大学生などを中心に、短期でできる数あるアルバイトの中でグッズ販売のバイトに興味を持っている方も多くいるのではないでしょうか。
知り合いや友人などでグッズ販売のバイトに携わっている方が近くにいる場合は、詳しい生きた話を聞けて応募もしやすいでしょう。ですが、そうではない方は「興味はあるけど大変そうだな」「体力的にきつそうだな」と応募する前の段階で、ネットの書き込みなどを見て不安に感じていることと思います。
たしかに他のバイトと同じように、グッズ販売のバイトも人によっては体力的に厳しかったり、大変に思う場面が様々あります。ただ、それだけではなく、グッズ販売のバイトだからこそ感じられる良さややりがいもたくさんあります。
グッズ販売のバイトの口コミや体験談を確認しながら、実際のところどんな風にきついのか、あるいはどんなところがやりがいなのかをこれから徹底解説していきます。
グッズ販売のバイトとは?
グッズ販売のアルバイトのスタッフとして核となる仕事内容は、もちろんアーティストやコンサートなどのイベントのグッズを販売する物販業務です。
ですがそれに加えて、お客様にグッズを販売する前後にも大切な業務があります。グッズ販売のアルバイトにはどのような仕事内容があるのか、詳しく見ていきましょう。
グッズ販売の仕事内容
- 販売前の検品・在庫数の確認
- グッズ・商品の陳列
- グッズ・商品の販売、接客
- 無くなりそうなグッズ・商品の補充
- グッズ・商品の陳列
- 販売後の検品・在庫数の確認
- 撤去作業
このようにグッズ販売のバイトの仕事内容は、ただ物販の際にレジや計算機を打ち商品をお渡しするというだけではなく、グッズ物販に関連したいくつかの業務を行う必要があります。
そして人気アーティストのコンサートでのグッズ販売であれば、公演の前後に販売ブースは多くのファンでごった返すため、業務を正確に手際よくこなすことが求められます。検品の際の在庫数チェックに際しても同様に、正確に手際よく商品の在庫を数えられる能力を要します。
グッズ販売バイトの服装や髪形は?
グッズ販売バイトの全体的な仕事内容を踏まえた上で、、基本的な服装や髪形のルールはどうなっているのか気になるポイントですよね。ここでは服装や髪形の基本的なルールについて解説していきます。
グッズ販売のバイトに携わる際は、まずグッズ販売のバイトを取り扱っているイベント会社・派遣会社等にスタッフとして登録する必要があります。
そして、服装や髪型、その他の規定についても、登録するイベント会社や派遣されるコンサート・イベントの内容それぞれによっても異なりますので、登録・応募の際にどのように定められているのかしっかりと確認しておきましょう。
服装の具体例としては、
- スニーカーやワークシューズなど動きやすい靴
- チノパン・スキニーなど動きやすい恰好
- 現場で貸与されるグッズ販売スタッフ用Tシャツ
- タンクトップなど見られても良いアンダーウェア
- 素早く羽織れるアウターやパーカー
- 持ち運びやすいサック・ポーチ、小さめのショルダーバッグ
髪形の具体例としては、
- 髪色自由!
- 黒・暗めの茶色まで
- 茶髪は可、派手な色は不可
- 長い髪の方は、落ち着いた色のヘアゴムなどでまとめる
などが多くみられます。イベントの特性によっては、上下黒のスーツ・革靴・黒髪等が指定される場合もあることも念頭に入れておきましょう。
服装のポイントとしては、着替えやすく動きやすい恰好であることと言えます。グッズ販売のアルバイトは検品・陳列・物販・補充・撤去など動き回ることが多い仕事です。業務が行いやすい恰好を心掛けましょう。
また、物販のお仕事も接客業の一つです。服装と髪型の両方に共通して、アーティストのファンやお客様、自分以外のスタッフと接する際に清潔感を感じてもらえる恰好を心掛けましょう。
グッズ販売ってどうキツイ?!
グッズ販売のバイトはきついとの評判が多くみられ、応募するのをためらっている方の中にも、実はとてもグッズ販売のバイトに向いている方がたくさんいるはずです。
ここからは、グッズ販売のバイトの1日の流れやグッズ販売のバイトのデメリット・注意点をみていくことで、グッズ販売のバイトが本当にきついのか?という疑問に迫っていきましょう。
グッズ販売バイトの一日の流れ
夜間のコンサートでのグッズ販売の一例
10:00 | 集合・点呼・着替え・説明 |
---|---|
10:30 | 商品の搬入・検品 |
11:30 | 売場の設置・グッズ商品の陳列 |
13:00 | 販売開始前の打ち合わせ |
14:00 | 開場前グッズ先行販売・商品の補充と陳列 |
17:00 | グッズ販売(開場時)・商品の補充と陳列 |
18:30 | 夕食・休憩 |
20:30 | グッズ販売再開(終演後) |
21:30 | 検品・在庫数の確認・撤去作業 |
23:00 | 解散 |
ここでは夜間のコンサート(17:00開場 18:00開演 20:30終演 ※グッズ先行販売あり)におけるタイムスケジュールと仕事内容の一例を紹介してみました。こうしたタイムスケジュールとやるべき仕事内容はそれぞれのイベントの特性や開演・開催時間によっても大きく異なります。
業務の進行状況や当日の人員配置などに合わせて、合間に休憩時間が入ります。また日中のコンサートなどのイベントであれば、解散時間もここまで遅い時間帯になることはありません。どんなイベントやコンサートでグッズ販売のバイトに携わるか、自身の体力や時間的な条件に合った選択を行う事が大切です。
グッズ販売のデメリットと注意点
グッズ販売などイベント物販のバイトで多く挙げられる最初のデメリットは、勤務時間が長く立ちっぱなしになることです。
またコンサートの物販のバイトでは屋外テントなどでの業務も多くあるので、季節によっての暑さ・寒さへの適応も必要です。そう考えると、長時間業務に携わるための一定の体力は必要になります。
二つ目に挙げられるデメリットは、業務の正確さと手際の良さの両方を求められる大変さについてです。短時間で大人数のお客様に対して気持ちよくグッズの販売を行う事が必要になります。
アーティストの名前はもちろんグッズや商品の名称・金額などを正確に把握し数え、注文に素早く対応できることがポイントになります。検品作業の際も同様です。
三つ目に挙げられるグッズ販売のバイトのデメリットは、夜間のコンサートの具体例のように、解散の時間が夜遅くになることも少なくないことです。ご自宅が集合場所から遠くなる事が想定される方は特に注意が必要です。
また労働基準法第61条に定められている通り、22:00〜5:00の間は18歳以下の労働は原則禁止となっています。そのため、夜間のコンサートなどの案件で高校生の応募が不可となっているケースが多く見られます。
グッズ販売の口コミと体験談を紹介!
ここまでで、グッズ販売のバイトに携わる上で知っておきたい基本的な動きや役割はなんとなく理解できたと思います。ここからは実際にグッズ販売のバイトに携わった方の実体験を参考に、グッズ販売のバイトならではの良さや苦労したポイントを解説していきます。
グッズ販売バイトの肯定的な口コミ
- アルバイトの多くは同年代の大学生でした。今では一番仲の良い友人との出会いの場になりました。
- 長期のバイトと違って、他のスタッフとの関わりは携わっているイベント期間中だけになることが多いので人間関係が気楽で良かったです。
- 1回のバイトでも勤務時間が長いので、休日にまとまったバイト代を稼げるのが良かったです。
- 仲の良い友達と応募できて、バイトを終えた後に一緒に達成感を共有できたので良かったです。
- 忙しいバイトだと聞いてたので、物販ブースが開いている間は休憩はないのかと思っていましたが、交代で休憩時間をいただけました。
- 初心者でしたが同じような境遇の人も多くいて、社員さんの指示や説明もわかりやすくて助かりました。
- 都合の合う日を選んで登録した派遣会社に応募できるので、バイトだけに振り回されずに充実した学生生活を送れたので良かったです。
- 好きなアーティストさんのコンサートのグッズ販売だったので、携われたことが嬉しかった。グッズや商品を覚えるのも楽しくて苦にならなかったです。
グッズ販売バイトの否定的な口コミ
- 検品作業の際に手作業で多くのグッズを正確に素早く数えることを求められるのですが、小さいグッズなどは数えにくく大変でした。
- メンバーが多人数いるアイドルグループのグッズ売場では、品名ではなく「◯◯くんの◯◯」のように注文を受けることも多く、臨機応変な対応を求められるので戸惑いました。
- 夏のイベントでは、屋外テントの物販ブースであわただしく忙しい中での長時間業務となり、暑さも厳しくしんどかったです。
- 今までに経験したことのない程の目まぐるしい回数を、素早く電卓やタブレットに金額を打ち込み会計しなければならずきつかったです。
- 登録する派遣会社やイベントの特性によっては、予定した勤務時間より短い時間で解散になることもあり、想定していた給料がもらえませんでした。
- グッズ販売やイベント物販のバイトに興味を持ったけど、ほとんどは女性のみの案件でした。搬入・設営・誘導といったバイトには興味がなかったので残念です。
- 物販が始まってからは立ちっぱなしの時間が長かったので、翌日は足がパンパンでした。
口コミ体験談を見ることで、グッズ販売のバイトならではのやりがいや苦労の両方がみえてきましたね。
グッズ販売のバイトに向いている人とそうでない人との違いとは?
グッズ販売のバイトはこうして具体的な口コミ実体験から読み解くと、おすすめしたい人とそうでない人とが比較的はっきりと分かれる仕事内容と言えます。両者にどんな特徴があるのか見ていきましょう。
グッズ販売のバイトをおすすめしたい人
- ゆったりしたバイトより忙しいバイトが好きで体力がある人
- コンサートや人が多く集まるイベントの雰囲気が好きな人
- 短期間で集中してまとまったお金を稼ぎたい人
- 好きなアーティストのコンサートやイベントに物販スタッフとして携わりたい人
- 正確に商品を数えたり並べたり一度に多くの業務を手際よくさばける人
- 動きやすさ数えやすさなど業務を行いやすくする工夫ができる人
- 煩わしい人間関係に悩まずにさっぱりとバイトに取り組みたい人
グッズ販売のバイトをおすすめできない人
- あわただしいバイトが苦手で体力がない人
- 人が多く集まる場所が嫌いで初対面の人と接するのが苦手な人
- アーティストやコンサートなどに興味が無い人
- バイトを通してお客様や仕事とじっくり関わりたい人
- 固定シフトでバイトをしたい人
- 手際の良さや効率よりも一つ一つの質にこだわって業務に取り組みたい人
グッズ販売のバイト|まとめ
グッズ販売のバイトは本当にきついのか?仕事内容や1日の流れを紹介し、グッズ販売のバイトに携わる上でのメリット・デメリット、求められる服装・髪型、肯定的な口コミ・否定的な口コミ、向いてる人・そうでない人の特徴などを紹介してきました。
全体を通して感じられたのは、コンサートやイベントに携わることや、そこに来場されたお客様と接することにやりがいを感じられるかどうかで、グッズ販売のバイトに関わった満足度が大きく変わってくるということです。
最初から大量な物販の会計や検品作業を完璧に行うことは簡単ではありませんが、何度か経験することで手際よく正確にさばけるようになった物販バイトの経験者も多くおられます。
携わったことのないバイトに応募するときは誰もが不安に思いためらうものです。当然グッズ販売のバイトにもメリット・デメリットがありますが、グッズ販売のバイトに携わったからこそ味わえる充実感であったり、楽しさややりがいがあります。
もしもグッズ販売のバイトへの応募に興味を持たれたのなら、短期のお仕事なのでまずは気楽にグッズ販売のバイトを取り扱っている派遣会社に登録をしてみましょう。
そして、自分に合いそうな案件から挑戦してみるのも一つの選択肢ではないでしょうか。得られるのは給与だけでなく、思いがけない出会いやわすれられない貴重な経験だとしたら、もうためらう理由はありませんね。