クリーニング屋のバイトは、「きつい」と感じる時期と「楽」に感じる時期がハッキリしています。ここでは「きつい」と感じる時期はいつなのか?「楽」に感じる時期はいつなのか?また主な仕事内容や時給相場などバイトする上で気になるポイントをわかりやすく要約しているので、是非ご覧ください。
仕事内容
クリーニング屋のバイトといっても職種はさまざま。ここでは、その中でも”受付”のお仕事について説明していきます。
受付のお仕事は、主にレジでの会計、お客さんが持ち込んできた衣類の仕分け、衣類の受け渡しです。他には、下地処理や補助、配達などを行う場合があります。
また、チェーン店と個人経営店では仕事範囲に差があります。多くのチェーン店では、工場でクリーニング作業を行うので、洗濯やアイロンがけなどの作業はありませんが個人経営店では、クリーニング作業自体を店舗内で行うので、それらの補助を任される場合があります。
時給相場
地域や店舗によりますが、平均時給相場は、900円~1100円です。これは都道府県ごとに定められている最低賃金に近い水準です。また、交通費を別途支給してもらえる場合が多いです。実際の時給や交通費は求人情報や面接で確認しましょう。
繁忙期と閑散期はいつ?
繁忙期は3月下旬~5月初旬頃までで、閑散期は繁忙期以外の時期に当たります。
特に夏になるとTシャツだけで過ごすことが多いのでクリーニングを必要とする衣類がなく、1年の中で1番暇な時期となります。
逆に繁忙期は冬物の衣類をまとめて一気に出す人が多く、きついと感じることも多いでしょう。
また、1日の中では夕方が忙しくなる時間帯です。仕事やパート帰りにクリーニング屋に寄って行かれる人が多くいらっしゃいます。朝にクリーニングに出して夕方に取りに来る人も多いので、平日の午前中やお昼の時間帯になると暇になることが多いようです。
クリーニング屋バイトの良い点
ここでは、クリーニング屋バイトの良い点をいくつかあげていきます。
勤務時間の融通が効く
クリーニング屋の受付業務は、勤務時間をフレキシブルに対応してくれるクリーニング屋が多いです。子供がいる人だと、子供が学校に行っている間に働きたいなど融通が効くことが多いので働きやすいのではないでしょうか。
具体的には、早番と遅番で分かれているところが多く、3~4時間程度の短時間勤務でも可能なところもあります。
洗濯の知識やスキルが身につく
クリーニング屋で受付業務をすると、接客や洗濯の知識やスキルを身に付けることができます。
クリーニング利用者は、年齢や性別を問わずさまざまな人がいるので幅広い層に対して接客対応能力を身につけることができるでしょう。
また、洗濯表示タグ(品質表示タグ)をみて最適な洗濯方法の選定や上手なアイロンのかけ方など自身の生活でも役立つ知識を身につけることができます。
閑散期は、ゆとりがある
先ほども述べましたが、閑散期になると繁忙期に比べ仕事量が格段に減るので楽に感じやすいです。
受付のお仕事は、冷暖房が完備された場所ということもあり比較的体力を使わない働きやすい環境ではないでしょうか。
ただ、やることがないと暇疲れしてしまうこともあるので、その時間を使って生地や洗濯の勉強をするのもいいかもしれませんね。
社割でお得にクリーニング
クリーニング屋でお仕事をするとバイトであっても社割があり、お得にクリーニングを利用することができる店舗が多くあります。
ご自身だけでなく家族のクリーニング代まで割引してもらえることもあるので家族からも喜ばれるでしょう。
スーツやコートなど、ご自宅で洗濯できない衣類は少なくないので、クリーニング費用を抑えられるのは、嬉しい点になります。
クリーニング屋バイトの大変な点
ここから、クリーニング屋のバイトでの大変な点についていくつか紹介します。
ですが、良い点と考えることもできる内容もあるので以下で確認していきましょう。
覚えることが多い
クリーニング屋のバイトで受付業務をするのにも洗濯に関する知識を身に付けなければならない点が大変なところです。
クリーニングには、さまざまな衣類の種類や素材によって扱い方やアイロンのかけ方など異なる為、覚えることが多く勉強しなければいけません。
新しいことを覚えるのが苦手な人にはつらいことかもしれません。
ただし、一度覚えてしまえば大変に感じることも少なくなるでしょう。
クレーム対応
クリーニング業界はクレームがつきものです。汚れがおちきっていない、黄ばみが残ってて白くなっていない、シミ落としを依頼したが思ったより落ちていないなどさまざまなクレームが舞い込んできます。
自分が関与していない工程でのクレームでは特にストレスに感じることも多いでしょう。
こういった仕上がりに関するクレームを減らすには、受付時に汚れ具合や生地の状態によっては完璧な仕上がりにはならないことを説明することです。
とはいえ、事前に説明をしっかりしたとしてもクレームをしてくるお客さんは一定数いますので、あまり気を落とさず気持ちを切り替えることが大事です。
汚れた衣類の対応
お客さんの中には、汚嘔吐物等が付着したものなど異臭がする衣類を持ち込まれることもあるようです。そういったものでも汚れ具合の確認などの作業が必要なのは、大変な点です。
クリーニング屋バイトの気になる点
身だしなみ
クリーニング屋のバイトは接客業なので、派手なピアスや髪色は控えなければなりません。
髪色は、”暗めの茶髪”か”黒髪”が無難です。
また、ネイルに関しても衣類を傷つける恐れがあるため、”禁止”にしているところが多いです。
自由なファッションを楽しみたい人には、重要な点になるでしょう。
クリーニング屋のバイトに向いている人
クリーニング屋のバイトに向いているのは、どういった人なのでしょう。
色々な人と会話をするのが好きな人
クリーニング屋には、男女問わず幅広い年齢層のお客様が来店しますので色々な方と会話
ができコミュニケーションを取るのが好きな人には楽しくお仕事ができるのではないでしょうか。
几帳面で作業が丁寧な人
お客様の大切な衣類を扱うので、傷や汚れを付けないように丁寧に扱う必要があり、几帳面な人にはぴったりなお仕事です。
家事や学業を両立したい人
先ほども述べましたが、勤務時間を優遇してくれるクリーニング屋が多いので、子供が学校に行っている間だけ働きたい人や、学校が終わった後に働きたい人など、家事や学業を両立したい人には、働きやすいバイトと言えます。
まとめ
クリーニング屋は、繁忙期と閑散期で忙しさが全然違います。未経験でこれからバイトを始めようとされる人は、閑散期から始めるとゆっくりとゆとりをもって仕事を覚えられるので、閑散期から始められることをおすすめします。
また、体力に自信がない人でも冷暖房がきいた場所でのお仕事となる受付業務は身体的苦痛が少ないバイトと言えるでしょう。
クリーニング屋のバイトに興味をもった人は、この機会に是非チャレンジしてみてください。