそれほど高くない
本の分類や書棚の位置など仕事上で必要なことの他に、本そのものに関してもある程度の知識が必要なので、覚えることが多くて大変だと感じる人もいるようです。また本を探したり運んだりするのに館内を動き回るなど、意外と体力を使う場面もあります。
図書館バイトの時給は?稼げないってホント?
図書館バイトの時給は、東京近郊で1,000円前後となっています。司書資格や経験値によって時給が上がることもあるようです。高時給とまではいかなくても、仕事内容を考えるとそれなりに稼げるバイトといえるのではないでしょうか。
図書館バイトの勤務時間の目安
週2日から働ける図書館もあり、実働4~6時間程度のシフト勤務が多いようです。公共図書館は土日も開館しているところが多く、大学図書館や学校図書館では学校のスケジュールに合わせて開館日が変動したり、時短勤務になったりすることがあります。在学する図書館で働く大学生の場合、授業の予定に合わせてシフトを組めるケースも多いようです。
図書館バイトの面接や服装
カウンターに出ることもあるサービス業の求人なので、面接時にはジャケットを着用するなど最低限のマナーを守りましょう。髪型も同様で、黒髪や落ち着いた髪色が無難です。勤務中は制服が支給されるところや、私服の上にエプロンを着用するところが多いようです。
図書館バイトの評判は?リアルな口コミを紹介
- 本が好きなら楽しい
- ノルマや残業がないので楽
- 空調の効いた室内で働けるので快適
- 書棚整理はけっこうきつかった
本に囲まれて働けるので、本が好きなら楽しめるバイトです。大学生ならキャンパス内で働ける上に知識や教養が就活にもプラスになり、普段から資料に触れていれば卒論にも有利なので、非常におすすめです。
図書館というと専門的なイメージですが、資格なしでもOK!本を通じて人とも交流でき、世界が広がる仕事だと思いますので、どんなアルバイトをしようか迷っている大学生はぜひチャレンジしてみてください!