- 延長してって頼まれるんだけど?
- バイト代が親の収入に影響するってほんと?
- 仕事中にケガしちゃった
バイトを始めると、どんな補償があるのか、どこまで働いていいのか、とルールがわからず戸惑ってしまうことも多いんじゃないでしょうか?
このサイトはそんな疑問に答えられるよう、税金や契約、休憩・・とはたらく高校生のためのルールを1つにまとめています。
求人アプリについては、高校生に人気なだけでなく、雇う側にもメリットが大きいサイトを厳選しました。高校生バイト採用に真剣に取り組んでいるお店や会社を選んで欲しいからです。
ブラックバイトに巻き込まれなくてすむよう、ぜひ参考にしてください。
高校生バイト、年齢によって変わるルール
高校生といっても法律の上では、年齢によって呼び名もルールも変わります。
17歳と18歳では、はたらく時間や選べる職種が違うのです。そのあたりのことを簡単にまとめましたので、ご覧ください。
18歳~20歳 未成年者→成年
18歳を超えると、特別なルールはありません。深夜労働も可能です。
さらに2022年4月より、成人年齢が18歳となりました。
そのため、20歳以下に保護者の同意を求めてきた企業も、18歳以上については親の同意を省略、といった流れになってきています。
ただ携帯電話やクレジットカードの契約、アパートの賃貸契約などは、親の同意なしで結べるようになりましたが、青少年保護の観点から、飲酒や喫煙は禁止のままです。居酒屋やキャバクラなどで働く場合は注意が必要しましょう。
18歳未満 年少者
国は18歳未満の若者を年少者として様々な角度から保護しています。(後述)
また、法律上は、15歳の誕生日以後、最初の3月31日までは児童となります。
15歳以下 児童
15歳の誕生日以後、最初の3月31日までは児童となり、さらに厳しいルールが課せられています。労働者としての使用は原則、禁止です。
高校生(年少者)を雇う場合のルール
高校生を雇う場合、会社は「年少者に課せられるルール」と「成人バイトと同じルールが適用されるもの」の2つを守らなければなりません。
よくわかってない採用担当者も多いので、基本ルールについては把握しておくことをおすすめします。
18歳未満を雇う場合のルール
年少者を雇う場合に、採用側に課せられるルールは次の通りです。
児童はそれよりもすべての面で厳しくなります。
年齢を証明するもの
氏名・生年月日が確認できる年齢証明書の保管が義務付けられています。
「戸籍」あるいは、市役所・区役所で発行される住民票の写しのどちらかを提出する場合が多いです。
働くことのできる時間
就労時間は、午前5時から午後10時までとなっています。
原則として1日8時間、1週間で40時間を超える勤務をさせてはならず、深夜労働は禁止です。
ただ、例外として次のような労働は認められています。
- 農業や漁業など、厚生大臣の許可を得た場合のみ深夜労働に従事できる
- シフト制の場合、一定のルールを守れば、勤務時間を変更することができる
禁止されている職種
成長期なので体に負担があるものや、精神への悪影響が考えられる仕事は原則禁止となっています。
禁止業務
- 重い物を扱う業務
- 飲酒を伴う接待
- 性的サービス
- 有害ガスや騒音の激しい場所での作業
- 炭坑内などほこりや粉末が飛び散る場所での作業
校則
校則でバイトを禁止されている場合がありますが、校則違反は本人の責任で、採用側に責任は及びません。
高校生を含めたバイト全員に適用されるルール
契約の相手
高校生なので保護者と契約しがちですが、契約は本人と雇用主とで結ぶ必要があります。
ただ年少者の場合、契約内容に不利があると認められれば、保護者が契約を解除することができることになっています。
振込口座
本人の口座に振り込むのが原則です。希望があった場合のみ、本人が指定する口座に振り込むことができます。
条件を事前に通知
書面で労働条件を提示しなければなりません。
提示するものとしては、仕事の内容、賃金とその計算方法、契約期間、勤務地、休日などで契約社員などなどと同様です。
なお、最低賃金は高校生バイトにも適用されます。
休憩と休日
労働時間が6時間を超える場合は途中45分以上、8時間を超えて労働させる場合は1時間以上の休憩を与えなければなりません。
休日は少なくとも週1日となっています。
親にも影響!税金について
アルバイトでも以下の条件があえば、社会保険や税金は課せられます。
所得税・地方税
高校生でも対象になります。
年間のバイト収入が103万円を超えた場合、親の税金にも影響してきますので、103万円以内に収めたほうが安全です。
バイト代から所得税が引かれている場合、年末にバイト先で「年末調整」がされなければ、確定申告することをおすすめします。
毎月の所得税計算はあくまで仮の額なので、ひかれた税金が戻ってくる場合があります。
健康保険・厚生年金
健康保険は病院にかかわるもの、年金は高齢者や障害者が受け取れるものです。
高校生の場合、親の扶養になっていることがほとんどだと思いますが、一般社員の労働時間および労働日数の3/4以上の勤務をしていると徴収されることになります。
徴収されると、親の扶養からは外れることになります。
雇用保険
昼間学生からは徴収されませんが、夜間学生の場合は週の所定労働時間20時間以上、かつ31日以上雇用の見込みがある場合は入ることになります。
バイト中にケガをしたり、職場に向かう途中で事故にあった場合
バイトや通勤途中にケガをしたり、事故にあったりしたら、高校生であっても労災保険の補償対象となります。バイト先に報告して申請してもらいましょう。治療費が受け取れます。
解雇
会社がバイトを辞めさせる場合は、事前の予告が必要です。正当な理由がないと契約期間内に解雇は認められません。
それゆえ、突然の解雇は問題が生じることが多いので、契約の更新をしない「雇い止め」を選ぶ会社が多いと思います。
もちろん、ツイッターでさらしたりと勤務先に損害を与えた場合や、会社自体が倒産の危機となった場合などは、正当な解雇として認められます。
採用側が注目しているおすすめ求人アプリ
バイトを求めている会社やお店は、求人サイトに募集をだしますが、無料ではありません。
なので、なるべくメリットが大きいサイトを選びます。
ブラックな会社に当たらないためにも、高校生バイト採用にしっかり取り組んでいるお店や会社を選ぶようにしましょう。
マイナビバイト 高校生
高校生に一番人気のアプリです。
バイトを探す高校生のメリット
- 高校生版があるので探しやすい
- 通学定期の範囲から選べる機能がある
- 単発バイトが簡単に探せる
募集をかけるお店や会社側のメリット
- 求人情報をSNSで拡散してくれる
- 9400万人登録のLINEバイトへ無料で掲載できる
- オンライン面接を実施できる
- 多数の募集料金プランから選べる
- 全国展開している
マッハバイト
アルバイト・パートの採用に特化したアプリです。
バイトを探す高校生のメリット
- 最大で1万円のマッハボーナスが用意されている
- 単発(日雇い)のアルバイトが多い
- 企業とコラボした「面白バイト」や人気ユーチューバーとのコラボが面白い
- 高校生Okの仕事がみつけやすい
募集をかけるお店や会社側のメリット
- 「成功報酬型」と「掲載課金型」の2種類の料金プランから選択できる
- SNS広告やユーチューブ広告などのプロモーションが成功している
- 全国展開している
- 10~20代の応募者が多い
ショートワークス
単発バイトに特化した求人サイトです。
バイトを探す高校生のメリット
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- 高校生歓迎の検索ができる
- 日給1万円越えの仕事がある
募集をかけるお店や会社側のメリット
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- 掲載→無料、閲覧→課金という料金体系なので、勤務地ごとに求人をだせる
- 全国展開している
バイトル
CMが多く、知名度の高い求人サイトです。
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募集をかけるお店や会社側のメリット
- 動画による職場紹介で、雰囲気やスタッフを事前に確認してもらえる
- 応募バロメーター機能で応募数がわかるので、募集の少ない求人を狙ってもらえる
- 認知度が高く、ユーザー数も多い
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高校生バイトを雇う側って、仕事を手とり足とり教える手間だけでなく、さまざまなルールを課せられ、求人広告にも高額な費用を投資してるんですよね。
それだけお店や会社にとって、バイトは重要な人材なのでしょう。
ブラックなバイトを避けるのは当然ですが、もし素敵なバイト先を見つけたら、選んでもらえたあなた自身を褒めてあげてください。
そして、このサイトを参考に、より良い関係を築いていただけたらと思います。