調理補助のバイトはきついって本当?理由や仕事内容を体験談調査

調理補助のバイトはきついって本当?理由や仕事内容を体験談調査

調理補助の仕事内容は、どんな仕事内容なのか。調理補助のバイトをすることによる恩恵はどんなことなのか、向いている人、向いていない人。調理補助バイトが募集されているのはどんな職場なのかや、職場ごとにどのような特徴や違いがあったりするのか。注意しないといけないところや、きついといわれる理由とは。それぞれみていきましょう。

調理補助ってどんな仕事?

「調理場で調理師の指示に従って、食材の洗浄と切込み、食器の準備や洗浄、調理器具の用意・片付けなどを行う。出来上がった料理を注文客に提供するほか、調理場の清掃や、配膳・下膳も行う場合がある。

料理は客の口に入るものであり、衛生面や異物の混入などに細心の注意を払う必要がある。少しの手違いやミスが食中毒など大事故につながることもある。特に、介護施設や学校など集団施設の場合は、衛生的な生活環境を確保し、ノロウイルスが流行する時期には十分加熱した食品を用意し、集団感染の防止に努めなくてはならない。

職場の規模にもよるが、調理補助が複数いるケースでは、チームでの円滑な共同作業により業務を効率的に行い、高い生産性を確保するように留意する必要がある。
職場によっては、会計など事務的な仕事も調理補助が行っているところもある。

調理補助の一日の仕事の流れを給食施設の例でみてみる。朝、出勤するとユニホームを着用して朝礼に参加する。その日の計画などを全体で共有したのち、手洗い・消毒を済ませて、食材の洗浄と切込み、盛り付けなど調理師の補助や朝食の配・下膳、洗浄機のセット、食器の洗浄を行う。昼食や夕食も同様に行う。キッチン周りの清掃などをして、一日の業務を終了するという流れになる。」
引用 職業情報提供サイトより

詳しい内容としては、厚生労働省のページに書いてありますが、簡単にいえば、調理する人を手伝う仕事ということですね。そして、それは調理のみを表しているのではなく、それにまつわる作業を手伝うということです。つまり、仕入れや、会計なども含んだりするようです。

どういった場所での募集があるのでしょうか?

どういった場所での募集があるのでしょうか?
主に募集されているところは、以下になります。

  • 学校・給食センター
  • 老人ホーム・介護施設・病院
  • 飲食店
  • ホテル
  • スーパー

学校・給食センターでの特徴

大きな特徴としては、昼食のみの内容であり、その日のメニューは全員同じものになりますので、大量になるということです。量が量なので、一人の人が複数の作業をうけもつ場面は少なく、分業でひたすら同じことをやっていくことになります。そして、同時にたくさんの同じものを提供する必要があるため、時間に追われながら作業をすることになります。

片付けも、手分けしての作業になります。学校が休みの日は休みになりますので、お子さんがいる方は、休みの日がばっちり合うのでお勧めです。ただ、夏季休暇・冬期休暇等は、給食の提供もなくなるので、仕事は休みになってしまうので、お給料面では、でこぼこしてしまうのは、やりづらいところもあります。また、残業は、ほぼないところが多いようです。お子さんがいる人に人気であるためなのか、時給は、それぞれの県の最低時給であることが多いようです。

老人ホーム・介護施設・病院での特徴

高齢者や、入院患者向けの食事になるため、噛む力や、塩分など個人単位でのメニューについての考慮は、栄養士や調理師がおこないますが、実際の作業については、調理補助の人が行うことになることが多いので、そのため大雑把ではなく細かい作業だったり、それぞれの人に向けたメニューになるので、手間がかかり考えながら行う必要がある作業になります。

飲食店での特徴

チェーン店やファミレス等では、手順などが決まっているため、それをこなしていく形になります。朝番の場合は、仕込みが多くて、夜番だと片付けが多くなります。それ以外の場合では店舗ごとに大きく異なってきます。小さいところでは、調理補助といっても範囲が広めで作業することになります。

ホテルでの特徴

募集にもよりますが、朝食の準備と片付けと夕食の準備と片付けになって、昼食は提供がなく休憩時間になるパターンが多いようです。特徴としては、扱っている皿の数が多くて、皿の名前や保存場所を覚えるまでが大変だったりします。また、住み込みでのバイトになることが多いので、人間関係が非常に重要な要素であったりします。

最近よくある、お客さんの目の前で調理をするライブキッチンは、そこまで複雑でなく簡単な調理であることが多いので、調理補助バイトの人がやったりすることもあるようです。人前に出ることが苦手な人は、事前にそういった作業があるか確認しておいたほうがいいでしょう。

スーパーでの特徴

時間帯によって、1人で、作業をたんたんと行うことが多く、マニュアルがないところは、手順を覚えるまでが大変です。お惣菜の仕事が多いので、そこでは油の匂いなどがついてしまいます。お店によっては、バイトでも割引で購入できるところもあります。そこそこのバイト・パートの人数でお店を回すことが多いので、人間関係がどう転ぶかによります。社員の人より勤続年数が長い10年以上のパートがいたりするところは、その人次第で職場の雰囲気も変わってしまいますからね。

きついと言われる理由

きついと言われる理由

時間に追われる

就業場所にもよりますが、お昼に向けてであったり、お昼時間の間にとか朝食や夕食に向けてのように、何時までに何個といった、時間に追われるプレッシャーを感じながら作業をすることもあるようです。

体力が必要

どこでも、立ちっぱなしの仕事がお昼時や夕飯時では、長い時間にわたって続くため、それに対応できる体力が必要になりますし、重い食材を移動させたり、重い調理器具をつかった作業(家庭用でないので大きいフライパンでの炒め物)などがあり腰を悪くしやすいようです。

暑さと寒さがきつい

夏と冬で作業内容ががらっと変わることはないのですが、夏でも頻繁に火を使いますし、冬でも、冷たい水で、下ごしらえをすることになるので、そのあたりがなかなかきついと思うことになるでしょう。

手が荒れやすくなる

衛生面的に食品を扱っているため、手洗いは頻繁に行う必要がありますし、使っている洗剤も家庭用より強力なものが多いため、手が荒れやすくなります。ハンドクリームもしくは、ゴム手袋は必須になりますね。

おしゃれがしづらい

食品を扱うため、衛生面から、爪のチェックや異物混入を防ぐために、指輪もNGのところもあるようです。また、匂い移りなどがあるため、香水や香りが強めの化粧品も禁止であるところも。

感染予防

食品を扱うため、保健所の指示により検便を実施する必要があります。頻度は職場によりますが、学校給食では、月に2回のようです。チェーン店などでは、月に1回は実施しているようです。もし、引っかかってしまったら、働けません。

調理補助バイトのいいところ・向いている人

調理補助バイトのいいところ・向いている人

調理補助バイトのいいところ

普段の家での献立の参考になりますし、料理のレパートリーも増やせたりします。時間が限られているので、決まった時間に仕事ができます。また、仕事内容によっては、調理師免許取得を目指せます。

調理補助バイトに向いている人

全体の流れを理解できる人、大量の食材に向き合ってもこつこつ処理ができる人、特に食材の切り分けは、形が違っていても同じ大きさにする必要があるため、そのあたりを淡々と作業としてこなせる人。衛生意識をしっかりと持てる人。決められた時間のみでバイトをしたい人。忙しいときは、周りの人たちと手分けして対処することになりますので、コミュニケーション力は必要になりますね。

まとめ

まとめ

調理補助と言っても、これまで見てきたように、様々な違いがあります。職場によって、合う合わないがでてきてしまい、そして合わない人は、徹底的にあわないバイトになります。普段から特に苦にならずに多少でも食事を作ったりする人には向いていると思います。その逆の苦手意識がある人は、きついと思います。最近は、人手不足により時給は随分とあがりましたが、それ以上に忙しさも増している雰囲気なので、バランスを気をつけたいところです。