猫に囲まれてバイトができたらどんなに楽しいことでしょう!猫好きにはたまらないですね。でも本当はきつい仕事なのかも・・・働くためには知識や資格は必要?どんな人が向いている?バイト募集もあまり行っていなくて情報はとても少ない気がします。
そこで猫カフェバイトの実態を経験者の声からまとめてみました。利用しただけではわからない、猫カフェバイトの詳しい仕事内容・時給・どんな人が働いているか・バイト募集はいつされているのかを良いところも悪いところもまとめてご紹介。また猫カフェバイトで働く人の特有の悩みをいくつか紹介します。
猫カフェバイトの仕事内容とは?時給や募集方法も調査
猫カフェでのバイトってどんなことをするのでしょう?バイト募集もほとんど行っていないし、実は詳しい業務のことはあまり知られていない猫カフェバイトの仕事内容と時給・募集について解説します。
猫の身のまわりのお世話
猫カフェの主役である猫という「動物」がいるため、まず猫の身のまわりの世話が多くあります。これはお客様が来なくても、絶対にやらなければいけないことです。
清掃 | 主に猫の排泄物や嘔吐物のかたづけ |
---|---|
体調管理 | 食欲・排泄・嘔吐などから異常がないか気を配る 何か異常がみられれば対処していく |
エサやり | 決まった時間の給餌 お客様が与えたおやつを考慮に入れた給餌 |
ブラッシング | ブラッシング嫌いな猫にも必ず実施 |
爪切り | 人に怪我をさせないためにも 1ヶ月に1度は必ず実施 |
機嫌取り | お客様と機嫌よく遊んでくれるように その時々の猫の気持ちを読みとって接する |
排泄物や嘔吐物などに対しても嫌悪感なく処理ができて、常に猫の顔色を伺いながら猫のことを一番に考えられる人であれば、苦にはならない業務のようですね。本当に猫のことが大好きな人ならばまったく問題なく働けそうですね。
カフェの調理・提供
カフェとしての飲食の提供という業務があります。
ほとんどが飲み物の提供のようですが、時には簡単なキッチン調理をすることもあります。
カフェ店員としての接客
お客様は来てくれる「人」なので、笑顔での対応・飲食の提供はもちろん重要な業務です。
それに加えて猫カフェならではの接客として、滞在時間や猫へのおやつ・抱っこなどについてのルールをお客様に守っていただくように促し、またルール違反のお客様にはしっかり注意しないといけません。
猫カフェを利用するお客様は基本的にはやさしい人が多いですが、少しでも長い時間を猫とふれあいたい気持ちが大きくなると、滞在時間オーバーや嫌がる猫の過度な抱っこ、隠れて持ち込んだおやつを猫に与えるなど、猫の体調にも影響を及ぼしかねません。
また各店舗には常連さんがいますので、常連さんに対する情報をきちんと押さえておくことも重要な仕事です。デキるバイトとしても評価が高くなり、時給をアップしてもらえる要素になるでしょう。
お客様が来ない暇な時には外での呼び込みをする店舗もあるそうです。
接客がなくて猫と一緒にいられて楽に働けると思っている人には実はつらいバイトかもしれません。
時給と募集対象や方法
- 時給は多くが最低時給からスタート(東京都1,072円<2023年5月現在>)
- 学歴・性別・年齢(高校生も可)は不問だが、20~30代の女性が多く勤務
- 求人サイトには募集は出ない(店舗での貼り紙やSNSで募集)
多くの店舗では上記のような条件が多かったのですが、店舗によって求める人材や仕事内容も異なることがあるようです。「朝と夜の猫の身のまわりのお世話だけ」や「接客だけ」なんていう募集もあるかもしれませんので、もし働きたい店舗があれば個別で事前に確認してからの方がいいかもしれません。
猫カフェバイト特有の悩みがあります
猫カフェバイトについて詳しい仕事内容や時給などに触れてきましたが、調査していくと他のバイトにはないような猫カフェバイトでの特有の悩みがいくつか出てきました。
飼い猫との感染症
自宅で猫を飼っている場合、猫カフェバイトで働いている自分を介して飼い猫が感染症にかかってしまう可能性があります。猫にとって感染症は命にかかわる重大な病気が多いので要注意です。
それでは猫を飼っている人は猫カフェでバイトすることはできないのでしょうか?
自分からの感染を防ぐために、バイトが終わった後や自宅に帰って飼い猫に触る前には必ず手洗い・消毒を徹底すれば、猫カフェでバイトをすることは可能となります。
アレルギーへの配慮
自分と他人に対するアレルギーへの配慮があります。
まず、そもそも自分に猫アレルギーがあっては猫カフェでのバイトを続けていくことは難しいでしょう。また最初はアレルギーをもっていなくてもバイトをしていくうちに体質が変わったり、バイト中に猫に引っ搔かれて異変が現れることがあるようです。
他人への配慮としては、猫や動物に対するアレルギーをもっている人とは猫カフェバイトの後すぐには会わない方がいいということです。猫アレルギーがある友人とは仕事の後の食事などは基本避けた方がいいでしょう。
猫との死別
猫カフェにいる猫たちも病気や怪我などで亡くなります。
飼い猫を亡くしたことのある人は体験したことがあると思いますが、命が途切れるまでのお世話や対処はとてもつらい時間です。
また、もし亡くなる場面に立ち会うことになってしまったら、そのショックや悲しみは計り知れないものでしょう。いつも一緒に働いていた猫との死別のつらさ・猫ロスから、猫カフェで働くことを続けられない人もいるそうです。
まとめ
猫カフェバイトは、猫が大好きであれば知識も資格も要らず、年齢や性別も問われないバイトです。
しかし、猫の排泄物や嘔吐物などの清掃にはじまり、お客様が来なくても絶対にやらなければいけない業務が多いことに加えて、実はお客様対応が非常に重要な接客業と言えるでしょう。
接客に対して苦手意識がなく、猫の身のまわりのお世話がまったく苦にならない人であれば、いつも猫に囲まれて働くことができる天国のような幸せなバイト先になるでしょう。
そして、猫カフェでバイトをしてみたいと思った方は、バイト募集はほとんど求人サイトには出ませんし、仕事内容や時給はそれぞれの店舗によって条件が異なるようですので、まず働きたい店舗を決めて、その店舗の貼り紙やSNSなどをチェックすることがいいでしょう。実際にお客様としてその店舗を利用してみることもおすすめです。