バイトのWeb面接完全攻略!質問内容から当日の流れ・準備も解説
いまや主流となってきたWEB面接。 アルバイトやパート、正社員まで幅広い雇用形態でWEB面接が行われています。当日までにやっておくべき事前準備やWEB面接のマナーを面接官が教えます! しっかり面接に備えて、面接官に良い印象を残しましょう!
WEB面接(オンライン面接)とは?
WEB面接(オンライン)面接とは、パソコンやスマートフォンなどのデバイスを使用し、インターネットを通してオンラインで面接する方法の一つです。対面での面接と違って、気軽に自宅で面接ができる
ようになったり、交通費がかからないなどのメリットがありますが、WEB面接だからこそ気を付けなくてはならないポイントやマナーもあります。
また、企業によってWEB面接で使用するツールもさまざまですが、中には企業側でもいくつかツールを使用しており、求職者側が選択可能な場合もあります。
提案をされた際は、自分が面接を受ける時の環境に合ったツールや、普段から使い慣れているツールを答えられるように準備しておきましょう。
【例】よくWEB面接で使用されるツール
- zoom
- Microsoft Teams
- Skype
- Googlemeets
- LINEビデオ通話 など
上記に限らず、WEB面接のツールは多くあり、同じツールを使用していても担当者によってアレンジの方法はさまざまです。事前準備はしっかりしておきましょう。
WEB面接に臨む前に事前準備は必須! 相手によく映る面接とは?
- WEB面接を受ける場所を用意する
- WEB面接で使うパソコンを設定する
- WEB面接のリハーサルをする
準備1:WEB面接を受ける場所を用意する
WEB面接の日程が決まったら、当日までにWEB面接を行える環境に整えておきましょう。WEB面接の際に使うデバイスはパソコンやスマートフォンなどありますが、可能であればパソコンでWEB面接をすることをおすすめします。
(本記事はパソコンでWEB面接をする想定にて進めます)
WEB面接は、静かで通信トラブルなどの心配がなく、他の雑音などが入らない集中できる環境が適しています。
WEB面接となると個人情報が多く含まれる会話になると想定できるので、誰が聞いているかわからず、遮断しきれない雑音が入ると想定されるカフェやインターネットカフェなどではなく、自宅でWEB面接を受けるのが望ましいです。
テレワークの需要が高まり、Wifi環境の整ったレンタルスペースやワーキングスペースも充実しているので、自宅が難しい場合は参考にしてみてください。
準備2:WEB面接で使うパソコンを設定する
次にパソコンの設定です。
パソコンにカメラやマイクがついているか確認してください。
ついていない場合は外付けのカメラなどを用意する必要があります。
また、パソコンの位置についてもきちんと調整しておきましょう。
◎1pointアドバイス!◎
皆さん気を抜いてしまいがちなのが、カメラの高さと背景問題です。
過去の面接では、パソコンのほうが目線より低いため上からカメラを見下ろしたり、逆光で顔がきちんと映らなかったり、背景を隠すためか、顔が半分しか映らないなどという方もいらっしゃいました。
また、勤務中にこっそりWEB面接を受けているようで、人の目を気にされて会議室を点々と歩き回る方に出会った時は驚きました。(せめて在宅勤務中に受けてほしかったですね、、、)
上記の方々は少ない事例なのかもしれませんが、面接官からすると、
面接の事前準備を怠った、もしくはその状態で受けても問題ないと判断され、志望度は低いと考えられるため、お見送りとさせていただきました。
事前準備不足かな?と思われないために、
面接で使用するツールでカメラを起動し、次のことを確認してください。
- 顔がはっきり確認できる位置にカメラがあるか?
- きちんと上半身が映る位置か?
- 面接官を見下ろしたりしないように、目線の高さにカメラがあるか?
- 部屋の天井照明は顔を暗くしていないか?
- 背景は好印象?生活感がありすぎる物や余計な物が映りこんでいないか?
- イヤホンとマイクはきちんと起動しているか?
上記の項目をクリアするだけで、あれ?WEB面接慣れしている?と、印象がガラッと変わります。
準備3:WEB面接のリハーサルをする
WEB面接の日程が近づくと、採用担当者からメールでWEB面接用のURLが届きます。
事前にURLをクリックしても問題はおきないので、WEB面接の当日に慌てることがないようにきちんとリンクが飛べるかどうか、
この段階でWEB面接で使用するツールもわかるので、カメラやマイクの接続方法などに問題はないか基本的な使い方を確認しておきましょう。
◎1pointアドバイス!◎
マイク付きイヤホンを使うと面接官の印象UP!
ほとんどのパソコンにはカメラもマイクも内蔵されており、基本的にはマイク付きイヤホンがなくても問題はありません。しかし、あるのとないのとでは、面接官への声の通り方が大違いです。また、マイク付きイヤホンを使用することで面接官の声を確実に拾うことができるようになるため、聞こえづらかったり、何度も聞き返すことなく面接ができます。
WEB面接そのもののデータが重く、接続に時間がかかったり、よきせぬトラブルを避けるため、イヤホンは有線だと安心です。
しかし、面接官がマイク付きイヤホンをしているとは限りません。
会議室で面接官が集まって一つのパソコンからWEB面接をする状況などはイヤホンをつけることができないため、面接を受ける側からすると聞こえにくいタイミングもあると思いますが、何度も聞き返されたりすると、面接の事前準備をきちんとしていないのかな?WEB面接に不慣れなのかな?などという面接官側の余計な不信感にも繋がってしまいます。
マイク付きイヤホンを用意しておく点は意外と見落としされがちなポイントのため、きちんと準備しWEB面接に臨んでいるという時点で好印象になります◎
誠意を見せるチャンスの一つとしてマイク付きイヤホンを準備しましょう。
WEB面接の当日の流れ
では、当日の流れについて説明します。
基本的な流れは対面の面接と変わらないですが、WEB面接の際は下記の内容を心がけている方がよい印象です。
面接開始の5分前にはURLにアクセスしておく
共有されたURLに5分前にはアクセスして面接の待機をしておきましょう。
URLにアクセスしてもすぐに面接が始まるわけではなく、面接開始の時間になったら面接官が接続を許可するはずなので、安心してWEB面接に臨んでください。
その時間までに身だしなみや背景確認などの基本の事前準備や、マイクやカメラ位置などの最終確認まで整えておきましょう。
アクセスが許可されたら最初に挨拶をする
URLの接続が許可されたら、まず挨拶をしましょう。
「おはようございます。〇〇と申します。本日はよろしくお願いいたします。」など簡潔にまとめてください。
礼をする際は立ち上がる必要はありません。
第一印象は大切なので、実際に画面に映る自分の姿はきちんと見えているのか、光の反射などは問題ないか改めて確認できたらベストです!
WEB面接を終了する時はきちんと指示を待つ
面接が終了に近づくと、結果は〇日までに連絡します。などの説明があります。
面接官の説明を理解していることを伝えるために、相槌や返事ではっきり答えましょう。
退出する際も同様にきちんと挨拶をしましょう。
「本日はお時間をいただきまして、ありがとうございました。」などお礼が面接官に伝われば大丈夫です。
退出するタイミングは面接官によりますが、面接官が退出するまで待たなくても問題はありません。
また、WEB面接で何度か頭をさげたまま、退出しようとされる方がいらっしゃったのですが、そこまで気を遣わずとも大丈夫です。
面接官が退出を待っていることも考えられるので、顔を上げて「失礼します。」と一声かけて退出しましょう。
WEB面接の気を付けたいマナー
上記までに紹介していないマナーをいくつか紹介します。
笑顔で話す、聞くときはきちんとリアクションをとる
ビデオ通話などでも、カメラ越しで話す時は相手のリアクションを確認すると思います。
面接は緊張すると思いますが、面接官も最初から落とそうと思って面接をしているわけではありませんので、笑顔で話すことを心がけるようにしましょう。
また、面接官が目の前にいなくても、話を聞く時は、「聞こえています」ということが伝わる姿勢で臨みましょう。
カンペはバレるので最小限に
想定される多くの質問の対策として、カンペを作ることはままあると思います。
カメラの近くに貼っておけばバレないと考えていませんか?
カンペを見ることはあると思いますが、見ているのはとても隠しきれません。
面接官は目の動きや話の詰まり方から容易に察することができてしまいます。
きちんと面接を受けたいがために、カンペを準備することは悪いことではありませんが、カンペにとらわれすぎてしまうと本当に伝えたかったことが伝えきれなかったりします。
カンペは最小限にとどめて、自分の言葉で話すように心がけているほうが良い印象に繋がります。
通知には気を付けよう
パソコンでもスマートフォンでも通知がきて音が鳴ることはNGです。
面接を中断することがないように、周辺機器には気を付けましょう。
通知がきて通信が切断してしまった!などというトラブルもありますので、おやすみモードや通知OFFをして面接に臨みましょう。
また、WEB面接では、面接官から見える姿は限られています。
ガサゴソと何かを動かす音やなどで、面接のやる気がないのかな?などと思われてしまわないために、パソコンやスマートフォンの操作をすることはなるべく控えるようにしましょう。
メモをとる時なども一声かけて行うと印象がいいです。
質問例&面接官によくある質問
バイトのWEB面接、しっかり事前準備をしても不安ですよね。
よく聞かれる質問例と こういう時どうしたらいいの?という
面接官が聞かれる、よくある質問に答えます!
質問例
絶対といっていいほど聞かれる質問をいくつか抜粋しました。
答えをきちんと準備しておきましょう。
- 志望動機や応募した理由を教えてください。
- 自己PRをお願いできますか?
- 長所と短所についてそれぞれ教えてください。
- 今までのバイト経験はありますか?
- 勤務可能日はいつからですか?
- シフトはどのくらい入れますか?長期勤務はできますか?
- 他のアルバイトとかけもちなどはしていますか?
- 通勤手段と所要時間を教えてください。
- 面接官に質問しておきたいことはありますか?
WEB面接をする前によくある質問
Q>スマートフォンでWEB面接を受けることはできますか?
A>受けることは可能ですが、おすすめはしません。
理由は、スマートフォンの画面はパソコンに比べて小さいため、話したことへの面接官の反応などが見えづらく、相手によく伝えるために話そうと心がけていても手ごたえがわかりにくいので独り相撲になりがちです。
さらにスマートフォンでは、電波の遅延が発生しやすく、突然切断されてしまった!などというトラブルのもとになってしまいます。
また、面接官側のほとんどはパソコンから面接をします。
そのため、面接官から見ると映る画面の幅が狭かったり、話す内容と映像の遅延があったりすると、きちんと面接を受ける意思がないのか、事前準備不足など勘ぐってしまいます。
自宅にパソコンがなく、どうしてもスマートフォンでしか面接を受ける環境にないという方は、スマートフォンでWEB面接を受けるという旨を事前に企業に一言伝えておいたほうがいいでしょう。
また、スマートフォンでWEB面接を受ける場合は、使用するツールがスマートフォンに対応しているか確認することも重要です。アプリをインストールする必要があるツールもありますので、きちんと準備をしておきましょう。
スマートフォンで面接を受ける時は、面接中に通知などが来ないように通知をきっておくことや、スマートフォンが倒れないように固定するなど工夫しましょう。
Q>面接の途中で通信トラブルが起き、切断されてしまったらどう対応すべきですか?
A>トラブルがあった際にすぐ連絡できるように、事前にやり取りをしている採用担当者の電話番号は手元に控えておきましょう。
人事部の連絡先でも問題ありません。
突然面接で使用していたツールが落ちてしまっても、焦ってツールの終了や再起動をせず、画面の回復を待ち、落ち着いて電話をして採用担当者の指示に従ってください。
パソコンの場合は電話を掛けながら指示を受けてツールの再接続を待つこともありますので、スマートフォンでWEB面接を受ける場合は必ずメモの用意を忘れないでくださいね。
まとめ
対面面接だって緊張するのに、WEB面接となると何をどうしたらいいの?と余計緊張しますよね。
普段あまりパソコンやスマートフォンを使わない方なら不安に思うのも無理はありません。
ですが、上記の事前準備をしっかりすれば大丈夫です。
WEB面接は画面に映る姿と音声だけで結果が決まります。
対面の面接よりも、伝えたいことをはっきり伝えること、自分がどう見られているのか?どう見られたいか?ということも意識して、自分をアピールすることが大切です。
面接官が一緒に働きたいと思わせられるようなWEB面接ができるよう、身だしなみやマナーにも気を配り、悔いのないように頑張ってくださいね!