教育学部は授業が多い上に、実習があったり教員を目指す場合は採用試験の勉強もあったりと忙しいイメージがありますよね。
それでも、大学生活はバイトをしながら過ごしたいという人が多いのではないでしょうか。
筆者である私も教育学部出身なのですが、他の学部生よりも忙しいと感じることもありました。ですが、4年間大学に通いながら実際にバイトをしていました。
ここでは、教育学部生がどのくらい忙しいのか、勉強や実習と両立しながらバイトをするための方法と選ぶべきおすすめのバイトを紹介します。
教育学部は忙しい?
教育学部は忙しいとよく言われますが、実際どのくらい忙しいのでしょうか。
教育学部には、先生になろうと進学を決めた人がほとんどではないかと思います。
どの先生になるにも基本的には免許が必要で、その免許を取得するためには取らなければならない単位がたくさんあります。これを必修科目といいます。
そのため、ほかの学部と比べて授業が多くなる傾向にあります。
また、教育実習も必修科目なので必ず行く必要があります。期間はだいたい2週間〜3週間で卒業までに何回かあります。
そして、教員になる場合は4年生の時期に採用試験が待っています。それに向けた試験勉強の時間も必要になってきます。
教育学部でもバイトはできる?
ここまで説明してきましたが、これだけ聞くと「やっぱり、忙しすぎてバイトなんてできない…」と思うかもしれませんね。
ですが、教育学部でもバイトができないほどではないです。
必修科目が多いといっても、毎日9時から18時まで授業が詰め込みかというとそうではありません。
15時ごろに終わる日があったり、お昼から授業の日、次の授業まで間が空いている日などもあったりします。
また、3年生や4年生になると授業が少なくなり空き時間が増えます。実際、私は4年生で週2日しか学校がありませんでした。
そして、実習は基本的に一年生のうちはありません。なので、その間は長期休みなども活用してバイトすることができます。
教育実習期間中のバイトは?
基本的に教育実習中はバイトはできません。してはいけないわけではありませんが、できる余裕がないと思います。
私の場合は、朝8時半から18時までは実習、その後実習記録を書いて、さらに指導計画書の作成もする必要がありました。
睡眠時間は4時間の日もあり、土日も準備をしつつ、疲労困憊の体を休めることで精一杯でした。
そんな状況でバイトはできませんよね。
実習内容や実習先によって少し違っても、大変さは大体同じようなものだと思います。
実習中はすべて評価されていて成績や将来の就職にもかかわる大事なテストの期間です。実習中はバイトを休むためにも、実習前に計画的に働くことをおすすめします。
教育学部生が勉強と両立しながらバイトをするための3つのポイント
バイトをするにも工夫することで効率的に稼いで大学生活を送ることができます。
そのために、おさえておくべき重要なポイントを3つ紹介します。
バイトに入る日や時間を調整する
学校に慣れるまではバイトに入る日を少なくしておきましょう。高校と大学は全く違うので最初はどう過ごしたらいいのか戸惑うこともあると思います。
学校についていける程度に、バイトを調整して少しずつ増やしていくのがよいでしょう。
また、大学でもテスト期間があります。単位が取れないとまた同じ授業を受けることになるため、テスト前はしっかり勉強時間の確保をしましょう。
そして、大学生は深夜も働くことができ、時給もアップするので効率的に稼ぐことができます。 朝イチの授業がない日や休みの前日などに入れるなどして調整するとよいでしょう。
続けることが大事
バイトを辞めずに続けることも大事です。なぜなら、長く続けることで職場の人との信頼関係ができて、シフトの融通を聞いてくれることが多いからです。
また、新しいバイト先で長く休んだら、「仕事内容を忘れてしまった…」「ずっと休んでいたから気まずい…」といった理由で戻りづらくなるかもしれません。
合わないバイトを無理して続けるのはよくないですが、できるだけ辞めずに長く続けられるところなら効率的に働くことができるでしょう。
バイトの選び方に気を付ける
勉強との両立にはどんなバイトを選ぶかも重要になってきます。バイトを選ぶときには次の点に気を付けてみましょう。
- シフトの柔軟さ
- 仕事の働きやすさ
- やってみたい仕事
- 将来に活かせる仕事
これらの点について詳しく解説していきます。
シフトの柔軟さ
教育学部生には、実習や勉強時間の確保のためにバイトができない期間がありますよね。
そのため、希望通り休めるのか、空き時間に効率的に働けるかが重要になってきます。
希望のシフトが通りやすく融通が利くかは、バイトを選ぶ時におさえておくべきポイントです。
仕事の働きやすさ
バイトをするならできるだけ時給が高くてたくさん稼げるほうがいいですよね。ですが、あまりにもきつい仕事だと学業に支障が出てきます。
そうならないように、仕事内容が自分にあっているか考えて選ぶと良いでしょう。
やってみたい仕事
自分がやってみたい仕事を選ぶのもよいでしょう。興味のある仕事はやりがいがあって長く続けやすいです。
好きなことは上達も早いので、早くバイトに慣れることができそうです。
また、仕事ができるようになると時給が上がるバイト先もあるので、お給料のアップも期待できますね。
将来に活かせる仕事
将来の仕事に活かせるバイトを選ぶと働きながら、学校の勉強では学べないスキルを身に着けることができます。
教育学部生には、実習や就活でも役に立つこともあるのでそういった点も意識してバイト選びをすると良いでしょう。
教育学部生が選ぶならこれ!おすすめバイト6選
ここからは、勉強と両立しながらバイトをするためのポイントを踏まえて、教育学部生におすすめのバイトを紹介していきます。
塾講師
塾講師は、教育系では王道の人気バイトです。自分の教えた生徒の成長が見られるやりがいのある仕事です。
教えるのが得意、好きを活かせるので働きながら自分のスキルアップにもなり、将来の仕事にも活かせるのではないでしょうか。
また、時給が高く効率的に稼げるのもおすすめポイントです。
教育学部の大学生が比較的多いバイトなので、実習中の休みは取りやすい傾向にあります。
学童・保育補助
学童のスタッフや保育園での保育補助のバイトもおすすめです。かわいい子どもたちに癒されながら働けるので、子どもが好きな人にはうってつけのバイトです。
小学校や幼稚園の先生を目指すなら、子どもへの関わり方が学べるので、実習や就活にも役立つかもしれませんね。
学童・保育補助のバイトは、あくまでプラス要員なのでシフトは融通が利きやすいです。
また、周りは実際に教育・保育現場で働いている人なので、実習への理解があります。「実習なのに休みづらい…」なんてことはあまりないでしょう。
居酒屋、レストランのホールスタッフ
居酒屋やレストランのホールスタッフもおすすめです。ホールスタッフは、お客さんへの接客をする仕事なのでコミュニケーション能力が身に付きます。
同じ年代のバイト仲間がいる職場が多いので、友達を作って楽しく働きたい人にもおすすめです。
飲食系はお店が空いている時間は働けるので、シフトの自由度が高いです。
また、10時以降は深夜料金で時給が上がるので、うまく活用すると効率的に稼げます。
働く環境が合わない場合もあるので、忙しさなどを事前にチェックしておくと安心です。
カフェ店員
カフェ店員も同じようにシフトの自由度が高く、お客さんへの接客でコミュニケーション能力が身に付きます。
カフェはホールとキッチンの業務を兼任しているところも多く、いろいろな仕事を同時に行うことになります。マルチタスクに作業できるスキルは将来に役立つでしょう。
深夜営業のあるカフェは少ないですが、逆に深夜以外はずっと営業しているところが多いので、自分の空き時間に働けるメリットがあります。
アミューズメントスタッフ
アミューズメントスタッフのバイトは、テーマパークなどのアミューズメント施設で接客をする仕事です。
楽しい雰囲気の中で働けて、お客さんの笑顔が見られるところにやりがいを感じられるでしょう。
接客する側からお客さんに関わって行くことの多い仕事なので、積極性が身につきます。
比較的働く人の人数が多い職場なので、シフトの融通が利きやすいと言えます。
場所によっては、繁忙期は休めないようなところもあるので、シフトはどのくらい考慮してもらえるか、実習中休めるかの確認をしておきましょう。
コールセンター
最後に、おすすめするのはコールセンターのバイトです。コールセンターのバイトは、電話でお客様対応をする仕事です。
座り仕事で体力的に疲れることはなく、24時間対応の職場であれば、いつでもシフトに入れるところがメリットです。
また、正しい話し方やマナーが身につくので、実習先への連絡など電話対応の際にも役立つでしょう。
まとめ
実習や勉強に忙しい教育学部ですが、将来の目標のためにもバイトは役に立つことが多いものです。
私も、大学生のときにレストランやカフェでアルバイトをしていて、学校では経験できない社会勉強ができました。
ここで紹介したポイントを参考に、気になるバイトがあったらぜひ挑戦してみてください。