伝統的な紅白の巫女装束を身に纏い、神様に仕える。漫画やアニメでも神秘的に描かれることの多い巫女の姿に女性なら誰もが一度は憧れたことがあるのではないでしょうか?
「年齢制限もあるみたいだし1度は巫女を経験してみたいけど、いつどうやって巫女になれるの?巫女になるための条件は?」
巫女バイトへの疑問はたくさんありますよね。この記事では、巫女の仕事内容から勤務時間まで徹底解説したいと思います。
巫女とは
巫女とは、古来より未婚の女性のみが就ける神聖な仕事です。元来は神様から信託を授かったり祈祷や口寄せを行うなど、神道において重要な役割を果たしてきましたが、明治以降は神社に属しながら神職の補佐を担い、神事で神楽や舞を披露したり祭事の準備や参拝者応対などを主な仕事とし、現代では常勤の巫女がその役割を引き継いでいます。
巫女バイトとは?
一般的に非常勤の巫女の事を巫女バイトと呼び、主な役割は参拝者にお札や御守りを販売することです。神社で働くことはあくまでも「神様に奉仕」することであり、「労働」ではないと考えられているため巫女バイトとは表現せず、「巫女助勤」「巫女助務」と呼びます。求人を探す時によく目にするので覚えておくと良いでしょう。
人気の理由
「巫女の衣装を着てみたい」「日本の伝統に触れてみたい」というのが人気の理由のようです。憧れから興味をもつのは大事ですよね。限られた年齢の女性しか巫女さんになれないので、少しでもやりたい気持ちがあるのなら、是非チャレンジしてみましょう。
巫女バイトの採用条件は?
「勤務できる年齢も決まっているみたいだし、巫女さんになるのって難しそう!」
巫女バイトをするのに特別な条件はあるの?そんな疑問にお答えします。
年齢制限はあるの?
一般的に巫女バイトを経験できる年齢は15歳から20代前半までとされ、常勤の巫女の定年は20代後半とされています。なぜ巫女になれる期間が若い時期に限られているかというと、昔から巫女になる条件の1つが未婚とされているからです。大晦日から三が日にかけては深夜の仕事もありますので、神社によっては18歳以上で年齢制限をかけて募集している場合もあります。
巫女に資格は必要?
常勤の巫女で神職の資格をもつ人もいますが、特別な資格は全く必要なく、未婚の若い女性であればだれでも巫女になることができます。宗教上、巫女は例外として男女雇用機会均等法の適用外であるため、女性のみ募集をすることができます。
巫女バイトの募集時期と探し方
「巫女に興味があるけれど、どうやって探せばいいの?」
そんな巫女バイトの探し方に対する疑問を解決して行きます。
いつ頃探す?
巫女バイトの仕事は主に初詣で神社が賑わう年末年始に集中しています。募集は早ければ8月のお盆過ぎから始まり、遅くても10月頃から募集される場合が多いです。神社によっては七五三や結婚式を多く執り行うところもあるので、巫女バイトの短期的な募集をかけることもあります。
どうやって探す?
求人広告やサイトに載ることもある巫女バイトですが、大きな神社などはホームページ上で募集をすることもありますので、定期的にチェックすることをおすすめします。巫女バイトをしてみたい神社がある場合は直接問い合わせてみた方がよいでしょう。巫女バイトをしている知人の紹介というパターンもあるようです。
ネットで探す場合は「巫女バイト」「巫女助勤」のキーワードに「東京」「横浜」など地域名を入れて検索すると◎
巫女バイトの面接対策
清潔感があり、笑顔に自信があればバッチリです。適度に敬語が使えて受け答えがきちんとできれば何も問題ないでしょう。年末年始などの繁忙期の募集であればシフトが重要になってきますので、神社側が深夜や早朝の勤務を希望している場合は交通機関や送迎の有無が重要になってくるかもしれません。
巫女バイトの仕事と待遇
巫女はあくまでも「神様にご奉仕」するという位置づけ。それってどんなことをするの?気になる巫女バイトの仕事と待遇を確認していきましょう。
巫女バイトの仕事内容
巫女バイトの一般的な仕事内容は、社務所にて神社に参拝する人々にお礼や御守り、おみくじなどを販売(授与)したり境内の清掃を行う事です。主に接客が仕事になりますので、コミュニケーション能力はもちろんのこと体力も重要になってきます。
勤務時間
年末年始が一番忙しい神社では、1日8時間労働となることがほとんどです。大晦日から三が日にかけて24時間交代制になることも。
巫女バイトの給料
神社や地域によって金額も様々ですが、時給で800円〜1,200円を目安とし、8時間労働の日勤で7,000円〜10,000円程度、夜勤があれば+深夜料金が出ます。中には食事がつくという神社もあるようです。
巫女バイト中に気を付けることは?体験談を交えてご紹介
「巫女バイトに採用されたけど、どんな事に気を付けたらいい?」
こんな疑問に実際に巫女バイトを経験した方の声を交えて紹介します。
言葉遣いの違いに注意
一般の接客業とは違い、参拝者が商売上のお客さまではないのでふだん慣れない言葉を使う必要があります。ぶっつけ本番だとパニックになってしまうので、練習しておきたいところですね。
普段使い | 神社での言葉遣い |
---|---|
いらっしゃいませ | 明けましておめでとうございます |
代金は○○円になります | 初穂料○○円お納めください |
ありがとうございます | ようこそお参りくださいました |
巫女バイト時代に、
「いらっしゃませ」じゃなくて「ようこそお参りくださいました」
「○○円頂戴します」じゃなくて「○○円お納めいたします」
って言葉遣いを真っ先にレクチャーされた記憶が蘇った。参拝者は所謂「お客様」ではないのだよね…
— ましろぱん🥞 (@mashiro_spica) May 14, 2019
言葉遣いに関しては、事前の研修がある場合もあるようですね。購入物はあくまでも「授与品」とし、御守りも1個ではなく1体と呼ぶなど、参拝者側も気を付けなければいけない言葉遣いもあります。
防寒対策を忘れずに
年末年始の勤務であれば真冬の長時間の接客になりますので、寒さ対策も重要になってきます。巫女装束は薄くすき間も多いのでヒートテックは必須のようです。
私巫女のバイト正月したことあるからあの巫女さんの服着たことあるけど、下にヒートテック二枚着てめちゃくちゃ分厚いレギンスはいて、そんで足袋はいてホットカーペットアンドヒーターでやんないとめちゃくちゃ寒い❄️❄️着た時はテンション上がる…トイレに行きにくいから着る前にすませておく
— なつつ@妻だわ… (@natsutsu001) January 5, 2019
お正月に爽やかな笑顔を見せてくれる巫女さんですが、見た目以上に着こんでいるようですね…!凛とした振る舞いが華やかですが、想像を絶する苦労があるようです。
知り合いとの遭遇率高め
地元で巫女バイトをしていると、知り合いと遭遇することも多いようです。
高校時代同級生が巫女バイトしてたのに遭遇したことはある
うちの高校バイト禁止だったのでそっとしておいたが
— いづかわオリジン@ガチャ王決定戦 (@Keigy_priest) January 1, 2020
アルバイト禁止の学校に通っている学生さんは、知り合いに遭遇しそうな神社で働くのは気を付けたいところです。
【まとめ】巫女バイトに応募してみよう
巫女バイトの探し方から仕事内容、待遇まで徹底解説しました!
ここまで記事を読んだあなたは巫女バイトが気になっているはず。巫女バイトができる期間はとっても短いので、良い機会が訪れたら是非応募してみてくださいね。