中卒で働きたいけど、どんな仕事があるのか、自分に向いている仕事が何かが分からないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では
- 中卒で働く社会の現状
- おすすめのバイト10選!
- 採用されるための面接のコツ
の3つのトピックで詳しくご紹介していきます。
この記事を通して、自分の目的に合ったバイト先を見つけていきましょう。
中卒で働く社会の現状
中卒で働くことの現状を把握しておくことで、今後の生き方を考えるきっかけになります。
具体的な社会の現状を知っていきましょう。
- 働く先の選択肢
- 平均年収について
この2つについて以下で詳しく説明いたします。
働く先の選択肢
中卒で働く人の割合は全体の0.4%ほどです。そのため、応募資格を「高卒以上」「大卒以上」にしている企業は少なくありません。このような理由から、中卒の求人数は少なく、職種の選択肢が少ないといった現状があります。
また保育士や司法書士等、高卒以上でないと受験資格を持つことができない資格があります。学歴が理由で必要な資格を取得できない場合は、バイトをしながら定時制高校に通う、通信制課程を選択する、高卒認定を取得する等さまざまな方法があります。ご自身の状況にあった選択をしてみてください。
平均年収について
将来どれほど稼ぐことができるかの目安を知るため、平均的な年収を学歴別に見ていきましょう。
以下のグラフは厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」で発表された2006年と2022年の学歴別平均年収を基にしています。なお、年収は男女計で計算しています。
最終学歴 | 2006年 | 2022年 |
---|---|---|
大学・院卒 | 341万 | 413万 |
高卒 | 249万 | 273万 |
中卒 | 227万 | – |
2022年の中卒者の平均年収は記載されていないため、正確なデータは不明です。
しかし、2022年の大学・院卒者と高卒者の平均年収は2006年に比べて1.1倍〜1.2倍ほど上がっており、中卒者の平均年収も249万〜272万ほどであると考えられます。
あくまで平均であるため、ご自身の専門性を磨くことや起業することによって年収は大幅に変わってきます。年収を上げるためには、学歴を問わず、将来を見据えてご自身がどのような方向性に進んで行きたいのかを決め、努力することが必要不可欠です。
おすすめのバイト10選!
具体的に中卒で働くことのできる職種をご紹介します。
興味のある分野や挑戦したい分野、ご自分の今の状況を踏まえたバイト先を見つけていきましょう。
飲食店のスタッフ
飲食店ではホールとキッチンで仕事が分かれている場合が多いです。
キッチンは将来的に料理人になりたいと考える方におすすめです。早いうちから料理の基本を覚えることができ、自分のお店を持つ等将来の選択肢の幅を広げることができます。
ホールは接客や礼儀を学ぶことができるため、初めてのバイトにおすすめです。また、まかないが出る場合が多いため、食費の節約にもなります。
初めてのバイトで基本的な接客技術を身に付けたい、将来につながる技術を身に付けたい方におすすめです。
販売員
販売員は、アパレルや雑貨店等様々なジャンルがありますが、どれも接客が中心業務であるため、人と関わることが好きな方に向いているお仕事です。
自分と似た感性や趣味を持つ方と一緒に働くことができる点が魅力です。
将来的に自分のブランドを持ちたいと考える方は、お店の流れを知ることや営業力を身に付けましょう。
営業事務員
営業事務員は、営業職のサポート・バックアップだけでなく、お客さまとコミュニケーションを取る場面もあるため、人との関わりが得意な方に向いているお仕事です。
正社員を目指したい方や事務スキルを身に付けたい方におすすめです。また、ビジネスマナーを身に付けることができる点や土日が休日である会社が多い点が魅力です。
社会人としてのスキルアップが目指せる職種です。
歯科助手
歯科助手は受付・会計業務や治療のアシスト、治療器具の管理等、医療行為以外の全般業務を行うお仕事です。歯科医院は全国にあるため、場所を選ばずに働くことができる点も魅力です。
最初のうちは覚えることが多いですが、一度覚えてしまえばブランクがあっても復職しやすいメリットがあります。
ライフステージの変化に合わせて働くことができるお仕事です。
引越し作業員
転居や移転の際に、家財道具を運び、設置するお仕事です。
他職種に比べて、時給が高く設定されている場合が多い点が魅力です。お金を沢山稼ぎたい方や、体力に自信がある方におすすめです。
正社員を目指すことができるため、体を使う仕事をしていきたい方は、アルバイトから始めてみるのもよいでしょう。
介護職員
介護職員は、利用者の身体介護や生活援助が主なお仕事です。相手の立場に立って物事を考えることができる方や福祉に関心のある方におすすめです。
身体介護で体力が必要な仕事ですが、感謝されることも多く、仕事にやりがいを感じられるお仕事でもあります。
正社員を目指すことや、資格取得によって収入を上げることができるお仕事です。
建築現場作業員
建築現場作業員は、大工や鳶等さまざまな職種があります。どの職種にも共通していることは、人々の日常を支える構造物をゼロから作り上げていく仕事であるということです。モノ作りが好き、成長することが好きな方におすすめです。
体力が必要ですが、作り上げたときの達成感や技術を磨くことで成長できる環境です。
専門的な技術を磨くことや独立することで収入アップを目指せます。
ピッキング作業員
倉庫や工場に搬入された商品を集め、仕分けしていくお仕事です。一人で黙々と作業することが好きな方におすすめです。
労働環境の温度調節がしにくい場合がありますが、未経験からも始めやすいといったメリットがあります。
アルバイトで経験を積み、正社員を目指すことができるお仕事です。
コールセンタースタッフ
電話を通してお客様とやり取りをするお仕事です。自分の都合に合わせて働くことができる点が魅力です。
初めのうちは覚えることが多いことや、クレーム対応で厳しい意見を聞く場合もありますが、対話力や判断力、マナーを身に付けることができます。
社会人としての基本的な礼儀作法を学ぶことができるお仕事です。
コンビニ店員
レジ業務や品出し業務、簡単な調理等多岐に渡るお仕事があります。
全国各地にあるため、場所を選ばずに働くことができる点が魅力です。また、シフトの自由度が高いため、学業等との両立を考えている方におすすめです。
マルチタスクや柔軟な対応力を身に付けることができるお仕事です。
採用されるための方法を伝授
働きたいと思う場所で採用されるためにはいくつかのポイントがあります。
今回は面接で良く聞かれる質問と面接時のマナーについてお伝えいたします。
面接でよく聞かれる質問
面接ではどの職種でも共通して聞かれる質問があります。事前に準備をすることで、受け答えがきちんとできるほか、本番も気持ちに余裕を持って望めます。
- 志望動機(なぜうちで働きたいと思ったのか)
- 働きたい希望の日にちや時間帯
- いつから働くことができるか
- 自己PR(長所と短所)
この項目は全て聞かれることが多いです。
自分なりに伝えたいことをまとめておきましょう。
面接時の流れとマナー
面接当日の流れと面接時に気をつけるべきマナーをお伝えします。この面接が第一印象となるため、しっかりポイントを押さえて面接に望みましょう。
当日の流れ
- 面接会場に5分前に到着する
- スタッフに声をかけ、面接に伺ったことを伝える
- 面接担当者に挨拶をする
- 面接が行われる
- お時間を作っていただいたことへの感謝を述べ、退出する
このような流れになることが多いです。
挨拶や身だしなみは社会人としての基本です。当日は事前準備をきちんと行い、時間厳守で望みましょう。
面接時のマナー
面接時は目線・表情・言葉遣い・姿勢の4つに気を付けましょう。
店舗では面接担当者に挨拶のち空きスペース等でそのまま面接が始まる場合が多いです。面接担当者の指示に従って行動しましょう。
面接室に案内されて面接を行う場合には上記に併せて押さえるポイントがいくつかあるためご紹介いたします。
- 3回ドアノックをし、返事(どうぞ等)が聞こえたら入室
- 入室後、「失礼いたします」と挨拶をして一礼
- 椅子の左側に立ち、名を名乗り再度一礼
- 返事(お座りください等)の後、着席
- 面接後、椅子の左側に立ち「ありがとうございました」と挨拶をして一礼
- ドアの前で「失礼いたしました」と挨拶をして一礼し、静かに退出する
面接後も会社内にいるうちは落ち着いた立ち振る舞いを心掛けましょう。
まとめ
今回は中卒におすすめなバイトを10個ご紹介いたしました。
- 中卒で働く社会の現状
- おすすめのバイト10選!
- 採用されるための面接のコツ
の3つについて詳しくお伝えしてきました。
社会の現状を知り、ご自分に合ったバイト先を見つけることができたでしょうか。
働きたいと思える場所で、みなさまがご活躍できましたら幸いです。