街を歩いていると、ティッシュやチラシを配るサンプリングの仕事をしている人を見かけることがあります。
「業務時間は何時間くらいだろう!?」 「どこの求人サイトに載っているの!?」
「スキマ時間にお小遣いをしたいな」...
そんな方へ向けてサンプリングの仕事内容や勤務条件をご紹介!
後半には体験談もあります。 是非ご覧ください!
サンプリングとは?
サンプリングとは商品を無料で配り、認知度や購買意欲を向上させるために行うセールスプロモーションの一つです。
配布されるものはティッシュやチラシだけの場合もあれば、食品や化粧品のサンプルなど様々なものがあります。
また、サンプリングといっても手法には種類があります。
街頭でのサンプリング
サンプリングをしている人をよく見かける場所として、まず思い浮かぶのは駅の改札付近ではないでしょうか。
商業施設や商店街でも店舗のクーポンなどビラ配りをしている人を見かけることがあります。
街頭サンプリングは最もポピュラーなサンプリング法と言えます。
ターゲットを絞ったルートサンプリング
商品によっては幼稚園や大学、マンションやゴルフ場など場所を絞って実施する方が効率的な場合もあります。
街頭サンプリングのように不特定多数というより、上記のようにターゲットを絞ったサンプリングをルートサンプリングと言います。
例えば幼稚園で行事の日にサンプリングをすれば保護者が受け取ってくれる可能性が高いと予想されます。
配布物としては、音楽教室など習い事のチラシや学習教材です。
筆者も、幼稚園でサンプリングがあったかまでは分かりませんが音楽教室に通っていました。
対面ではなくWebサンプリング
ホームページやSNSなどのツールを使い商品を配布するWebサンプリングという手法もあります。
ユーザーから会員登録をしてもらい、それと引き換えに企業はサンプルを送ります。
企業はホームページやSNSなどを使い商品の宣伝をしていくことが重要であり、ユーザーから動いてもらわない限りは商品を配れない点は大変な面と言えます。
しかし会員登録の手間をかけて申し込むということは初めからユーザーは商品への関心が強いということです。
不特定多数の人に配るよりも商品を購入してもらいやすい傾向があるということが、企業がWebサンプリングを取り入れる理由でしょう。
サンプリングに向いている人とは
- 体力があること
- 目の前を通っていく人に話しかけて商品を渡せる度胸があること
サンプリングは立ち仕事であるため、それに耐えれるだけの体力が必須となります。
足腰への負担もありますが、気候に耐えることができるかどうかも重要なポイントです。
真夏の屋外業務は熱中症になってしまう可能性もありますし、かなりの体力勝負と言えます。
真冬に雨が降っていても傘を差しながらサンプリングをすることもあります。
少し雨や雪が降っているぐらいなら基本的に中止にはなりません。
ただでさえ寒いというのに、雨風でさらに追い打ちをかける寒さに耐えられるか…ご自身だったらどうか想像してみてください。
また、無言で配っていては受け取ってくれないでしょう。
自分が受け取る側として考えてみると分かりやすいですよね。
駅の改札付近は特に通勤、通学の時間帯は急ぎ足で歩いていく人も多いです。
商品を受け取ってもらえるよう目の前を足早に通っていく人に声をかけて配っていける、ある程度の度胸は必要です。
サンプリングの勤務条件
実際にサンプリングの勤務条件はどのような感じか気になるところ。
時給制が日給制か
まず大きく二つに分けると時給制か日給制かという点です。
時給制の場合、もし早く配り切ってしまうと勤務終了になり給料が少なくなることを避けたいという方もいるでしょう。
ただし配りきったら終了という案件で日給制だと、短時間で高収入を得られる可能性もあります。
目標数を早く配布できたというような成果を上げた場合、時給or日給に加えて出来高報酬をもらえるという案件も中にはあります。
出来高報酬があるということは仕事内容もハードになることが予想されますがモチベーションアップに繋がるという方は、そういった案件にチャレンジするのもありだと思います。
定期的に勤務に入るより単発が多い
週に数回、安定的にシフトに入るというより単発の案件が比較的多い傾向があります。
1日だけ勤務可の案件やイベント期間中の数日間という案件もあるので、隙間時間にちょっと副業したいという人や長い夏休み中だけバイトをしたいという学生さんにもオススメです。
それでは実際の求人情報を見てみましょう。
渋谷や川越でティッシュ配り
会社名 | (株)チーム・チャンネル アクティブスタッフ |
---|---|
仕事内容 | 駅前でティッシュ配り |
時給 | 1100円~ |
シフト | シフト自己申告制(7日ごとに提出)、 1日2時間~、週1日勤務から可能 |
週1日2時から勤務可、シフトの提出が7日ごとというのは他の予定とのバランスを見ながら勤務しやすそうです。
筆者のサンプリング業務の体験談
筆者もサンプリングのバイトをかつてしたことがあるので、体験談を綴っていきます。
今まで配ったことのあるサンプリングの商品としてはチラシ、カタログ、うちわ、化粧品サンプル、ファイルなどです。
特にチラシやカタログは根気、体力が必要
正直なところ、自分が受け取る側に置き換えてみると「チラシやカタログはよっぽど興味のある内容でなければ受け取ると荷物になってしまう」と感じます。
実際にサンプリングをしてみると、やはり受け取ってもらうことは少々難しかったです。
1日8時間など長時間勤務で数日間となると、受け取ってもらえなくても配り続ける根気と体力がかなり必要となります。
季節に合った商品
夏の暑い日に駅構内でうちわのサンプリングをしたことがあります。
電車が到着して一気に人が降りてきた時に配ると、高確率で受け取ってもらえました。
「暑いからちょうどよかった」と感じる方が多いのでしょう。
受け取ってもらえない大変さをできるだけ避けたいという方は季節に合った商品のサンプリングはオススメです。
化粧品サンプルは配りやすいと予想していましたが...
知名度のある化粧品の新商品を使ってみたい、と思う女性は多いのではないでしょうか。
サンプリングをする場所が都心でオシャレな街として有名な場所だったので「美意識の高い女性が多いだろう」「チラシと違って化粧品サンプルなら日常で使えるものなので高確率で受け取ってもらえるだろう」と予想していました。
しかし、いざ始まってみると受け取っていただける確率は予想に反して少ない状況が続いてしまったのです。
配布数が伸びない要因の一つは化粧品サンプルがA4くらいのやや大きな袋の中に入っており、その中にパンフレットやチラシが入っていることなのではと感じました。
その袋はパッと見でパンフレットやチラシが複数入っていることが分かる状態です。
これではお出かけ中の人にとっては「受け取ってしまうと荷物になる」と判断してしまうことでしょう。
どうしたら受け取ってもらいやすいか、一つの例として個人的に感じたことがあります。
それはチラシを入れるとしたら化粧品サンプルと同じくらいの透明の袋に同封するという形を取るということです。 化粧品サンプルを表面に入れれば受け取る人にとってサンプルが目に入りやすくなり、大きさもコンパクトであれば比較的受け取ってもらえるのではないだろうかと思いました。
サンプリングバイトのメリット・デメリットとは
最後にサンプリングのバイトのメリット、デメリットをまとめます。
メリットは…
- 覚えることが少ない
- 受け取ってもらいやすい商品だと精神的な負担が比較的軽い
- 日給制だと短時間・高収入の可能性がある
- 単発の案件も多く、都合の良い日にシフトを入れやすい
デメリットは…
- 立ち仕事のため足腰がきつくなってくる
- 気候に耐えること(特に真夏と真冬)が大変
- 受け取ってもらいにくい商品だと精神的な負担が大きい
- あまりに強い雨風や雪で中止になると稼げなくなる
サンプリングのバイトについて、今回の記事は以上となります。
「体力的、精神的にきつそうだから別のバイトを探そう」と思った方もいるかもしれません。
単発の案件もありますし「試しに一度やってみようかな」という方はチャレンジしてみるのもいいと思います。
体に気をつけて頑張ってくださいね!