保育学生と聞くと、なんだか忙しそうなイメージがありますよね。
保育学生になったばかりの方、保育学生を目指す方の中には、「学校とバイトは両立できるの?」と不安に思っている方もいるかもしれません。
今回は、保育学生が忙しい理由と、保育学生が学校とアルバイトを両立できるバイト選びのポイントをふまえて、あなたに合ったアルバイトをご紹介します。
保育学生はなぜ忙しいの?
まずは、「なぜ保育学生は忙しいのか」について簡単にまとめました。
- 保育実習があるから
- 毎日の勉強が忙しいから
保育学生が忙しく、アルバイトをしづらいと思う理由の一つは、『保育実習』があること。
保育学生が保育士の資格を取るには、必ず保育実習に参加しなければなりません。
学校によって期間は異なりますが、30日以上の日数を数回に分けて実習に参加する必要があります。
実習の間は、アルバイトに行くことは難しいです。朝早く起きて準備をして、実習が終わったら実習日誌を書いて、次の日の実習の準備をして・・・。とても忙しいからです。
そのため、アルバイトはシフトの融通が利く職場を探す工夫が必要かもしれませんね。
もう一つの理由は、『日々の勉強が忙しい』という点。
座学だけでなく、ピアノ、作り物、歌や手遊びといった実技の練習にも時間が必要です。
保育のスキルを身につけながらできるアルバイトを、選んでみるのもよいかもしれません。
保育学生がアルバイトを選ぶときのポイントは?
ここからは、保育学生がアルバイトを選ぶ時のポイントをまとめました。
シフトの融通が利きくか
一つは、シフトの融通がきくかどうか。実習中はとてもいそがしいので、アルバイトをするのはほぼ不可能といえます。そのため、実習期間中は休ませてもらえるような職場がおすすめです。
また、日々の勉強が忙しいという点から、固定のシフトでは実技の練習ができず、単位を落としてしまう・・・なんてことになったら大変です。
学校とアルバイトを両立するには、テスト期間はシフトの時間を少なめにしてもらえるバイト先を選ぶとよいでしょう。
子どもと接する機会があるか
子どもと接する機会があるかどうかも、アルバイトを選ぶ際に意識してみるのもよいでしょう。
今まで子どもと接する機会がなかったという方もいると思います。
実習に行った保育園で、子どもたちに囲まれてあたふた・・・なんてことも。
普段から子どもたちと接することで、コミュニケーションの取り方が学べるのでおすすめです。
自宅や学校から通いやすいか
アルバイトを探すときには、『自宅や学校から通いやすいか』というのもポイントになってきます。職場が近ければ通勤時間が節約できます。その分アルバイトができる時間が増えたり、勉強したり、時には自宅でゆっくり過ごす時間が作れます。
学校とアルバイトを両立するには、こういった点を踏まえて職場を選ぶとよいでしょう。
忙しい保育学生におすすめのバイト10選
ここからは、上記のポイントを踏まえて、保育学生の方におすすめのアルバイトを紹介していきます。
どのようなバイトを始めようか悩んでいる場合は、この中から選んでみてもいいかもしれません。ぜひバイト探しの参考にしてみてくださいね。
保育補助
【平均時給:900円~1200円】
保育補助とは、保育園で働く保育士さんの保育の補助をする仕事です。
実際の保育を間近で見ることができるので、保育学生には一番おすすめしたいアルバイトです。保育士さんの補助がメインの仕事で、子どもと関わって過ごしたり、保育に必要な教材の準備や、子どもたちが過ごしやすい環境を整えるための掃除などを頼まれたりすることもあります。
資格がなくても、保育学生ということで採用してもらいやすくなることがありますし、実際、保育学生を保育補助として募集している園も多いです。
ぜひチェックしてみてください。
学童保育補助
【平均時給:1000円~1200円】
学童保育補助とは、放課後や学校がない日に共働き世帯の子どもたちが楽しく遊んだり勉強するためのお手伝いをする仕事です。
他にも、おやつの準備をしたり、学童でのイベント企画・運営を行ったりと仕事内容は様々です。
小学生がメインなので、トラブルが起こることも度々あるでしょう。
広い視野をもって子どもたちを見守ることは、保育士になるうえでも大切なスキルです。
保育補助同様、資格や経験がなくても採用してくれるところも多いです。
テーマパーク
【平均時給:900円~1200円】
遊園地やテーマパークといったレジャー施設には、子どもたちが多く訪れます。
家族連れで遊びにくることも多く、保育園や学童とは違った子どもたちの様子をみることができるでしょう。
子どもだけでなく、保護者と接することもあるので、将来保育士になったとき保護者対応がスムーズにできるようになると思います。
仕事内容はポジションによって様々です。いずれのポジションでも、『笑顔』『コミュニケーション力』が求められますので、保育をするうえでも十分役に立つスキルが身につくでしょう。
子ども用品取り扱い店(服・玩具・雑貨など)
【平均時給:900円~1200円】
仕事内容は主に、接客、商品の陳列です。商品が子ども向けであれば、もちろん家族連れのお客さんが来て、自然と子どもや保護者と接することができます。
また、商品によって子どもの年齢や発達具合を知ることができるので、働きながら子どもについて勉強することができるでしょう。
子どもたちの間で流行っているものを知ることもできて、子どもたちとの会話も弾むと思います。
ファミリーレストラン
【平均時給:990円~1200円】
ファミリーレストランも子どもたちが多く訪れる場所です。接客、調理、配膳などが主な仕事になります。ホールでの接客業務であれば、子どもと接する機会が多くなりますし、食事の様子をみることもできます。
土日や祝日にアルバイトができる人を求めている店舗が多いため、平日は勉強で忙しい保育学生でも働きやすい職場です。
カフェ
【平均時給:900円~1100円】
仕事は主に接客です。様々なお客さんと関わるので、自然とコミュニケーション力が身につくでしょう。また、カフェで働いているのは学生のアルバイトの人も多いので、同世代の仲間ができることもメリットですね。
シフトの融通が利きやすく、土日や祝日に働ける人を募集している店舗も多いです。
自分の生活スタイルに合わせてバイトをすることができるとおもいます。
イベントスタッフ
【平均時給:1000円~1300円】
イベントスタッフは、コンサートやスポーツの試合など、大勢の人が集まるイベントで、案内をしたりチケットのもぎりをする仕事です。他にも、列整理、グッズや飲食物の販売などがあります。「1日でもOK」や「土日のみOK」という募集が多く、単発でもよい収入を得られるため学生に人気があるアルバイトです。
平日は忙しいけど、いざという時のためにお金は欲しい!という保育学生にもピッタリではないでしょうか。
チラシ配布・サンプリング
【平均時給:1100円~1500円】
仕事内容は主に、新規開店の店舗のPRのためにチラシを配ったり、サンプルを渡すことです。出かけた先でそういった仕事をしている人を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
こちらも、イベントスタッフと同様に「1日でもOK」「土日のみOK」という募集が多く、短時間でもよい収入が得られることで人気のバイトです。
データ入力
【平均時給:1000円~1200円】
データ入力とは、その名の通り「パソコンを使ってデータを入力する」仕事です。
職場によってデータの内容に違いはありますが、与えられた資料をもとに、文字や数字を打ち込んでいく作業になります。パソコンの特別な資格がなくて未経験からでも始められる場合が多いです。
コミュニケーションを積極的にとることが苦手だったり、パソコンでの作業が好きな人にはピッタリな仕事です。
保育士になってからも、パソコンでおたよりや保育計画を作成する場面があるので、タイピングになれておくためにやってみるというのもよいと思います。
まとめ
今回は、保育学生が忙しい理由と、保育学生が学校とアルバイトを両立できるバイト選びのポイントをふまえて、10種のアルバイトをご紹介してきました。
【シフトの融通がきく仕事か】【子どもと接する機会がある仕事か】【自宅や学校からかよいやすい仕事か】をポイントにしてバイトを探すと、自分にあったアルバイトを見つけやすいでしょう。
実習期間やテスト期間は、どうしても忙しくなり大変ですよね。でも、将来の夢に近づくための第一歩です。
自分に合ったバイトを見つけて、楽しく充実した学生生活を送ってくださいね。