求人サイトなどでよく募集を見かけるラブホ(ラブホテル)バイト。「ラブホ」と聞くと、なんとなくいかがわしい気持ちを抱いてしまいますが、実際の仕事内容はどうなのでしょう?きついという評判は本当?フロントに座っているだけでいい?評判や仕事内容を徹底調査してみました。経験者の口コミもぜひ参考にしてみてください。
ラブホバイトの仕事内容・時給
探すと実はたくさん出てくるラブホテルのバイト求人。「レジャーホテル」「ブティックホテル」など、違う呼び方で記載されている場合もありますが、要するにラブホのことです。気になるラブホバイトの仕事内容や時給をチェックしてみましょう。
ラブホバイトの仕事内容は?清掃・フロント
ラブホバイトの仕事内容は主に「清掃」と「フロント」に分かれます。(ルームサービスのフードに力を入れているホテルは「キッチン」のスタッフがいる場合があります。)清掃スタッフがフロントや簡単な調理なども兼務するホテルや、清掃の業務が一通りできるようになってからフロントにステップアップするホテルもあります。
ラブホバイト「清掃」の仕事内容
ラブホテルは普通のホテルと違い、数時間の利用でお客さんが入れ替わります。
そのため、退室したらできるだけ早く清掃を終わらせて次のお客さんを入れることが重要です。
1部屋の清掃に掛けられる時間は10~15分程度。短時間で前の利用客の痕跡を完全に消します。
小規模なホテルでは1部屋の清掃を1人で行う場合もありますが、多くの場合は2~3人で一組のチームで1部屋の掃除を行います。
- 浴室の清掃、水滴の拭き上げ
- トイレの清掃
- ベッドメイク
- 掃除機掛け
- 消耗品(ティッシュ、シャンプー、コンドーム、コーヒー等)の補充
- 食器や灰皿を洗う
- タオル、室内着等の交換
ラブホバイト「フロント」の仕事内容
チェックイン・チェックアウトが自動のホテルは鍵やお会計のやり取りが無いため楽です。
自動決済機があるホテルの場合、お金を扱わなくていいと思いがちですが、一日の売上の締めなど、経理業務を任されることがあります。
各部屋から電話が掛かってきた場合はフロントが対応します。
お客さんが退室後、清掃スタッフに指示を出すのもフロントの仕事です。
- 鍵の受け渡し(対面フロントの場合)
- お会計(対面フロントの場合)
- 在室数のチェック・管理
- 清掃スタッフへの指示
- 電話対応
- ルームサービスの配膳・提供
- アメニティの補充・管理
- コスプレ衣装の洗濯・アイロン掛け
- 締め作業・引継ぎ
ラブホバイトのシフト
ラブホバイトのシフトは、清掃の場合かなり融通がききます。夜の頻繁にお客さんが入れ替わる時間は簡易的な掃除、日中に念入りな掃除や洗濯などをするホテルが多いので、どの時間でも比較的需要があるためです。
フロントの場合は、日中だけのシフトは募集していないことが多いです。
24時間営業のラブホに多いのが24時間勤務。12時~翌12時等の24時間勤務で休憩1時間+仮眠3時間。退勤したら2日休みで、3日に1回出勤するようなシフトです。
3日に1回しか働かなくても月給が20万円を超えます。きついシフトですが、体力に自信があるならがっつり稼げます。
ラブホバイトは稼げる?気になる平均時給と稼ぎやすい時間
ラブホバイトの時給は「清掃」も「フロント」も同じ場合が多く、地域にも寄りますが基本時給は平均1000円~1100円程度です。
夜に働けるなら、深夜手当が出る時間のシフトに入るのが稼ぎやすくておすすめ。
22時~翌5時は深夜手当として基本時給に25%割増されて支払われるため、同じ時給で日中に働くのと比べるとかなり稼げます。
仮に時給1,000円の場合、22時~翌朝5時までは時給1,250円が支払われるということです。
ラブホバイトの面接は受かりやすい?採用される決め手と秘訣
ラブホバイトの面接は受かりやすいと言われています。学歴や経験不問の場合が多く、髪色などの見た目も重要ではないためです。
採用される一番の決め手は、ラブホが求めているシフトにどのくらい貢献できるかという点。24時間営業のラブホでは、24時間勤務のシフトに入れるか聞かれます。短時間勤務の場合は、忙しい曜日・時間のシフトに入れるかどうかが合否に関わる可能性が高いため、自分が働きたい時間帯と雇用側の求める時間帯をなるべく合わせましょう。
採用される秘訣としては、清潔感のある服装とはきはきした受け答えを心がけること。髪色や服装は自由な場合が多いですが、面接のときはなるべく清潔感のある服装で行くことによって、やる気があるとアピールできます。清掃希望だとしても、仕事はチームで行うため、最低限の挨拶と返事ははきはきと言えるよう意識しましょう。基本的なことを意識するだけでも、面接をクリアしやすくなります。
ラブホバイトはきつい?きついといわれる理由
きつい理由①「ラブホ特有の汚れ」の清掃
ラブホバイトがきついといわれる理由の一つが「ラブホ特有の汚れ」の清掃です。
ラブホテルが普通のホテルと最も違う点は、「性行為」を主目的として過ごす空間であること。思いっきり羽目を外したいお客さんもいらっしゃいます。
汚物、排泄物、吐しゃ物、血液、ローション、大人のおもちゃなど、「ラブホ特有の汚れ」との遭遇は避けられません。
汚い、臭い、精神的にショックを受けるようなお部屋の清掃はきついです。
きつい理由②体力勝負の肉体労働
ラブホバイトがきついといわれるもう一つの理由が、体力勝負の肉体労働だという点です。
ピークタイムはいかに部屋の回転率を上げるかが勝負。休む暇なく猛スピードで作業しなければならないので慣れるまでは大変。
客室の清掃の中で最もきついのが浴室です。熱いお湯で浴室全体を洗った後、浴室内のすべての水滴を一滴残らず拭き上げると全身汗だくです。
他にも、しゃがんだり立ったりする動作がきついベッドメイクは腰を悪くする人続出。
ラブホバイトのおすすめポイント
おすすめポイント①接客もクレームも最小限
ラブホバイトのおすすめポイントのひとつめは、接客もクレームも最小限であること。
なぜなら、ラブホを利用するお客さんは人に会いたくないから。お客さんは「従業員が知り合いだったらどうしよう」と怯えています。そのため、ホテルに関して不満があっても、従業員を呼びつけてクレームを言ってやろうという気にはならないようです。
ラブホでスタッフが徹底すべきことは、存在感を消すこと。フロントが対面の場合も、顔は見えず、手元だけが見えるようなつくりになっています。ルームサービスも、置き配が指定できるホテルが増えているので、接客が苦手な人でも安心して働けておすすめです。
おすすめポイント②秘密の人間模様を観察できる
秘密の人間模様を観察できるのも、ラブホバイトのおすすめポイント。お客さんが退室した後の部屋は、ラブホで働いていなければ絶対に見ることが無いであろう驚きで満ちています。清掃は大変なこともありますが、興味深い忘れ物やマニアックなプレイの痕跡などを見ることができるのがラブホバイトの面白いところ。それがやりがいになることも。
ラブホには部屋以外のいたるところに監視カメラがあるため、どのお客さんがどの部屋を使ったかを全て把握することが可能。人間観察が好きな人には楽しくておすすめです。
ラブホバイトの口コミまとめ
【口コミ】いい評判・メリット
- 本当にいい運動になっています。はじめは激しい筋肉痛になりました。
- 覚えることが少なく、慣れてしまえば単純作業なので簡単。接客もしなくていいので精神的に楽。
- 服装や髪の色、ネイルなどが自由。
- 子育ての合間に短時間で働きたいが、そのために化粧をするのが嫌だった。清掃バイトは化粧をしなくていいので楽。
- 変わったお客さんが来るのがラブホバイトの面白いところ。友達との話しのネタにしやすい。
- 外国人のアルバイトが多く、語学の勉強になる。
- Wワークだったので深夜に働けるのは都合がよかった。
- 暇な時間のフロントは座っているだけでいいので楽だった。フロントで本を読んでもいいので、時間を有効に使える。
【口コミ】悪い評判・デメリット
- 汚物が撒き散らかされた部屋の清掃は気持ちが悪くて涙が出ました。服にも匂いが移ってしまい、何をしても取れず、捨てました。
- 二人一組での清掃作業でペアの先輩が意地悪な人だったのできつかったです。接客は無いけど、仕事はチームで行うので、人間関係も重要です。
- 使用済みシーツはものすごく重い。それを集積場所まで運ぶのが力仕事の中で一番きつかった。
- 重労働な割に稼げない。割に合わない。
- 繁忙期は激務。連休やクリスマスなどのイベント付近は忙しすぎる。できればシフトを入れたくないほどきつい。
まとめ:ラブホバイトはこんな人におすすめ
- 体力に自信がある・痩せたい
- 汚いものに耐性がある・耐性をつけたい
- 接客が苦手
- 単純作業が得意
- 深夜に稼ぎたい
- 話のネタになる面白いバイトがしたい
ラブホバイト、ますます興味がわきますね。
「きつい」という評判もありますが、慣れるとやりがいもたくさんありそうな仕事です。
実は募集が多く、人気が高いのがラブホバイトのすごいところ!あなたも応募してみませんか?