税務署で確定申告のバイトって?仕事内容や募集まで体験談で徹底解説

税務署での確定申告のバイトって、なにをするのだろうか?これから税務署で確定申告のバイトを行おうかな?などと考えている場合、税務署の確定申告のバイトって、楽なのでしょうか?それとも大変なのでしょうか?
実際に税務署での確定申告のバイトってなにをするの?どういう内容なの?いつ募集しているの?など、さまざまな疑問や不安があると思います。
税務署の確定申告のバイトがどのようなものかを体験談を含めて徹底解説していきたいと思います。

確定申告のバイトの仕事内容は?

確定申告のバイトの仕事内容は簡単に下記の5点になります。

  • 申告書類作成コーナーのパソコン操作を補助
  • 専用端末でデータ入力
  • 提出書類の受付対応
  • 会場の案内や受付対応
  • 提出書類の整理や事務作業

確定申告の繁忙期は、毎日たくさんの書類が届いたり、来場者が急に多くなります。普段は、静かな税務署もこの期間だけは書類と人で溢れかえります。
そのため、申告期間中は、基本的に朝にグループ分けされた仕事を終日行い、税務署はずっと稼働しているためお昼休憩は交代です。

確定申告のバイトは、仕事内容により大きく3つのグループに分けられます。

  • 書類を仕分けるグループ
  • データを入力するグループ
  • 確定申告会場で納税者の対応・案内をするグループ

大きく3つのグループの内容について

3つにグループ分けされたグループの仕事内容になります。

書類を仕分けるグループ

  • 各市町村別に送られてきた書類の仕分け
  • 納税の必要が有るか、還付金がある、納税も還付もないかの仕分け
  • 株や為替などの申告、不動産の申告などを添付していないか
  • 重なっている書類の剥がし
  • データ入力が終わった書類を元に戻す
  • 仕分け作業の中には、医療控除書類のチェック(領収書の添付が必要となり関係ないレシートがないかなどを含め確認)

データを入力するグループ

  • 決められたフォームにひたすら内容を入力

手書きやパソコンで入力したものをプリントアウトして郵送する場合があります。
それらも管理するために手作業でデータ入力する必要があります。

確定申告会場での納税者対応するグループ

  • 申告書類作成コーナーのパソコン操作の補助
  • 確定申告の期間中は、臨時で来場者の申告用入力会場が設けられることがあります。そこでの各納税者がパソコンに入力をしていく際のサポートになります。(パソコンが苦手な方がいらっしゃるので、入力の操作、税に関する質問、医療控除の対象になるかどうかなど個別に対応の必要)

  • 会場の案内や受付対応
  • 混雑が予想されるときは事前に会場を項目ごとに区切ったり、待機場所を作ったり、職員が順に案内するなどして混乱を防ぎます。来場者がPC入力後のプリントアウトを担当します。来場者に整理番号を配ることや会場全体の案内係をする(トイレへの案内も含む)など直接来場者と関わる「接客」をします。

確定申告のバイトの募集について


確定申告の期間は、2月16日〜3月15日になりますが、バイトの期間は残務処理などもあるため、税務署により12月から4月くらいまでになる場合があります。

募集時期について

税務署によりますが、募集時期は毎年11〜12月頃になります。10月現在にて募集を行っている税務署もあります。募集されているかは、こまめにチェックが必要です。

求人の掲載場所について

  • 国税庁のホームページ
  • 青色申告会などのホームページ
  • ハローワーク
  • 一般の求人サイト

さまざまなところから募集が出ます。

応募方法について

  1. 電話で募集状況などを確認
  2. 履歴書郵送による書類選考
  3. 書類選考後面接

面接においては、志望理由、希望シフト、パソコンでデータ入力が出来るかどうかなどの確認をされます。

事前研修について

実際に勤務する前に事前研修があります。
期間は2〜3日程度になります。
所得や控除、白色申告と青色申告について、書面と電子機器(スマホやパソコン)からの申請方法などを座学で学びます。確定申告用のフォームを使い、さまざまな申告パターンでの入力練習を行い勤務に臨みます。マニュアルもありますが、範囲が広いため慣れない書類や聞きなれない単語に戸惑うことがあると思います。納税者も1人1人聞きたいことなど申告する内容が違います。臨機応変に対応することが必要となります。

勤務開始後は、職員に聞きながら作業をこなして慣れて行きましょう。
確定申告は、お金に関わることになります。分からないことは曖昧な対応はせずに職員に確認しましょう。納税者側からは、お金のことなのに曖昧な対応をされると不安になります。真摯な対応を行うことでごく稀に起こる理不尽なことも減るかと思います。

まとめ

税務署での確定申告のバイトは、将来に向けて確定申告の申告方法や書類の書き方などが学べます。そのため、お金に関する知識を身につけたい人や税務関係の仕事に就いてみたい人などにはぴったりと言える仕事です。
仕事の仕方によっては、確定申告後にも引き続きバイトを行わないかなどの声がかかることがあるので、継続して知識が身に付きます。
ただ、ごく稀に理不尽な対応をされる方がいらっしゃるため多少メンタルは強くなるのかと思います。
ただ、引っ越し等をしても一度経験したことは場所が違えど生かすことができます。
少しでも興味を持った方は、ぜひチャレンジしてみてください。