バイト面接のマスク着用マナーは?色・素材など5つのポイントで解説

バイト面接のマスク着用マナーは?色・素材など5つのポイントで解説

新型コロナウィルスが流行してからスタンダードになったマスク着用のマナー。最近では屋外や人との間に距離があればマスクをとってよいということになってきていますが、まだ完全にマスクをはずせるようになるにはもう少しかかりそうです。そんな今、バイトやパートの面接時にもマスクを着けたままでするのか、面接に適切なマスクの色や素材は何がよいのかなど悩む人も多いと思います。募集要項に「面接時はマスク着用でお願いします」と記載してある場合もありますが、記載されていなかったり口頭で言われなくても、今現在の社会状況ではバイトやパートの面接時にはマスクを着用していく方が安心です。

ここでは、マスクを着用したままバイトやパートの面接を受けるときに、気を付けなければならないことなどを5つのポイントにまとめて説明します。また面接時にマスクを外すときのポイントや、WEB面接の際マスクは必要かなども解説します。

マスクを着用して面接をする際の5つの注意点

マスクを着用して面接をする際の5つの注意点

ここではマスクを着けたままでバイトやパートの面接をする際の注意点についてお話します。面接官に対して失礼がないマスク選びや、マスクを着けたまま話す時にはどのようなことに気を付けたらよいかなど参考にしてください。

  1. マスクの色
  2. マスクの素材や形状
  3. 話し方は活舌よく
  4. 表情は豊かに
  5. 適切なジェスチャー

1.マスクの色

コロナでマスク着用が必須になってから、マスクの色が豊富になり、どのような場面でどのようなマスクをするのかは常識が問われる部分でもあります。
基本的にバイトの面接や冠婚葬祭などきちんとしたフォーマルな場所に着用するマスクは、あまり派手でない白やベージュ、グレーといった無地のものが良いでしょう。ピンクやオレンジ色などでも薄い色のもので派手過ぎなければOK。柄物や黒、プリントが入ったマスクはカジュアルな印象になりがちなので避けるようにした方が無難です。

2.マスクの素材や形状

マスクの素材については、衛生上一番効果が高いといわれている不織布のマスクを着用するとよいでしょう。素材についてあまりうるさく言われることはないとは思いますが、不織布よりも感染予防効果が低いと言われているウレタン製や布製は避けるようにしましょう。形状も立体型やプリーツ型など様々なものがありますが、話してもずれたりしない自分にぴったり合ったマスクを選べば大丈夫です。

3.話し方は活舌よく

マスクをしたままで話をすると、どうしても言葉がこもってしまいがち。聞こえづらく、何を言っているのかわからなくなり「もう一度お願いします」など、面接官と意思疎通がはかれないこともあります。普段よりも少し大きめの声で、ハキハキと端的に話すようにしましょう。自分の声に自信がない人は、前もってマスクを着けたまま家族や友人に聞いてもらったり、録音をして確認しておくとよいでしょう。

4.表情は豊かに

マスクをしていると口元が見えない分、表情が読み取りづらく何を考えているのかわからなくなりがちです。相手の目を見て話す、ゆっくりと瞬きをする、マスクの下でも口角をあげて微笑んでいる状態が分かるようにするなど、自分の気持ちを伝えらえれるよう普段よりも表情豊かに話すように心がけましょう。メガネをかけている場合はメガネが曇って目が見えなくなってしまうこともあるので、メガネに曇り止めスプレーを吹きかけておくなど対策をしておくとよいでしょう。マスクをしていると目の動きがとても重要です。目がよく見えるように、前髪などは目にかからないように、なるべくおでこを出すようにすると顔が明るく見えて好印象となります。

5.適切なジェスチャー

表情が見えづらい分、相手に伝わっているというジェスチャーとしてうなずくことがとても大切になります。目をみながらうなずかれると、面接官も自分の話に納得していて、話が通じているのだなということが分かります。こちらが答える時には、話を伝えるのに手振りなどを多少交えることも効果的ですが、いずれもやりすぎると大げさな印象となりそちらにばかり目がいって逆効果になってしまうので気をつけましょう。

マスクを外すことも想定に

面接会場に入ってから、突然「マスクを外してもよいですよ」と言われることもあります。そんな時のためにマスクを外した際にしまっておけるマスクケースなどを用意しておくと印象がよいでしょう。マスクを外す際には一言「失礼します」と言ってから外すようにしましょう。ここ数年は常にマスクを着けている状態なので、顔の表情筋が動きにくくなっているといわれています。外した時にも表情が硬くならないよう、なるべく口角を上げて表情豊かに話す練習をするなど心がけましょう。

マスクメイクで気を付けるポイント

マスクをするようになってから、アイメイク以外はあまりしないという女性も多くなったと思います。しかし面接では急にマスクを外してくださいと言われることもあるので、なるべくきちんとメイクをしていくことを心がけましょう。アイメイクに力を入れすぎると、全体的にメイクが濃い印象を与えます。面接時はそのようなことがないように、なるべくナチュラルな雰囲気を心がけたほうがよいでしょう。ナチュラルな雰囲気のメイクにするには、アイシャドウは暖色系、リップもなるべくマット系の薄いリップを選びましょう。また、マスクを外した時にリップがマスクにつかないように、化粧崩れを防ぐスプレーなどを事前にしておくとよいかもしれません。
ファンデーションはマスクで蒸れてしまい化粧崩れしやすいので、コンシーラーなどで気になる部分をポイントでメイクするようにしましょう。アイメイクもマスクの隙間から漏れた息で崩れてしまう可能性があります。アイライナーやマスカラなどが落ちると目の周りが黒くなりがちなので気を付けましょう。マスクをとった時にどう見えるかを事前に鏡などで確認してもよいですね。

WEB面接の場合でもマスクは着用?

WEB面接の場合でもマスクは着用?

基本的にWEB面接の場合は感染リスクがないためマスクはつけないで行います。もし自宅で高齢者や病気中の同居人がいるなどといったマスク着用の理由があれば、きちんとその理由を話してから面接に臨むようにしましょう。

まとめ

飲食店やアパレル業など、顧客対応の仕事の場合マスク着用はいまだ必須です。また複数人での面接の場合はマスク着用は必須となるなど、業種や会社の事情でマスク着用の意識は違うので事前に調べたり、問い合わせをしてもよいでしょう。そして、面接当日は、面接官がマスクをしていなければ「外したほうがよろしいでしょうか」と一言添えてから外すのがベター。面接官がマスクをしていたら、指示が出るまでは着用しておきましょう。

コロナ禍になってから約3年が過ぎ、マスクを着けなくても良い場面が増えてきていますが、まだ一般的にはマスク着用の空気が抜けきっていません。大切な場面で相手に悪い印象を与えないように基本的にはマスクを着用し、必要なときにはすぐに着けられるように常にマスクを1枚鞄に入れておくようにしましょう。完全にマスクなしでの生活に戻るまでは、常にマスクを携帯しておくようにしたほうが安心です。