ピッキングの仕事って?向き不向きを性格面から仕事内容まで徹底解説

ピッキングの仕事って?向き不向きを性格面から仕事内容まで徹底解説

ピッキングといわれると一見、稼げそう・楽・簡単そうに見えます。しかし、その中には「ピッキングの仕事がきつい」という声があります。

では「ピッキングとは何だろう」、「ピッキングってどんなことをするのだろう」、「どんな人が向いているのだろう」「どんな人が不向きになるのだろう」と気になる方がいるかもしれません。ピッキングに興味があり、ピッキングの仕事に応募しようか迷っている方のためにピッキングのことがよくわかるように解説していきます。

この記事では主に「本当にピッキングかきついのかどうか」「仕事をする上でのメリットはどのようなことがあるのか」「どんな特徴の人が向いているのか」「仕事に不向きな人の特徴はどんな人なのか」について紹介していきます。

ピッキングとは?

ピッキングとは簡単にいうと商品を出荷するために倉庫から集める作業のことです。
詳しく説明すると、インターネットなど通販サイトで注文された商品を出荷するため、倉庫にある商品の中から指定されたものを集める業務のことです。

ただ商品をそのまま集めるだけだと簡単だと思う方もいるでしょう。しかし、そこには期限に間に合うように迅速さや正確性が必要とされています。私たちが普段から使っている通販サイトで買ったものが消費者の元に届く過程にはこのピッキングという仕事があるからです。

ピッキングに種類はあるの?

ピッキングには種類があります。2つあり、「シングルピッキング」と「トータルピッキング」と呼ばれている方法です。では2つの作業方法や特徴を解説していきます。

シングルピッキングって?

シングルピッキングとは「摘み取り方式」といわれています。
1件の注文ごとに商品を集めて1つにまとめるやり方です。

基本的には1人で業務をこなします。通販サイトで個人から注文がきた場合に用いられることがほとんどです。

トータルピッキングって?

トータルピッキングとは「種まき方式」といわれています。
複数の注文に対して商品の種類ごとに集めて分けて発送する方法のことです。

シングルピッキングは1人で作業をすることがほとんどですが、トータルピッキングでは複数名で作業をします。倉庫内での往復が少なく、作業の効率もよいため出荷する商品の数が多い時によく使われる方法となっています。

ピッキングの仕事は本当にきつい?

ピッキングの仕事は私たちが商品を買った際にきちんと届くように非常に大切な役割をもっています。しかし、下記のような内容からピッキングの仕事が「きつい」といわれてしまうことがあります。

体力的に仕事内容がきつい

ピッキングは立ち仕事です。倉庫内を往復して歩き、商品を集めることの繰り返し作業になります。

中には重い商品があるので運ぶことで体力を使うことや、年末年始など贈り物が多いとされるシーズンでは作業量が増えてしまいます。そのため、人によっては「きつい」と思う方もいるはずです。なので、体力に自信がある方にはおすすめです。

単純作業で飽きてしまう

ピッキングは基本的に毎日同じ作業の繰り返しで仕事をこなしていく必要があります。
中には同じ作業の繰り返しでは飽きてしまう方がいるかもしれません。

仕事に対してやりがいや達成感を求めている方は「精神的につらい」と感じてしまうことがあると思われます。

逆にいえば、単純作業で1人でコツコツと仕事をこなしていくことが好きな人にはおすすめです。

時期により時間に追われてしまうことも

贈りものが多い時期とされるクリスマス前、お盆、年末年始は倉庫内が繁忙期になります。
商品数が増え、ピッキングの作業量も増えてしまいます。また、その時期には残業が発生してしまうケースが多いとされています。

そういった時期ではスタッフ数が増え、いつも通りにスムーズに動くことができない状況で「きつい」と感じてしまう方が多いとされています。

ピッキングの仕事をする上でのメリット

ピッキングの仕事にマッチしている方は楽しい仕事といえるでしょう。
ではピッキングの仕事ならではのメリットを紹介していきます。

日払いの求人がある

繁忙期などのシーズンでは日払いの求人や単発の1回限りで募集している求人が多いです。
すぐにお金を稼ぎたい方には短期間で稼ぐことができるのでオススメです。

高収入の可能性も?

ピッキングの仕事では、お金をたくさん稼ぎたいと思っている方に夜間のシフト制がある求人を探すことをオススメします。

夜間シフトの深夜の賃金では労働基準法により、午後10時~翌日の午前5時までが「深夜業」と決められており、その時間帯で働く賃金が25%以上割り増しとなるのです。ピッキングの仕事で高収入を目指している方はこの夜間シフトが大きなメリットとなるのではないでしょうか。

しかし、倉庫によって夜間のシフト制を導入しているかどうかが異なりますので事前に調べた上で求人に応募することがよいでしょう。

未経験でも働きやすい

ピッキングの仕事では、経験を問わず採用してくれるところが多いです。
そのため、始める前に覚えておくこともなく特別なスキルも必要としていないため他の職種と比べ、未経験者でも採用されやすいでしょう。

また、仕事内容でも基本的に同じことの繰り返しとなりますので、仕事の難易度も高くはありません。

未経験でも始めてみたい方には未経験でも採用してくれる可能性が高いのでおススメです。

ピッキングの仕事に向いている人はどんな特徴の人?

ピッキングの仕事に向いている人はどんな特徴の人?

未経験の方は始める前に覚えておくことなどの必要がないとされるピッキングの仕事ですが、人によっては向き・不向きがあります。仕事に向いていると楽しみながら仕事を続けられます。

下記にピッキングの仕事が向いている人はどんな特徴の人なのか3点紹介していきます。

単純作業が好きな人

ピッキングの仕事は基本的に同じ作業の繰り返しです。そのため、その単純作業が苦にならない人が向いているといえます。目の前の仕事にコツコツとできる人ならば集中して仕事を続けられます。

単純作業でもコツをつかんで効率よく作業を進められるようになれば、シンプルな仕事でも苦にならずに楽しんで仕事ができるのでピッキングの仕事に向いているでしょう。

正確にチェックできる人

ピッキング作業では、きちんとチェックして確認をして進めたつもりでもヒューマンエラーが起きてしまうことがあります。

そのため、「正確かつ丁寧にチェックができる人」という人はピッキングの仕事に向いている人の特徴に当てはまります。どの仕事においても正確性は重要ですがピッキングの仕事では特に重要であるといえます。

ピッキングでミスをしてしまうと商品を誤発送してしまう可能性があります。何かミスをしていないか何か抜けている箇所はないかなど徹底的に自分で確認し進めることができる人が向いています。

1人でコツコツと仕事をこなしたい人

ピッキングの仕事は基本的に個人ワークが多いため、自分のペースで仕事を進めたい方に向いています。

ある程度のコミュニケーションは必要とはされますが、あまり人と関わりたくない仕事で1人で作業をコツコツと進められるような仕事を探している方にはオススメです。

  • 単純作業が好きな人
  • 正確にチェックできる人
  • 1人でコツコツと仕事をこなしたい人

ピッキングの仕事に不向きな人はどんな特徴の人?

ピッキングの仕事では向き不向きがありますが、実際不向きとされる方にはどのような特徴の方がいるのでしょうか。仕事が不向きだと感じてしまうとその仕事を長く続けていくことは難しいでしょう。

下記にピッキングの仕事に不向きな人はどんな特徴の人なのか2点紹介していきます。

飽き性な人

ピッキングの仕事は基本的に同じことを繰り返す作業となっています。人によっては、同じことばかり繰り返していても精神的にきつい方や苦に感じてしまう方がいるかもしれません。

そのため、自分の性格が飽き性だと感じている方はピッキング作業が嫌になってしまう可能性がありますので不向きであるといえます。

優先順位をつけることが苦手な人

ピッキングの仕事はたくさんある商品の中から集めてくる作業なので、いかに効率よく作業を進めることができるかということに左右されます。

どの商品を優先で集めてきたらよいかなど優先順位をつけることが苦手な人には不向きであるといえます。

  • 飽き性な人
  • 優先順位をつけることが苦手な人

まとめ

まとめ

本記事ではピッキングの仕事には向き不向きの人の特徴があるのか、ピッキングの種類、仕事をする上でのメリット、ピッキングがきついといわれているのはなぜかということなどについて解説していきました。

ピッキングの仕事は体力が必要な場合もあり、人によってはつらいと感じてしまう方もいるでしょう。自分の中で効率よく進めるためのコツをつかんだりすることで成長につながります。ピッキングは未経験者でも挑戦できるように仕事内容は非常にシンプルで、様々なメリットがあります。

現在、ネット通販で買い物をする需要が増えているため、私たちが暮らしていく上ではピッキングという仕事は私たちにとってかかせない存在です。仕事には人によって向き不向きがあり、それぞれの特徴があります。不向きな方に当てはまってしまい不安に感じる方もいるでしょう。しかし、不向きだからといって諦めてしまうのではなく仕事内容を理解した上で応募してみるとよいかもしれません。

未経験でピッキングに向いている特徴に当てはまった方、ピッキングの仕事に少しでも興味がある方は是非一度、挑戦してみてください。