イタリアンのキッチンバイトはきつい?楽しい?評判・仕事内容は?

イタリアンのキッチンバイトはきつい?楽しい?評判・仕事内容は?

イタリアンレストランのキッチンでバイトをする、それだけ聞くとなんだかオシャレで料理出来るなんて格好いいイメージがありますが、実際には大変できついとも良く耳にしますよね。実際のところどんな仕事内容で雰囲気はどんな感じなのでしょうか。

結論を言うと大変だしきつい部分もある。ただし楽しいところや、やりがいもあり良い経験になります。では実際にはどんな仕事内容があるのか解説します。

イタリアンのキッチンバイト、どんな仕事?

実際にお客さんに食事を提供するまでは、様々な作業があります。イタリアンレストランには独特な用語も多く、聞いたことがある言葉でも意味は知らないなんて事もあると思います。また調理器具の名前や使い方、調理法など覚えなければならない事も多くあります。お店の人員や規模によって役割分担も変わってきたりもします。では基本的にどのような業務内容があるか解説します。

キッチンの仕事内容

キッチンの仕事内容
食器洗浄:飲食の基本ですね。キッチンのバイトでまず最初に任される仕事です。ランチやディナーなどの忙しい時間には如何に効率よく進めるかが大事で、難しくはないですがとにかくスピードが求められます。お店によっては食洗器がありますが、その分洗う順番や効率の良い配分を考える必要があります。

食材の下処理、仕込み:魚の内臓を取ったり、サラダの下処理をしたりとお店や食材により様々です。ピザ生地やパスタ等は寝かせる必要があり時間もかかります。そのため他の作業と平行して翌日の分を仕込んだりすることもあります。

調理:前菜やドルチェ、メインなどの調理。お店の評判に直結するので、当然すぐには任せられません。研修制度があればしっかりと研修をしてから、なければある程度経験を積んで料理長に認められてからになるでしょう。また、ランクが上のお店になると、ピザやパスタ、デザートそれぞれに専門のスタッフがおり、そもそも関わる事が出来ない場合もあります。

お店のスタッフ数次第でより細かくなったりもしますが、基本的なものは以上です。当然新人に任せられることは少ないので、基本は皿洗いや食材の下処理からスタートすることになります。どの担当もスピードが求められる上に丁寧さも重要になります。忙しい時は特に大変でキッチンは戦場と言われるくらい重労働です。

料理にはイタリア語の名前が使われているため、どんな料理か覚えるためにはある程度慣れる必要があります。キッチンへのオーダーや指示にイタリア語を使うレストランもあるので頑張って覚えましょう。また何度も聞き返さなくて済むようにメモを取ることが大事でしょう。

お店の種類と雰囲気

お店の種類と雰囲気
イタリアンレストランには種類がいくつかあり、提供するものや雰囲気が変わってきます。
自分がどのようなお店で働きたいか、バイト先を探すのに重要なポイントになるので、その内のいくつかを紹介します。

リストランテ

一般的に高級なお店をリストランテと呼びます。コース料理がメインでドレスコードがあったりと、落ち着いた堅めな雰囲気です。特に身だしなみについては基本的に厳しく、キッチンであっても髪色やピアス、ネイル等はNGな場合が多いです。求められるスキルも他と比べて高めになります。

トラットリア

カジュアルなレストランを指します。リストランテよりもリーズナブルでテラス席があったりします。日本でいう一般的なレストランのイメージに一番近いです。コース料理や一般的なメニューなど幅が広いです。

オステリア・バル

日本でいう居酒屋的な雰囲気。料理というよりもお酒やおつまみがメインになるので、上二つと比べて作るものやキッチンの雰囲気も変わってきます。バルは立ち飲みスタイルのバー兼カフェのようなイメージですが、日本では普通に座席に座って楽しむタイプの居酒屋が多く、オステリアとほぼ差はありません。

ピッツェリア

ピザの専門店。ピザ専門だけあって様々な種類のピザが楽しめます。ピザに興味がある場合はピッツェリアを探すと良いでしょう。ただしピザ作りは窯の熱だったり生地の用意など結構な重労働です。

未経験でも大丈夫?

イタリアンレストランのキッチンバイトというと厳しそうに聞こえますが、募集はそこそこ多く、新規オープンでの募集や未経験者歓迎の所まで様々です。実際に働きたいとなったら、自分にあったお店を探す事も重要になります。例えば、チェーン店はマニュアル化や研修制度がある事も多く、未経験の場合でも比較的始めやすいでしょう。個人経営のお店だと、より自分で頑張る必要がありますし、いきなりリストランテのような高級店で料理をしたいというのは難しいです。

実際のところは?

実際のところは?
スピードが求められる上に重労働も多く、やはり大変できつい部分はあります。特に忙しい時間帯は戦場と言われるぐらいキッチンの雰囲気も厳しくなるかもしれません。それでも料理の実践的なスキルの習得や、担当できる分野が増えればそれだけやりがいにも繋がります。頑張ってスキルアップした分だけ楽しくなりますし美味しい物が作れるようになったら楽しいですし素敵ですよね。

バイト先選びのポイント

いざ働くとなっても、忙しい時の雰囲気や自分がやっていけるか不安になる方は多いのではないでしょうか。
そこでバイト先をどのように選べば良いか、いくつかポイントをあげます。

お店はチェーンか個人経営か

前述した通り、チェーン店では研修制度があることも多く、未経験でも始めやすいです。チェーン店も個人経営もお店のランクによって雰囲気が変わります。一概に高級店=厳しくてつらいというわけではありませんが、求められるものは変わってきますので注意が必要です。

一度食べに行ってみよう!

気になるお店が複数あり悩んでいるのなら、いっそのこと食べに行くのも手です。お金はかかってしまいますが、実際に働いている様子を見たりお店の雰囲気を体感することで、自分に合うか判断するポイントになります。キッチンが見えるタイプのお店であれば特に有効です。

イタリアンのキッチンバイト メリット・デメリットは?

メリット

  • 料理や家事が上手くなる
  • 美味しいまかないが食べられる
  • 優先順位付けや仕事の効率化が図れるようになる

イタリアンレストランでのバイトなので、やはりまかないが美味しいのは大きいですね。時には試作メニューやデザート、シェフのオリジナルなどを食べられる事もあり、他にはないメリットです。また、皿洗いや料理の経験を積むことができるので、日常生活にも恩恵がありますし、仕事の効率化の経験はどんな事にも役立つでしょう。

デメリット

  • 基本的にやる事が多く忙しい
  • 調理に関わるには経験を積む必要がある
  • シフトの融通が利きにくい

性質上スピードが求められるので、自分のペースで作業を出来る場面はほぼ無いでしょう。メインの調理に関わる為にはある程度経験を積む必要があり、最初から出来る事は楽しいことばかりではありません。また、稼ぎ時は土日や祝日等のため、シフトはある程度決まってしまうでしょう。

まとめ

やはりイタリアンレストランのキッチンバイトはイメージの通りきつい事が多いです。しかし美味しいまかないが食べれたり、認められさえすれば他のアルバイトでは得られない経験も多く、今後自分のお店を持ちたいという方やこれから就職するという方は経験が役立つでしょう。