ラジオ局のバイトは大学生もできる?評判から探し方まで経験談を紹介

ラジオ局のバイトは大学生もできる?評判から探し方まで経験談を紹介

憧れはあってもなかなか見つからない、ラジオ局のアルバイト。ラジオが好きな人にはもちろん、将来ラジオ局への就職を考えている方なら特に、今すぐチャレンジしたいですよね。

このページでは、大学生でもできるラジオ局のアルバイトを、実際の先輩たちの体験談と、おすすめの探し方を交えてご紹介します。

大学生でもできるラジオ局バイトの仕事とは

大学生でもできるラジオ局バイトの仕事とは

ラジオ局では、どの局でも学生バイトの枠が一定数あるといわれています。プロ野球中継に関わる仕事など昼間の仕事もありますが、基本的には夕方頃から始まることが多いのが特徴です。ラジオ局バイトの仕事といえば、リスナーから集まるはがきの整理や買い出しなどをイメージしますが、その他にさまざまある部署のなかでも、次のような仕事なら大学生アルバイトを募集している場合があります。

  • プロ野球の中継に関わる仕事
  • 番組ADとしての仕事
  • ニュースや報道部の仕事
  • 番組制作以外の仕事
  • デジタルコンテンツ制作の仕事
  • ネットラジオ局の仕事

ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。

プロ野球の中継に関わる仕事

プロ野球では、毎年試合が行われる3月~10月頃のことをシーズン(レギュラーシーズン)と呼んだりしますね。この時期には中継のアシスタント業務として、大学生アルバイトの募集があります。

競技の得点や試合経過を記録したり、資料の準備をするなど、放送に関わる雑務を行います。勤務時間は、プロ野球の試合スケジュールや、担当しているゲームの時間に準じており、土日祝日の勤務や、デーゲーム担当、ナイトゲーム担当などがあります。

プロ野球の試合が行われる3月~10月ごろの期間限定の募集となることが多いため、シーズン前の求人には注目したいところです。

ニュースや報道部の仕事

報道部では、交通情報や天気情報、事件や事故などのニュースを取材して放送しています。この部署では、ニュース原稿の準備や編集作業、事務的な雑用業務を担当します。スタッフの人数が少ない場合もあるため、一人でたくさんの仕事をこなさなければいけない場合もあります。

番組ADとしての仕事

各番組の制作部には、ディレクターの補助作業を担当するADが存在します。ADの仕事は、リスナーからのはがきやメールをチェックしたり、控え室や機材の掃除、CDの準備など、雑用と呼ばれる仕事が中心になります。カンペを使って番組進行をしたりなどの収録現場に関わることはごくまれのようです。ケータリングの手配や買い出し、屋外での取材など、体力と精神力も必要になります。

デジタルコンテンツ制作の仕事

近年ラジオのネット配信は当たり前になってきましたが、ネット配信用のコンテンツを制作することは、デジタルコンテンツ制作と呼ばれます。動画の撮影や編集作業を行います。デジタルコンテンツ制作では、専門的な知識が必要となるソフトを使用することもあるので、使いこなせるものがあると有利になるでしょう。

番組制作以外の仕事

ラジオ局では、番組制作以外にもさまざまな仕事があります。制作部以外にもいろいろな部署があり、たくさんの社員がいるため、社員のサポート業務が主な仕事です。具体的には、資料や郵便物の整理、電話対応などにあたります。

ネットラジオ局の仕事

インターネット回線を通じて配信されるネットラジオも、ここ数年盛り上がりを見せている分野といえるでしょう。時間や場所を選ばず好きなタイミングで好きな番組を聞けることは、ネットラジオの大きな魅力といえます。

ネットラジオ局でのアルバイトでは、ディレクターをサポートするAD業務を行います。デジタルコンテンツ制作と重なりますが、ネットラジオ局でもコンテンツ制作のための専門的な知識が必要な場合もあります。

ラジオ局バイトの体験談

ラジオ局バイトの体験談

なかなか募集のないラジオ局バイト。実際の体験談から、ラジオ局バイトの印象をまとめました。

ラジオ局バイトのやりがい・楽しさ

ラジオ局のバイトは、ただでさえ募集が少なく、人気なため倍率も高くなります。ラジオ局バイトに憧れている人は多いため、「働けるだけで嬉しい」「知らないことをたくさん学べる」といった声が多いようです。特に将来、ラジオ局への就職を考えている人や、放送に関わりたいと考えている人には、学生のうちから番組制作のあらゆる面を見られるのは大きなメリットと言えそうです。

ラジオ局への憧れの気持ちだけで入った人も、プロフェッショナルな現場の方々に囲まれて仕事をするうちに、「正しい情報を伝えたい」という使命感を持つ人もいるようです。「もともとラジオが好きだったが、もっと好きになった」という人も。自分が取材した内容が番組に取り上げられたり、リスナーからのリクエストを受けて自分が必死に探した音源が放送で流れたり、自分が関わったことが直接放送に反映されることで、やりがいを感じている人が多いようでした。

ラジオ局バイトはここがきつい

ラジオ局のバイトは、特に大学生にとっては雑用ばかりの仕事になりそうです。放送の準備のためにCD音源などを探して走り回るようなことも多かったり、屋外でのアンケートを長時間実施したり、忙しいときは定時で上がれないこともあるようなので、体力勝負の現場となるでしょう。
プロ野球中継に関わる仕事では、試合の展開によっては仕事の終わる時間が読めなかったり、突然の悪天候に対応できず、ずぶ濡れになることも。

また、大学生アルバイトでラジオパーソナリティーを経験した人もいます。パーソナリティーの仕事では声が命となるため、体調管理も欠かせません。喉を守るため、飲み会やカラオケを思いっきり楽しむこともできなくなるようです。

どの現場でも放送に支障をきたすような失敗は決して許されず、常に緊張感があるためプレッシャーに感じることもありそうです。そのほかにも、「理不尽なことで怒られる」、「プライベートをいじられる」など、下っ端としての辛さが多いようです。

ラジオ局バイトに向いてるのはどんな人?

以上のように、実際にラジオ局のアルバイトを経験した人は、さまざまな感想を持っているようでした。いいところ・悪いところも含めて、どのような人が向いていると言えるのでしょうか。

まず、雑用ばかりの仕事だとしても、責任をもって根気よく取り組む真面目さは必要不可欠です。わからないことだらけの業界なので、周りの先輩スタッフに相談できるコミュニケーション能力も必要になります。
また、ラジオ局の現場は常に慌ただしく時間に追われているため、臨機応変に素早く対応できる行動力も必要です。さらに状況を観察して判断する力があれば、とっさのトラブルにも慌てず対応できるでしょう。

ラジオ局バイトに関するよくある疑問

ラジオ局バイトに関するよくある疑問
ラジオ局バイトについて、仕事内容や体験談を見てきましたが、時給や拘束時間などまだまだ気になる疑問が生まれてきますね。よくある疑問を、Q&A形式で答えていきます。

シフトや勤務時間はどのくらいですか?
大学生も応募できるラジオ局バイトのシフトは、「週2~3日勤務」とされているものが多いようですが、「週1日以上」というものも中にはあるようです。勤務時間は、基本的には8時間程度とされていますが、番組の放送時間によっては長くなることも、短くなることもあります。また、忙しいときには定時であがれない場合もあるようです。
時給はどのくらいですか?
学生バイトの時給は、1,000円程度からが相場のようです。深夜帯は、1,200円~1,300円とアップすることもあるようですが、基本的には時給は比較的安いほうだと言われています。時給の高さよりも、仕事内容の充実感を求めている人が多いようです。ただ、デジタルコンテンツ制作などで専門的な知識が必要な職種は、これよりも高時給になるでしょう。
有名人に会えますか?
ラジオ局には、日常的に芸能関係者が出入りしており、実際にラジオ局でアルバイトをしていた人にも、芸能人に会えたという人はたくさんいます。タレントや有名人を間近で見ることができることをやりがいだと感じる人もいるようですが、仕事内容とはまた別になるので、有名人に会うことばかりに期待しすぎるのは、やめたほうが良さそうです。

ラジオ局バイトに応募しよう

ラジオ局バイトに応募しよう

大学生のうちからラジオ局でアルバイトすることは、普段の生活ではなかなか体験できない学びがある分、きつい仕事であることもわかりました。それでも、ラジオ局バイトに応募したいという方のために、ラジオ局バイトの探し方と、面接に向けてできることを見ていきましょう。

ラジオ局バイトの探し方

ラジオ局バイトは、そもそも募集が少なく大変レアな求人のため、こまめにチェックすることが必要です。定期的に学生バイト枠の募集があるので、見逃さないようにしましょう。
プロ野球中継に関わるアルバイトは、シーズンが始まる前から募集がかけられます。プロ野球中継は期間限定の募集ですが、毎年訪れるチャンスでもあります。

また、大学生に向けた求人としては、先任の学生が卒業する前の時期に募集がある場合があります。求人サイトだけでなく、ラジオ局のホームページを直接見てみることも大切です。大学に放送系のサークルがある人は、ラジオ局の学生アルバイトの紹介をしてもらえることもあります。ラジオ局で実際に働いている先輩の話を聞けることもあるので、近道と言えるでしょう。

ラジオ局バイト面接対策

ラジオ局でアルバイトをするためには、まわりの上司や先輩スタッフと良好なコミュニケーションがとれ、信頼関係を築けるかが重要になります。また、雑用ばかりの仕事だとしても、責任を持って真面目に取り組むことができる誠実な姿勢や、とっさのトラブルに臨機応変に対応できる力もアピールポイントになるでしょう。
コミュニケーション能力をはかるため、面接では、はきはきとわかりやすく答えられているかや、面接官の目を見て話しているかというような基本的な姿勢も見られています。さらに、「ラジオ局への憧れ」だけではなく、具体的にやりたい仕事を伝えることで熱意をアピールしましょう。