美容やエステに興味があり将来はエステ業界へ就職を希望している学生さんや未経験の方、必見です!!こちらの記事では、エステティシャンの仕事内容から資格、給料、やりがいやつらさ、といった内容を一挙公開しています。
エステサロンでアルバイトをしたいがどんな仕事内容なのか不安、エステの資格や仕事に興味があるが、エステティシャンのやりがいやつらさはどんなこと?と疑問に思っている方はぜひこの記事を参考にしてください!
エステティシャンってどんなことをする人?
エステティシャンとはエステティック業務に携わる技術者のことで顔や身体のお手入れなどの「全身美容」を行います。
2002年に総務省が定めた「日本標準産業分類」で、エステティックは「手技又は化粧品・機器等を用いて、人の皮膚を美化し、体型を整える等の指導又は施術を行う事業所をいう。」と定められています。
「全身美容」とは簡単にいうとフェイシャルの施術や指導によるお肌のケア、身体の施術や指導によるボディメイキング、リラクゼーションのための施術や指導を行うことです。
エステティシャンの仕事ってどんなことがあるの??
エステティシャンの仕事内容は大きく分けて大きく分けてカウンセリング業務、施術(フェイシャル・ボディトリートメント、脱毛、ネイルケアなど)、販売業務、店舗業務などがあります。それではその仕事内容をひとつひとつ詳しくみていきましょう。
カウンセリング業務
サロンに初めて来店された方にまず最初に行います。
カウンセリングは主にカウンセリングシートを使用し、お客様のお肌や身体の悩みを聞き出します。改善するためにお客様に最適なメニューの提案やアドバイスを行います。
また、このカウンセリング時に施術内容や施術を受ける際、受けた後の注意事項なども説明し、お客様が最適な状態で施術を受けることができるように万全の体制を整えます。
施術
いろいろな施術がある中で、中心的な施術内容は「フェイシャルケア」、「ボディケア」、「脱毛」です。
「フェイシャルケア」
「フェイシャルケア」とは顔を中心に頭部や首に対して行う施術です。
美白ケア、保湿ケア、しみ・しわの改善などを目的とし、機器や手技を使って行います。
「ボディケア」
「ボディケア」とは身体全体に対する施術で機器や手技を使い、
身体のリンパの流れを良くしたり、凝りをほぐしたりする目的があります。
「脱毛」
脱毛の施術の種類には“医療脱毛”と“美容脱毛”があります。
エステティシャンが行える脱毛は光脱毛、ワックス脱毛などの“美容脱毛”行為に限られます。レーザーや強力な照射の「医療脱毛」は医療行為にあたるため、禁止されています。
化粧品の販売
施術後にお客様が家庭でも最適なスキンケアが行えるように 、お客様に合った化粧品等をおすすめし、 使用方法などを説明いたします。
無理な押し売りは禁物ですが、お客様の中には必ずホームケア商品を必要とされている方もいらしています。また店舗の売上に貢献するためにも大切な業務となります。
エステティシャンになるには?
エステティシャンになるには大きく分けて、美容専門学校、 エステティックスクール、独学で学ぶ他、エステサロンで働きながら学ぶなどの方法があります。
美容専門学校は美容師・理容師の国家資格取得のためのカリキュラムの他、メイクアップや着付け、エステやネイルなど美容に関する知識を全般的に学びます。
エステティックスクールは肌の構造などの皮膚科学や身体のメカニズムを学ぶ生理学など美容の知識の習得と施術の技術、カウンセリング・接客技術など実践的に学ぶことができます。
エステサロンで未経験からアルバイトやパートで経験を積んでいくことも可能ですが、
最低限の肌の構造など知っておくと安心です。
美容業界が初めてでも比較的簡単に取得できる美容の民間資格もあるので一通り学んでおくことをお勧めします。
「エステ・美容業界」で持っていると有利な資格!! 比較的取得しやすい資格から人気の資格まで。
代表的な資格には「日本エステティック協会 (AJESTHE)」と「日本エステティック業協会 (AEA)」が認定する民間資格があります。
また、美容の民間資格で初めてでも比較的に取得しやすい「日本化粧品検定」、「美容薬学検定」などもあります。
「日本化粧品検定」
コスメや美容に関する仕事に転職・就職したい人などにお勧めです。 最終取得可能資格は「コスメコンシェルジュ」で、取得者の中にはサロンオーナーや美容ライターで活躍されている方も多くいます。
「美容薬学検定」
美容薬学検定サイトによれば、美容薬学検定は、「消費者自らが美容に関する 知識を積極的に習得し、数多い商品の中から、 ある程度は自分の力で自分に合ったもの、 あるいは合わないものを正しく選び出せることを目的」とされています。
「認定エステティシャン」
日本エステティック協会の資格制度です。 認定試験と実技に合格すると 「認定エステティシャン」資格を取得できます。
「ネイリスト技能検定」
ネイリストとして活躍するために、正しい技術と知識の 向上を目的とした、実践に役立つ検定試験です。 1997年よりスタートしており、ネイル技術に関する 資格として最も歴史と実績がある試験となっています。
エステティシャンの魅力とやりがいは!?
- お客様からの感謝
- 最新の美容情報を取得できる
- 自らの美意識の向上
- 最新の美容技術を試せる環境にある
- 長く続けることで 知識や技術が向上し、将来独立することも可能
お客様がサロンに通うにつれてどんどん素敵になっていく姿を見ると、さらにモチベーションアップにもつながりますね。
また、最初は技術面や接客面で覚えることもあり、大変だと感じる日々もあるとは思います。しかし一旦習得してしまえば自信も付き、更なるレベルアップも可能です。
ゆくゆくは店長やマネージャーとして店舗を任される責任者の任務に就いたり、将来独立も十分可能ですのでこれを励みにぜひ継続していくと良いですね。
エステティシャンのつらいところは!?
- 施術中は立ち仕事、器材も重く体力が必要
- サービス残業もある
- 女性の職場ならではの人間関係のストレス
- 技術面で 覚えることが多い
- かがんだ姿勢で腰痛、器材が重く手や腕に負担が かかり腱鞘炎になるリスクが高い
エステティシャンの将来性って?
いつの世も女性が美を追求する気持ちは変わらないように、常にエステティシャンのニーズは高いです。また最近は 男性の美意識の高まり、技術や器械の進歩により、より身近な存在になりつつあります。
また SNSやメディアの発達により認知もされやすく、人気店も増えています。
また一度技術を習得するとライフステージが変化しても続けることが可能な点は大きな魅力ですね。
エステティシャンの給料は低い!??
エステティシャンの平均月収は、25万円~30万円前後のようです。 正社員で固定給の場合、大手に就業している場合は多少高まる傾向にあるようですが、サロンの地域差もあります。ただし将来独立し、個人でサロンを経営するようになり、サロンの人気が高まれば、1年の売上500万円~1000万以上達成する店舗は多々あります。
まとめ
将来エステティシャンを目指し就業するのであれば、学生時代にバイトで経験を積むのは有益です。
ただし技術だけでなくお客様対応、販売業務など覚えることも多いのが現状です。
また、お客様との距離も近く、直接お肌に触れる環境にもあり、デリケートな面があるため、クレームにつながることもあります。
そのためクレーム対応も必須となります。
ただエステティシャンの将来性は高く、経験とともに技術力とカウンセリング力などの向上により、将来独立も十分可能です。また最近のメンズの美容ニーズも高まり、いつまでも美しくありたいと願う男女であれば格好の職業ですね。